8月1日(金)

日夜開発を進めていた飲み会幹事向け検索サービス、「助三(すけさん)」をついにリリースする運びとなりました。

華金ということで笑

何はともあれ使ってみてください。

飲み会幹事向け検索サービス「助三」

sukesan

何やこれ!?という感じかもしれませんが、まずは何も言わず検索してみてください。

そして、検索結果に表示される「助三を育てるためのアンケート」から率直な感想をお聞かせください。

3分くらいで終わると思います。

開発の経緯や課題、これからのこと等はいろいろあります。

あるんですが、そういった情報無しでどう思うのか、というところがミソです。

どうかご協力よろしくお願いします。

●サービス開発の経緯

いろいろあって4月からサービスを開発しています。

いろいろ

<顧客開発×アジャイル> サービスローンチ鎌倉集中特訓に参加して学んだ3つのこと

サービスの紹介

上司に飲み会のセッティングを頼まれた!あまりヘマはしたくないけど、正直業務時間押すし面倒やなぁ…

そんなあなたに、条件を入れれば瞬間的にお店候補を3つ提案し、上司へのメール貼付けように整理した情報まで提供してくれる。

それが「助三」です。

既存のサービスは情報量が多くて、とりあえず面倒!って思ってる人が使うとお役に立てるのではと思っています。

速く出るようになったのはいいけど、そのお店ほんとに行きたいと思うか?

というのが今検証しているところです。

ぜひぜひご協力いただきたいこと

サービスを使った上で、「助三を育てるためのアンケート」に回答していただくこと。

これに尽きます。

要は

・どんな条件でお店を検索したいか
・検索したお店がいいお店かどうかを何で判断しているか
・お店の結果が出た後にとるのはどういう行動か

というのに対する「ユーザとしての」意見が欲しいんです。

「他のユーザならこう思う人が多そう」とかじゃなく、「ユーザそのものの声」を求めています。

その声を集める手段としてのツイートボタン、いいね!ボタン、シェアボタン、LINEボタン(スマホのみ)です。

身近な方に広めていただけるととてもとても嬉しいです。

ユーザ目線のサービスを作るということ

ユーザ目線!(ドヤッ)っていうのはただただ避けたい。

それがこんな不完全な姿でサービスを世に出す理由です。

とにかくもっと考えて…もっと作り込んで…

そういうしているうちに時間も、お金も積み重なり、後戻りができなくなる。

それが誰の求めないサービスであっても。

そうでなくて、ユーザの声に触れ、想定が間違っているならサッと修正してまた試す。

このサイクルを何回も回すリーンスタートアップの手法は前提です。

その中でもこだわりたいのが、

・あんまり説明しなくても次に何すればいいか直感的にわかる
・文字としての情報量が少ない
・行動したくなる(お店に行くでも、人に知らせるでも何でも)

ということ。

他のメンバーには言ってないんですが(チラっ)、こうならないとWebサービス作る意味ってないと思います。

これらはリアルの世界・モノとサービスが結びついてないとダメだ!的な言説はどうてもよくて、低いハードルで何かしら一歩踏み出すきっかけにしたい。

今週読んでた本が、まさしく「ユーザ目線でサービスを作るとは」を語っていて感動しました。

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楽しく料理する、ということをひたすら求めて、それをサービス、ビジネスモデル、機能に落とし込むとはどういうことなのか。

もやもやしていること

明らかにダメなのに、技術的にどうにかできてないこと。

・再検索が微妙
 検索結果は3つ。けど、同じ条件でもう一度検索したいってあるでしょう。

 同じ条件を保持して検索画面に戻る、が実装できていない。

・検索条件を指定しない検索ができていない
 条件はどの項目も指定必須。

 なので、「場所はどこでもいいから外国人を接待したい!」という、特定条件を省いた検索が実装できていない。

・モバイル対応あまりしてない
 前提として、会社員が会社PCでさっと調べて共有する、という思想。

 Aさん向けに作ったとしてもBさん向けのが実はウケる。そのときにそもそもスマホの方がいい!なんてときに困る。

 モバイル向けの検索結果表示が壊滅的。

 (と思うけど、やはり検索結果をどう使うかがイメージしきれてないのが…)

・デザイン
 殺風景とシンプルは別。モバイルの話の半分くらいがデザインをしめる。

・ドメイン・URL設計
 一刻もはやくサービス専用のドメインがほしい。

 けど、その前にそもそも実装段階でアクション名妥当に作っているかから覚束ない。

…っていうのは開発サイドの思いですが、検証するまでもなく要修正なことが多いので何とかします。

直接お会いしたときにも、色々聞かせていただけると嬉しいです。

 

飲み会幹事向け検索サービス「助三」

sukesan
 

6月12日(木)

本日、2ヶ月にわたって取り組んできた企画の最終日でした。

スクリーンショット 2014-06-13 1.11.15
http://devlove.doorkeeper.jp/events/9368より

●リーンスタートアップの手法でサービスを作る!

「顧客開発とアジャイル開発を組み合わせてみよう。」
そして、アイデアからサービスのプロトタイプ作りまでをシリーズのイベントとしてデザインしてみよう。そんな着想から、今回のイベントを企画しました。せっかく、集中的に取り組むならば日常感の無い場所で行おう。私たちは、鎌倉の地を選びました。ぜひ会場から鎌倉市内に飛び出して、顧客開発しましょう。

ベンチャー創業から大企業の新規事業立ち上げまで取り入れられる「リーンスタートアップ(参考:http://leanstartupjapan.org/?page_id=25)の考えを基に、サービス企画からプロトタイプの開発までやってしまう企画です。

リーンスタートアップと言えば、エリックリースさんのこの青い本を思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし!他にも有名な本が二冊あって、その本の翻訳の監修をしたり、リーンスタートアップに関連するイベントを数多く実施してきた方々のご指導もあるという豪華な企画だったのです。

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というわけで4月12日(土)、13日(日)の合宿@鎌倉にて、リーンスタートアップやそれと親和性の高い顧客開発、アジャイル開発といった概念を学びつつ、実際に鎌倉の町でインタビューをしてユーザの声を聞きながらサービスのアイディアを考えたのでした。

ここで登場したのが「割とやる気はないけど、上司に文句言われるのはやだから卒なくこなしたい飲み会幹事向けサービス助三」です。

当初の想定は、飲み会の条件を3つ入力して飲み会会場候補を3つ出すというかなりシンプルなものです。

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●5月7日の発表に向けて

4月の合宿後、サービスのアイディアを基に、それが想定するユーザに受けるか実証・インタビューが始まります。

検証するためにはMVP(Minimum Viable Product:最小機能で販売可能な製品、http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140326/545962/)が必要で、実現したいサービスのうち必要最小限の機能に絞ったものを作ります。

このときは入力してもらったデータをデータベースに保存するという仕組みしかありませんでした。

CakePHP  the rapid development php framework  Sukesans

項目はこれよりさらに少なくデザインも入ってなかったんです…

で、GWは入力してもらったデータ(お店の検索条件)に該当するお店をひたすら食べログでググり、まとめてメールで返すという作業の日々でしたそれはそれで楽しかった笑

そして発表。

ユーザのニーズはある!じゃあ次はどういうビジネスモデルにしようかという話です。

●6月12日の発表に向けて

ビジネスモデルは内緒ですうぇーいwww

さすがに入力画面だけでMVPとは口が裂けても言えないので、作りました。

作りましたというか、教えてもらいました。

ソースコードをレンタルサーバにアップするところから始まり、重要な「検索」機能まで、一挙一動躓きました。

Git、GitHubでバージョン管理、複数人リモート開発する手法も伝授してもらいました。

情けないくらい何もできなかったのにもかかわらず、発表当日までに「動くもの」が形になったのはひとえにご指導のおかげです。

ユーザへのインタビューは随時進め、助三チームのメンバーで毎週打合せをし、Facebookグループで情報共有したり、Dropbox内で一緒に発表資料作ったり、とにかく楽しい日々でした。

発表当日までのチームメンバーの自分にはない視点や、どうやったらそんなん思いつくねんっていうアイディア、当日のおもろいプレゼン、そして何よりも「めっちゃ楽しい!!!」という気持ちも汲み取ってくださった方が多く、好評価をいただけました。

いい夢見れそうです。

●助三のこれから

イベントという形では一段落しました。

でも、サービスを作り込むのはこれからです。

今回発表を聞いたくださったのはイベントを企画してくださった方、参加者い加え、ベンチャーを育てる方々や、普段事業を創造してらっしゃる方々。

貴重なアドバイスをいただきました。

チームとしても検証を重ねた結果、ある仮説が出て来ているので、それを検証しつつ、システムもそれっぽく作っていきます。

ユーザとして想定する人々(飲み会会場を探す人サイド)は基本的に変わらないので、これからも検証・インタビューに付き合っていただけるととっても嬉しいです。

助三を今後ともよろしくお願いします!!

●企画を通して学んだ3つのこと

かなり引っ張ってしまいましたがそれっぽくまとめます笑

①とにかく、ものづくり楽しい!!!

や、まだもの作れないですけどね笑

そもそも参加したきっかけは、自分(たち)でサービスを0から作りたい!なんかセオリー的なものがあるならそれも学びつつ…とにかく作りたい!形にしたい!!

というものでした。

なので、プロトタイプ作るのは完全に俺が俺がwwwモードです。

基礎から本に沿ってプログラミングしていくのも1つのやり方と思うし、本みないと見えない全体像のようなものも絶対あると思うんです。

けど、これが作りたい!このアイディアを形にしたい!!という思いの基でやるモチベーションは思ったより強力でした。

あんまり寝なくても、昼休みに集中して15分くらい寝れば仕事にも差し支えません。

②これが作りたい!という思いが邪魔になる瞬間

作りたい!という思いは大きな推進力になる一方で、「サービス」を作る上で邪魔になる瞬間があります。

「作りたい!という思い」という表現より「こう作らないといけないという固定観念」と言った方が正確ですね。

当然ものづくりよりサービス作り、顧客作りが先行するわけです。

よし!作るものが決まった。さぁ調べながら作ろう!!となって進めているうちに、経験の浅い僕は一歩進めば躓き、二歩進めばこけ、三歩進めば二歩下がるわけです。

そうこうしているうちに検証は進み、方向性が変わったりします。

そうしたら、「え〜これ作ってんのにいらなくなんの?」と内心思ったり思ったり。

でもそれって作ることが目的化しているあるあるなわけで、ユーザがほしがらないもの作ってもしょうがないんです。

「一度そう決めたからそう作らないといけない」っていう世界じゃないんです。

嫌というよりも、自分が作るのが鈍足なことがネックになって、形になりきらないのに焦る、というのが正直なところなので、これは力つければ済む話です。

力つけます。

③チームで作り上げるということ

「フラット」な「チーム」を意識して何かやることって意外とないです。

ましてやサービス立ち上げとかやったことないです。

そうなると、自分で「俺これできるしこれやる!!!」というのを模索中の身としては、あの人あれ得意、その人それ得意、じゃあ自分これ、と消去法的に立ち位置を選択してしまいがちです。

けど今回はこんこんとわき上がる「作りたい!」欲に身を任せました。

仕事でやってる方の足元にも及ばないし、チームの中でとりわけ強いわけでもない。

25、6才になって始める?ほんとに?という謎の声もあります。

けど、そこに突っ込んで行く身の程知らずなので、必ずできるようになるからという意志とそれを裏付ける気合いをもってこからも歩んでいきます。

あとは、比較的他サービスを知る、自サービスを広げるは何かできると言うより基盤やチャンスがあるのではと思います。

自分ができること、自分がやりたいこと、他のひとがやらないことが重なる領域に身を置けたら最高ですね。

そこ目がけて突き進んでいくことがチームの中の個人で意識して目指したいことだとすごく思いました。

ただし、あの人あれやんないなぁ、その人もそれやんないなぁ、じゃあ自分が…というスタンスをとると際限ないのでつついてみます。

●まとめ

繰り返しになりますが、ありがたい、楽しい、貴重な経験でした。

胸張って歩ける自分を、サービスを目指して頑張ります。