4月25日(金)

2014年2月19日のWhasApp買収(Facebook、LINE競合のWhatsAppを160億ドルで買収)、
2014年3月25日のOculus VRの買収(仮想現実の未来はどこへ--FacebookによるOculus VR買収の意味を考える)が話題になった矢先。

人気行動記録アプリの「Moves」買収を発表しました。

●Movesって何?

moves

Movesは最近流行のライフログアプリ。

アプリを起動してポケットに入れておくだけで移動の距離、経路、時間等を記録してくれます。

イメージし辛いと思うので、動画でどうぞ!

歩く、走る、自転車に乗る、等も自動で識別してくれるという優れもの。

無料で手に入れることができるようなので、みなさまもいかがですか?

・iPhone スクリーンショット

iPhone スクリーンショット 1
iPhone スクリーンショット 2
iPhone スクリーンショット 3
iPhone スクリーンショット 4
iPhone スクリーンショット 5

●Movesのコメント

Moves joins Facebook!

Today, we’re delighted to announce that Facebook has acquired our company. Since we launched Moves, we’ve been focused on running a simple and clean activity diary that millions of people like you have enjoyed using.

Now, we’re joining Facebook’s talented team to work on building and improving their products and services with a shared mission of supporting simple, efficient tools for more than a billion people.

What does this mean for you as users of Moves? Moves will continue to operate as a standalone app, and there are no plans to change that or commingle data with Facebook.

Thank you for supporting us on this journey, and we’re looking forward to our future at Facebook!

BR, Sampo, and the Moves team

●Facebookは何がしたい?

上にもあるように、MovesはInstagramのように買収後も独立したアプリとして運営されるとのこと。

ただ、開発チームはFacebookのチームに加わるようで、アプリの改善はやっていくようです。

Facebookも写真や文字(結婚、働き始めました等のライフイベント)として、ライフログツールになりつつあります。

その流れで、カメラ(スマホ含む)というハードから取得するの写真データ、ユーザが入力する文字データの並びの1つとして、スマホアプリの移動情報が記録されていくのもすごく自然かなと思います。

現状でも、Run KeeperやNike+などのアプリからのデータがちらほらタイムラインに流れる中で、そういうの収集するアプリ作れるチームを社内に抱えることにどういう意味があるのかと。

やっぱりウェアラブル、モノのインターネットへの入り口をおさえにかかってるのでは?と思います。

Twitter社のCover社買収で何が起こる?性懲りもなく『ITビジネスの原理』を読んで考えてみた。

この記事でも書いたのですが、今はモバイル・スマホからウェアラブルへの過渡期にある。

けれども、スマホも普及しきっているわけでなく、ウェアラブルも一部の超先進企業が保守派の攻撃をかいくぐって(笑)実験している段階。

現状のデバイスを「気のきく」「ユーザの意図を察する」ツールとしてウェアラブルへとつないているのだと思っています。

Facebookは身につけられる系のハード・ソフトを開発できるOculusを買収していて、モノのインターネットへの歩みを進めていくのだとすると、今回はその過渡期部分を充実させる動きなのでしょう。

ウェアラブルへの動きを知るにはこの2冊がダントツで面白いです。


※Kindle版だいぶ下がりましたね!


※破格笑

別文脈で、広告重視、Facebookページのリーチは減るんでないか…との話も出ており、モノのインターネットでの文脈とどう関係するのかとても気になるところです。

https://toshi0607.com/blog/introducing-twitter-logo-wordpress-stinger3/

似たアプリにPlacemeというのもあって、どこがどう動くのか楽しみですね。