奈良に帰ってます。

20150329

春の日差しにふと地元の堤防の桜を思い出し、何年親と一緒に見てないんやろう…と思ったら悲しくなりました。

奈良を飛び出して東京に出たのは小6のときによくわからずもなぜか目指した「官僚」になるためで、方向性をあれこれ変えた今となっては東京にいる必然性がほんとにない。

でも刺激的な意味での居心地のよさから居座っているという。

一方で一人っ子な自分を親は大好きなわけで(自過剰)、GWとお盆と正月にちょろっと帰るだけ。

帰れるときはもう少し帰ってもいいのではと改めて思った次第です。

駄菓子菓子、実際家族で花見とか改めて行ったことなんてないかもしれない、というオチ。

近況報告

昨年末で2年半くらい勤めた会社をやめ、営業をやめました。

そして今年の頭からエンジニアとしての道を歩み始めました。

SIer企画営業をやめ、クラウド会計ソフトのfreeeでエンジニアとして働きます
We' re hiring!

それ以来、社内的には振り返ってはいるものの、社外に対しては直接会わない限りは話せてないし記事も書いてない!

ということで近況報告も兼ねて何かしら書いておこうと思います。

まだ働いています

結論、元気に(多少体調を崩しながら)働いています。

まずは1ヶ月。本当の意味での「試用」期間があまりにもアレなら2ヶ月目以降は無いということで働き始めた1月。

開始3日目。コードまったく書けない!やばい!ということで、このままではアウトですという旨の面談を冷や汗をかきながらしていただいたのは生々しい思い出です。

趣味で動かすのとは違うのだなぁ…という感触以前のレベルでプログラミングできなくて絶望したものの、丁寧にご指導いただいたお陰で1ヶ月でクビという事態は免れました。

じゃあ、なんだかんだエンジニアとして認められている?

1ヶ月をなんとか乗り越えないといけないんですよ〜みたいな話を転職前によくしていました。

その1ヶ月を過ぎ、晴れてエンジニアの「一員」として認めらたら報告でもしようか〜なんて思っていました。

駄菓子菓子、それはまだ至ってません。今度は6ヶ月。一人前のエンジニアになるまで闘争は続きます。

もっと必死に

がんばってないこともない。けど実力は無いし、成長速度もまだまだ。

日報書く時間もコード書いたり、ソースコードを読んだり、プログラミング関係のインプット・アウトプットに充てるようになりました。

たまに前よりは書けるように、読めるようになったかもしれない、と思うことはあります。

けどそれって、不合格ライン内で手数が10点なのか、20点なのかっていうレベルのことです。

基準は別のところにあるし、それがないまま成長だ一人前だ言ってても終わりないですよね。

チーム開発に貢献する

貢献のしかたはいろいろとあります。

その中で真っ先に高める必要があるのは直す力です。

バグが何1つ無い完璧なソフトウェアはないし、スピードとクオリティの兼ね合いで妥協して作ることもある。

それを(実は異様に根深い渡河でない限り)1日2〜3個くらいは少なくとも自分の中で問題が解消された状態にもっていってレビューに出す。

現状、ものによっては1日かからないものもあれば、2〜3日かけてもよくわからないものもあるという状態です。

ちゃんとできるようになるためにはこういうことが素早くできるようにならないといけません。
○既存のコードの動きを追えるようになる
・問題のある事象を再現させるための環境を作る
・ツールを使って問題となっている箇所を特定する
・自分の力で試せる部分が尽きたら助けを求める(★1)

○解決策を調べる
・エラー内容をググる
・実装方法何個か並べていいのから試す
・自分の力で試せる部分が尽きたら助けを求める(★1)

○正しく動く状態にする

・無駄にSQLが発行されてないか調べる
(・動作が遅くないか調べる)
・テスト書いて動かす(★2)

今遅れを作っているのはどこか考えた時、★が特に遅い気がする。

つまり、
・もうこれ以上自分の力では無理だ!ってなってからもなかなか人を頼れない。
→なかなか人に頼れず更にもがいて何とかなるパターンもある。駄菓子菓子、時間の制約もあり、1から10ま自力ですることが目的なのではないので頼るべきところは頼る。はやく!
(実際聞いたらすごく丁寧に教えてもらえるし、分かりやす過ぎて感動する。)

・最低限のテストを書くにしても、データ作りに手間取ってしまう。モック・スタブでとりあえず返ってきた値を活用する程度でよいことがあったり、テスト用データの雛形の一部を書き換えたら済むみたいなことがあったり。複雑にするのが目的ではない。大慈寺な部分をはやくおさえる!

今見つめ直す基本の写経

あまりにいろいろと不安になり先輩にいろいろ相談してみたところ、
・写経良い
・リファクタリングうんたらの本とかまだ手つけなくてもいいのでは
・試せ!とにかく試せ!
というシンプルな解をいただきました。

読書とか勉強とか好きで、あれやこれやとへーとかほーとか言いつつ、勉強してる風になっていてでも力ついてないみたいな場面けっこうあったかもしれない。

そういうわけで、いったん『リファクタリングRubyエディション』を読んでなるほどと思える部分までを終え、Railsチュートリアルと『パーフェクトRuby on Rails』を読み書きしてます。

特にチュートリアル。入社前の課題で、3〜4日でやんないとクビになっちゃう!みたいな意識でとりあえず一通り動かしたものの全然理解してなかった。

そして今読み直してもなるほど!って思える部分が多い。

・機能の足し方
・リファクタリング(共通の部分切り出すとか、切り出したのを元の箇所で動くようにするとかシンプルな類)
・テストの書き方・書くタイミング
・テストを助けてくれるツールの使い方
・認証とか認可とかセキュリティとか共通して必要になる概念と共にシンプルな実装(実例)に触れられる

基本 = 簡単ではないのはよくあることだし、少なくとも元々自分が書いていたプログラムよりは網羅的で綺麗で人が読んで足せる(意図が把握できる)コードになってます。

そして以外と「あ、これ今書いてるあの部分にそのまま使える!!」みたいなことが多い。

あと、図書を管理するツールを直そうとしていて、そのまま使いたい部分がけっこうあったり…

『パーフェクトRuby on Rails』の方は、
・なんとなく実物を追えるようになってきたのでなんでRailsってそういう設計になってるんやっけ?みたいな部分を追いたい
・これ実装してみよう!みたいな部分のレベルがチュートリアルと業務の間にあって精神的に良い

とかがよくて読み書きしてます。

最近読んだ本にも、7、8割大体理解できていて残りを足すくらいがいいんじゃね?みたいなことが書いてあって、学ぶ対象としてとてもしっくりきています。

試すことについても、pryというツールを教えていただいてからは試したいところでサーバを一旦停止して書いてみる、ってのだったり、これ解決する方法こんだけパターンあるなぁ…というのを実際にパターン別に試してこれがいい!(意図が伝わりそう、テストシンプルに書けそう)というのを決めたり、色んな粒度で取り組んでます。

不安、とは書きつつも定期的に面談してもらったり、こういうことも考えとかなくちゃね!というヒントを日常的にいただいたり、いざというときには話を聞かせてもらったり、CSSおじさんが颯爽と現れてくれたり、迷える子羊を放っておかない組織・方々です。

文字にしたら注力すべきこと・気をつけることの焦点が合ったのでめでたしめでたしです。

ほんとはもっと
・今の会社ってこんな雰囲気で~
・こんなところが好きで~
・好きなことを仕事にしてみたら実際どうか
・好きなことと得意なことが重なったらいいなぁ
とかとか書きたかったんですが、それはまたの機会に!

さいごに

4月からの体制図に自分の名前なくて、泣きそうになって探してたらNyanchuって書いてあってどんな顔したらいいのかわからなかった話はどうでもよいです。

先週くらいに体調崩してしまい休んだし、原因よくわかんないし、まだなんだかんだよくなってないしで、療養しに実家帰ったみたいなところがある。

物理的によく休んだのもあるけれど、改めてめっちゃ大事に育ててもらったなぁと思うことがあって、その恩を返したり、人(自分と関わる人)を大事に(優しく)するには必要コストとして自分を労るのも大事だと感じました。労る。それで気持ち的にもちょっと楽になりました。

長距離走のようで、近めのなゴールを意識的に定めた短距離走の繰り返しと思っているけど、それに耐えうる装備とメンテはやらないと結局無目的にゴールの遠い長距離走と結果変わらなくなってしまう。

それはダサいし、そうなるならわざわざこの道選ばない。

闘争は続く。

We' re hiring!

音楽をやって、ライブに出て、無性に文章が書きたくなりました。

ブログを書く、アクセスの多い記事を書く、SEOみたいなものを意識する、結論。伝えたいことありきのビジネスライクな表現形式をなぞる、それとは何か違う、自分の胸の内からわき起こる何かをそのまま文字として形にしていく、そんな文章が書きたくなりました。

だから小見出しとか、伝わる構成とか読み切れる長さとかは無視します。

ただ、最初に1つだけ言いたいのは、「ミスチルという呪縛」というのはMr.Childrenの音楽性云々の話ではなく、自分とミスチルの音楽の関係性を捉え直すことで見えてきた素敵なことがあったというお話です。

今でもミスチル(のイノセントワールド)は僕がギターやバンドを始めた原点で、とても大切な存在です。

自分が音楽をやるということ。これはある種生きることに対する表現、自分が生きていることに対する表現です。

僕は人生の伴侶として、旅、音楽、読書を掲げています。

(ただ、これは今後少しバランスを変え、今までとは異なる形になりそうです。)

そもそも、旅!楽しい!!生きる楽しみや!!!って思い始めたのは、大学の卒業旅行で、trippieceを使ってペルー・ボリビアに旅行したとき。

trippieceで行くペルー・ボリビア11日間の旅 ~6日目 ついに到着!ウユニ塩湖~

本だって、今こそ本棚にあふれるくらい本に囲まれているものの、大学4年生くらいまでは年に1、2冊読むか読まないか程度で、本とは完全無縁な生活を送っていたものです。

ただ、音楽は常にそばにありました。旅・音楽・読書の中でも異質です。

きっかけは全く覚えていませんが、3才からピアノを始め、センス的なものは無縁に発表会直前には狂ったように練習を重ねて何十人?百人以上?の前でクリスマスに本番を迎える。

中学受験のため、ピアノからは離れるものの、中学でははじめてカラオケに行き、中3でMr.Childrenのイノセントワールドに衝撃を受け、高1にはアコギを始める。文化祭ではバンドも組んで歌う。

大学でもずっとバンドサークルでギターを弾き、歌う。

社会人になっても会社でバンドサークルに入り、その傍ら歌とギターを習い始める。

そして今では、バンドサークルには全然参加できていないものの、歌とギターを習い、そのスクールでのライブでは毎回1〜2曲演奏しています。

音楽を続けると言っても、音楽との距離感や位置づけはそのときそのときによってまったく異なります。

ピアノをやっていた頃はよく覚えていません。とにかく発表会で弾くことへの執着というか、単に多くの人から注目される、スポットライトを浴びて、ただ自分1人に視線が集まる異様な空間への中毒みたいなものでしょう。

今よりは幼い頃なので、もっと意味的なものの外にある感覚的なものです。

中・高・大の音楽はシンプルにミスチルへの憧れだったように思います。

イノセントワールドを聞いて受けた衝撃を…衝撃に対してどうしたらいいかわからず、ただひたすら追いかけていたように思います。

その曲が好きであることと、それを歌っている人に対して憧憬の念を抱くことと、それを自分がやることはきっと重なる部分もそうでない部分もあると思いますが、やっぱりよくわかりません。

ただ、その憧れを自分が(自分たちが)やるのは他のバンドの曲を演奏することとは違くて、やっぱり楽しかったなぁと思います。

でも、憧れだけで、なるべくそれっぽく歌おうとすること、なんとなく感情をこめてそれっぽく歌おうとすること。

これには二段階の難しさがありました。

そもそも、高い声が出ないということ。

無理に真似をしようとしてもただただ醜く、聞いてくれてる人までしんどくなる。少なくとも録音を聞いた自分は。

そして仮になんとなく通る演奏があっても、それ以上にならないということ。

そんなこんなで、憧れで追い続けてきた音楽はコンプレックスとの対峙の歴史でした。

大学を出て働き始め、音楽、どうしようと思ったとき、まずは物にならなかったということと、当時喉も壊してしまっていたこと、旅や読書という他の楽しみに触れていたことからもういいか、なんて考えていました。

しかし、夏のAP bank fesでミスチル櫻井さん率いるBank Bandの演奏を聴いて、いても立ってもいられなくなり、やっぱりやろうと。

そして、どうせやるなら、自分のコンプレックスと根本から決別しようと思い立ち、スクールに通い始めました。

それでも!時間もお金も投資しても!!ミスチル歌えない!!!というのが最初の2年は変わらず。

が、3年目、2014年度には徐々に変化が。

2014年4月のライブ。

ギターソロ付き完全にオリジナルのなごり雪と、弾き語りアレンジのFunny Bunnyは自分で聞いても今までとは少し違う感じに聞こえます。

なごり雪は2回本番のライブでやったこともあるし、音域的にもそこまで辛くないし、伸び伸びと演奏できました。

Funny Bunnyも歌詞がそのとき考えていたことと重なる部分があって主体的に選びました。アレンジも共感できる歌詞が届きやすい形にしたことで演奏だけでなくその音楽・歌詞に乗った本当に自分が共感したものへの言及、少しは届いた感もありました。

ライブ後。それまではミスチルの歌を練習曲としていたのですが、本当の意味で「憧れ」の曲。秦基博さんの鱗という曲に挑戦してみることにしました。

素で歌うと100%サビが歌えない曲。1人でカラオケに行くときですら自分で歌う気にすらならない曲を敢えて選びました。

ちょっと単純ではありますが、この曲が歌えたら自分が今まで縛られてきたものほぼ全てから解放されるという淡い期待があったんです。

声の出し方が変わり(ミックスボイスという出し方に変えないとそもそも歌えない)、その歌い方で他の曲も歌い切ることで「ミスチルたれ」「ミスチルの通り歌えてなんぼ」という世界とは「違う」音楽に出会うことができる。

そして迎えた12月のライブ。

転職活動や諸々で中断せざるを得ない時期もありましたが、鱗1曲にこだわったこの半年。

たぶん今まで自分の演奏から出てきたものとは違う音楽になったような気がします。

自分で聞いていられる範囲だし、これまでの歌い方(技術)だと到底無理だったはずの曲を1曲通して人に届けた。そして既存の曲を素材として、「コピー」「音符の連続」ではない「音楽」に触れられた(気がする)。

その事実が自分にとって何より大切で、これからの自分の音楽を届ける第一歩です。

たったの1曲。5分足らずの1曲にこれまでの音楽との決別のこれからの音楽のすべてが詰まっていました。

自分の音源を何回聞いても聞いていられる、というのは今までほぼなかったです。

1曲をひらすら練習することが他の曲の改善になるとは限らないのはまた事実です。

でも、また違う形でミスチルの音楽に触れ、自分がミスチルをやることの意味が生まれるかもしれないと思うとわくわくします。

「ミスチルという呪縛」なんて言うとミスチルが悪者のように聞こえてしまいますが、そうでなくて、呪縛を作っていたのは自分の音楽に対する向き合い方で、これからはもっと1人の音楽をする人として向き合えそうということです。

これまでの柱としてきた旅、読書、音楽は再構成せざるをえません。

何となく距離感のあった仕事がなんだかんだ生活の大半を占める中での、別腹としての「人生の伴侶」。

それが、転職をきっかけとして、エンジニアとして生きることでオン・オフの境はなくなります。(予定)

読書はより技術書指向になって付き合い方は変わり、旅は…どうなるのでしょう。

それぞれの付き合い方は考えていますが、音楽は結局離れないものと感じました。

というのも、今回のライブと『ハッカーと画家』という本を読んでどうしようもなくモノが作りたくなったり、この文章が書きたくなったり、考え事をしたくなったりしたからです。

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目の前にあるものこそが正で、自分がそれに合わさなければならない。その通りにできないのは自分に非があるし、できるまで訓練してできるようにならねばならない。そのようになるにはどうすればいいか考え、正面から乗り越えるべき。

義務教育の中で自然とこびりついた思考様式は音楽にまで表出して、足枷となっていました。

月並みですが、それは完全にモノ作りをやっていく上でも陥ってはいけないことのように思います。

思いや価値を実現する手段としての技術は高いに越したことはない。

けれども、その技術に固執して得られる物は本当に価値あるものか、本当に実現したいことは何なのか。

そしてあるやり方に詰まったら他の技術を試すことは「悪くない」こと。

正面突破して身に付く技術も大事だし、初期は特に四面楚歌的にエラーに出会うかもしれないけれど決めつけないこと。

本で言うハッカー(自分が「(ソフトウェア)エンジニア」と呼んでいる人たち)と画家に加えて、音楽という活動に携わることで生まれる発想も本当に大事にしたいと思うんです。

エンジニアとしての活動にフルコミットして何もかも生み出せるに越したことはないかもしれません。

でも、自分がこの人生を歩んで来たからこそ生まれるものは価値の源泉。

音楽の道を行けば食っていけるという逃げ道ですらないからこそ続けていきます。

9月14日(日)

だいぶご無沙汰してます。

最近は日本語書く代わりにプログラミング言語を書く量が増えてます。たまにはいいもんですね。

と言っても、なかなか思うように動いてくれず、ググったり、教えてもらったりしながら牛歩の毎日です。

●Tech Garden Schoolのゼミ制度

プログラミング学習の主戦場であるTech Garden Schoolでは最近「ゼミ」というのが始まりました。

僕は「最新技術とエンジニアの現場」「JavaScriptゼミ」という2つを受講してるのですが、
どっちもアツいです。

3時間授業のはずが、7時間トイレ休憩無しノンストップwwwという驚異的な盛り上がりを見せることも。

●JavaScriptと向かい合う

今回の記事は『Node.jsとBackbone.jsのどちらを学ぶべきか』というタイトルです。

nodevsbb

javaScriptゼミの第4回目の授業でどちらを学ぶべきか考えたい、という趣旨の下で書いています。

これまで、
・javaScript(以下JS)という言語そのもの
・JSを扱いやすくするためのjQueryというライブラリの基本的な扱い方
・JSの根底にある概念(オブジェクト指向、Ajax通信)
を学んできたのですが、今後個別の処理単位にとどまらず、より大規模なWebサービスを構築するにあたっては種々のフレームワークを扱えるようになる必要があります。

今学んでいる言語は幾つかあるものの、特にJS芸人として食って行けるようになりたい(というと語弊がありますが)僕としてはJSの中でも何を中心に扱えるようになるべきか、っていうのはやや慎重に考えたいのです。

とか言って、今回の2つのフレームワークは得意な領域が異なるので、軸にしたいもの(RailsとかJSとか言語なのか、フロントエンドとかサーバサイドとか分担なのか)次第ではどっちも必要って話になるかもしれません。

が、手当たり次第学ぶにしても今目の前にあるのは何なのかをある程度理解した上でやりたいのでまとめることにしました。

ちなみに、JS芸人として食っていきたいってのは以下の理由です。

・万能感
 フロントからサーバ、ハイブリッドアプリまでJSを軸に色々できる
・学ぶ環境
 周りの人、教材
・サーバサイドの熾烈な感じ
 RailsとかPHP系とかよりフロントエンド周りのがまだ手薄かつ売り手市場では?という思い込み
https://www.wantedly.com/projects/7267
>●JavaScript の基礎知識 (ただしアプリケーションエンジニアと同等のレベルまでは要求しない)

●Node.jsとBackbone.jsのどちらを学ぶべきか

意外とNode.jsの情報に手薄感があって純粋に比較するの難しそう。

なので、致命的な情報が欠落していたらソーシャルに教えてくださいね!!

●backbone.js

スクリーンショット 2014-09-14 17.35.38
●概要
 クライアントサイドのJSのMVCフレームワーク。WebアプリにModel、View、Collection、Eventの構造・仕組みを提供します。

Rails等、サーバサイドのMVCとは別物のようです。

・Model   :データの管理や加工
・Collection:複数のModelを扱う配列みたいなもの
・View    :イベント処理、DOM操作、Model、Viewの操作
・Router   :APの状態管理

●出自
 JSで分担してアプリを書くとどこにイベントがあるのかわかり辛く、分担しにくい!!それを解決する仕組みを作ろう!!!

●メリット
・シングルページアプリケーションが作りやすい
 Routerが便利
・様々な種類のデータが扱いやすい
 Model、Collectionが便利
・イベント処理、DOM関連のコードがカオスになりにくい
 Viewが便利
・類似フレームワークと比較して軽量
 6.3KB。モバイル環境でも使える
・役割毎に分割可能
・疎結合なコードが書け、メンテナンス性が高い

●デメリット
・JSコーディングが遅くなる
 ModelとView設計が必要で鍛錬しないとサクサク書けない
・ルール違反して書けてしまう
 決まり事が少なく自由度が高いため、うまく書かないとスパゲッティコードが途端にできあがる
・Viewのコードが長く複雑になる
 Viewが担当するページ要素が広過ぎる
  Viewにデータ処理に関するコードを書いている
  →データ処理に関するコードはM/Cへ
  View同士を連携させるコードをたくさん書いてしまう
  →Mのイベントを介して連携

●必要なスキル
・JS、jQ or Zwpto.js(jQ互換の軽量ライブラリ)
・Underscore.js(あるといい)

●使用例
hulu
Foursquare
ShareWis

●参考資料
・いまさら聞けない!?Backbone.js 超入門 (オススメ!)

・BACKBONE.JSによるWebアプリケーション開発について

・5分でわかる?Backbone.js ことはじめ

これまでの「MVC」とBackbone.jsの関係について少し理解した。

●Node.js

スクリーンショット 2014-09-14 17.35.50
●概要
サーバサイドのJS製フレームワーク。「リアルタイムWeb」を実現すべく下記仕様を実装。

・ノンブロッキングI/O
 サーバ側で動作するJSで、大量データ処理をするためにノンブロッキングI/Oというモデルを採用。
 GoogleV8エンジンにより、ブロックのないイベントループを実現。
・Socket.ioを扱える
 リアルタイムな通信を実現するためのライブラリ。DBアクセスとWebページ表示を別々に行ってくれる。
・イベントループ
 リクエストやコールバックの発生はイベントとして扱い(登録する)、そのイベントに関する処理が終わったら次のイベント処理する。
 シングルスレッド。

●出自
 C10K問題への対処。大規模なI/Oが発生する処理への需要が高まっている。
 しかし、Apacheなどは1HTTPリクエストに1プロセス消費する上に、マルチスレッドだとメモリの消費が激しい。

●メリット
 概要と同じ笑

●デメリット
・一度に1つの処理しかできないため、複数の処理を捌けない
・Model周りが貧弱、マイグレーションがない
・最初にGruntfile.jsを生成するが、バージョンアップに追従するのが面倒
・オブジェクト指向でないのでチーム開発に向かない
  →Type Script MSが提供するNode用のオブジェクト指向言語がある

●使用例
・ソシャゲ、チャットサービス
・RESTfulなAPI
・Twitterのキュー
・テレビ・ゲームの統計データ
starseeker
LinkedIn(モバイル)
ピグライフ

●資料
Node.js とは一体何か?
いまアツいJavaScript!ゼロから始めるNode.js入門〜5分で環境構築編〜
基礎から学ぶNode.js
Node.jsをサーバサイドのUIレイヤに限定するのか?(大事なお話)
あのサービスも「NODE.JS」!?知らないを「卒業」しよう!NODE.JS勉強会まとめ

あと、モジュールいっぱいあるらしい。

●比較してみる

●本
教材へのアクセスという意味での学習コストは重要。Amazonで検索。
・Backbone.js:31件
・Node.js  :93件

それぞれ別の情報混じるものの、Backbone.jsのがノイズ多い印象。

純粋に教材だけ見るとNode.jsのが勉強しやすそう。

●求人
forkwellだけちょろっと覗いてみました。
・Backbone.js:11件
・Node.js  :7件

これからですかね!Railsって載せるよりPHPって載せた方が人集まるような考えで、「フロントエンドエンジニア」とか「javaScript」とかで採ってそう。

●Googleトレンド
・Backbone.jsとNode.js
スクリーンショット 2014-09-14 17.22.14

みんなが気になるNode.jsって感じですかね?

ちなみに、
・Angular.js、Knockout.js、Backbone.js
スクリーンショット 2014-09-14 17.22.44

Backbone.jsの圧倒的優位性がAngular.jsに脅かされてますね。

Angular.jsが主流になるのでしょうか?

気になるかどうかと実際使う、使いたい、検証してみたいは別かもですが参考まで。

●結論

こんなんじゃ比較なんねーよと叫びたい。

決定的にこのプロダクトがいい!!こんなの作るためにこの技術必要!!というのもない。

というわけで、Node.js学びたいと思いました。

理由としては、

・世間的に必要とされてる技術
・使ってる技術や拡張性
・Rialsと比較できる部分が多い

というあたりです。

いずれフロントエンド周りのフレームワークもちゃんとやるということで。

8月1日(金)

日夜開発を進めていた飲み会幹事向け検索サービス、「助三(すけさん)」をついにリリースする運びとなりました。

華金ということで笑

何はともあれ使ってみてください。

飲み会幹事向け検索サービス「助三」

sukesan

何やこれ!?という感じかもしれませんが、まずは何も言わず検索してみてください。

そして、検索結果に表示される「助三を育てるためのアンケート」から率直な感想をお聞かせください。

3分くらいで終わると思います。

開発の経緯や課題、これからのこと等はいろいろあります。

あるんですが、そういった情報無しでどう思うのか、というところがミソです。

どうかご協力よろしくお願いします。

●サービス開発の経緯

いろいろあって4月からサービスを開発しています。

いろいろ

<顧客開発×アジャイル> サービスローンチ鎌倉集中特訓に参加して学んだ3つのこと

サービスの紹介

上司に飲み会のセッティングを頼まれた!あまりヘマはしたくないけど、正直業務時間押すし面倒やなぁ…

そんなあなたに、条件を入れれば瞬間的にお店候補を3つ提案し、上司へのメール貼付けように整理した情報まで提供してくれる。

それが「助三」です。

既存のサービスは情報量が多くて、とりあえず面倒!って思ってる人が使うとお役に立てるのではと思っています。

速く出るようになったのはいいけど、そのお店ほんとに行きたいと思うか?

というのが今検証しているところです。

ぜひぜひご協力いただきたいこと

サービスを使った上で、「助三を育てるためのアンケート」に回答していただくこと。

これに尽きます。

要は

・どんな条件でお店を検索したいか
・検索したお店がいいお店かどうかを何で判断しているか
・お店の結果が出た後にとるのはどういう行動か

というのに対する「ユーザとしての」意見が欲しいんです。

「他のユーザならこう思う人が多そう」とかじゃなく、「ユーザそのものの声」を求めています。

その声を集める手段としてのツイートボタン、いいね!ボタン、シェアボタン、LINEボタン(スマホのみ)です。

身近な方に広めていただけるととてもとても嬉しいです。

ユーザ目線のサービスを作るということ

ユーザ目線!(ドヤッ)っていうのはただただ避けたい。

それがこんな不完全な姿でサービスを世に出す理由です。

とにかくもっと考えて…もっと作り込んで…

そういうしているうちに時間も、お金も積み重なり、後戻りができなくなる。

それが誰の求めないサービスであっても。

そうでなくて、ユーザの声に触れ、想定が間違っているならサッと修正してまた試す。

このサイクルを何回も回すリーンスタートアップの手法は前提です。

その中でもこだわりたいのが、

・あんまり説明しなくても次に何すればいいか直感的にわかる
・文字としての情報量が少ない
・行動したくなる(お店に行くでも、人に知らせるでも何でも)

ということ。

他のメンバーには言ってないんですが(チラっ)、こうならないとWebサービス作る意味ってないと思います。

これらはリアルの世界・モノとサービスが結びついてないとダメだ!的な言説はどうてもよくて、低いハードルで何かしら一歩踏み出すきっかけにしたい。

今週読んでた本が、まさしく「ユーザ目線でサービスを作るとは」を語っていて感動しました。

上坂 徹 KADOKAWA / 角川マガジンズ 2012-09-07
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by ヨメレバ

楽しく料理する、ということをひたすら求めて、それをサービス、ビジネスモデル、機能に落とし込むとはどういうことなのか。

もやもやしていること

明らかにダメなのに、技術的にどうにかできてないこと。

・再検索が微妙
 検索結果は3つ。けど、同じ条件でもう一度検索したいってあるでしょう。

 同じ条件を保持して検索画面に戻る、が実装できていない。

・検索条件を指定しない検索ができていない
 条件はどの項目も指定必須。

 なので、「場所はどこでもいいから外国人を接待したい!」という、特定条件を省いた検索が実装できていない。

・モバイル対応あまりしてない
 前提として、会社員が会社PCでさっと調べて共有する、という思想。

 Aさん向けに作ったとしてもBさん向けのが実はウケる。そのときにそもそもスマホの方がいい!なんてときに困る。

 モバイル向けの検索結果表示が壊滅的。

 (と思うけど、やはり検索結果をどう使うかがイメージしきれてないのが…)

・デザイン
 殺風景とシンプルは別。モバイルの話の半分くらいがデザインをしめる。

・ドメイン・URL設計
 一刻もはやくサービス専用のドメインがほしい。

 けど、その前にそもそも実装段階でアクション名妥当に作っているかから覚束ない。

…っていうのは開発サイドの思いですが、検証するまでもなく要修正なことが多いので何とかします。

直接お会いしたときにも、色々聞かせていただけると嬉しいです。

 

飲み会幹事向け検索サービス「助三」

sukesan
 

6月20日(金)

『本格的なビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書』でおなじみ、
プライムストラテジー社さんのセミナーに行ってきました。

DSC_0281

本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書

Webサイトの制作を効率化し、より多くの人たちをWebサイトに呼び込むためのテクニックを厳選、セミナー形式でお伝えします。美しく、ユーザビリティが高いWebサイトを作るためのTIPSをぜひお持ち帰りください。なおセミナーの終盤では、『WordPressの教科書』シリーズの読者のみなさんもしくはこれから『WordPressの教科書』シリーズをお読みになるみなさんが次に読むべき、おすすめの10冊の選書をレビューし、ご紹介します!

とのことです。

くどくどレポート書くのもいいですが、ざっくりとした流れと紹介されていた本を紹介しようと思います。

「WordPressをきっかけにしてプログラミングを1.5(≠1)から勉強する」という落としどころだったので興味を持ちました。

●「ワードプレス」と「テーマ」と「プラグイン」の関係

「ワードプレス」って何?という人のために一応触れておくと

「今あなたが読んでいるこのブログはワードプレスでできています」

という感じです。

ブログやサイトを比較的に手軽に構築できるオープンソースのソフトで、サーバを借りてその中にソフトを突っ込み、カスタマイズして使います。

無料ブログとどう違う?はこちらをどうぞ!

プログラミング1ヶ月の自分がブログをWordPressに移行したときに考えたWordPressの仕組み

デザインをかえるための仕組みが「テーマ」。公式のもので2596種類(2014年6月19日時点)あって、投稿記事はそのままで見た目を色々に変えることができます。

機能を手軽に追加する仕組みが「プラグイン」。公式のもので31737種類(2014年6月19日時点)。

ブログに「機能」っていらなくね?って思うかもですが、記事を更新したらすぐにGoogle検索で拾ってもらえるようにする仕組みや、書いた記事を自動的にバックアップするための仕組み等色々。

カスタマイズできるということは、無料でやる場合は完全に
ブログ提供会社に投げていたものをある程度自分で考えて運用する必要があるのです。

ワードプレスを学ぶにあたっては、

①ワードプレスでできることの全体像をつかむこと
②既存のテーマを活用すること
③既存のプラグインを活用すること
④オリジナルのテーマを作成すること
⑤オリジナルのプラグインを作成すること

というようなステップアップが必要とのことでした。

①〜③ができれば、普通に記事を書いたり投稿したりしてブログ生活を楽しむことができます。

しかし、それにはこんな限界が…

・既存のプラグインは過剰だなぁ(または不足だなぁ…)
・似たようなサイト見たことあるなぁ…

特に2つ目は、人気のテーマに少し偏りがあって(導入のためのネット記事が豊富で真似する人が増える)、しかもミーハーを斜め上から見下す面倒な人がいるから厄介です。

オリジナルを売りに使い始めたのに、オリジナルになりきらないのもいかがなもんか。

だから結局はプログラミングを勉強して、「テーマ」や「プラグイン」を自作するのが先のステップとしてあるんですよ、というお話だったのでした。

●ワードプレスのカスタマイズに必要なプログラミング言語とは?

ワードプレスはPHPでできたソフトウェアではありますが、PHPができればOK!というものではありません。

何か言語1つ学んだところでウェブサービス作れるはずないし、僕、HTML書けます(ドヤ)とか論外です。

具体的に何が必要かと言うと、

「テーマ」

・HTML/CSS
 ホームページの画面(PCが文字のどこがタイトルでどこが記事かとか認識できて、人間が色とか文字のフォントとか違いを感じられる)
・JavaScript
 マウスを重ねると色がかわるとか画面の動き
・PHP
 検索とか記事を読み込むとかより大きな枠組みの動き
・画像ファイル
 文字通り画像 

「プラグイン」

「テーマ」のPHPがより難しくなったもの

というイメージだそうです。

言語の担当する範囲が違うので、全部必要かどうかは作る物にもよります。

●オススメの本12選

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2冊いつ増えた!?wwwという感じですが、紹介されていた本が、う〜ん確かにワードプレスいじれるようになるかも!

と思えるくらいまとまりのある感じだったので紹介します。

①本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書

プライム・ストラテジー株式会社 SBクリエイティブ株式会社 2013-10-01
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ワードプレスと言えば!みたいな位置づけの本。実務レベルのビジネスサイトを作るチュートリアルに従って実際作って行くイメージです。

僕は最初この本買ってやってみようとしましたら、挫折するのでやめましょう笑

やるとしても、部分部分を拾う辞書代わり。

簡単な本でイメージを掴み、実際既存のプラグインやテーマを追加・交換しながら使い、ちょっとプログラミングもかじってみました!

くらいの段階で読んでみると、ああ、商用サイトってここまで作り込むのか〜セキュリティはまだちょっと置いておいて、くらいになれると思います。

②本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書2 スマートフォン対応サイト編

プライム・ストラテジー株式会社 SBクリエイティブ株式会社 2013-12-04
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①の続編。スマホやタブレットで表示する際にも、最適化して表示してくれるにはどうすればいいか?

というのを軸に、また架空の企業サイトを実際に作りながら勉強できるというものです。

③プロが選ぶ WordPress優良プラグイン事典

相原 知栄子,一戸 健宏,大串 肇,大島 義裕,大曲 仁,北村 崇,小島 勝茂,後藤 賢司,染谷 昌利,高野 直子,高橋 文樹,鳥山 優子,西川 伸一,服部 久純,星野 邦敏,松田 千尋,吉澤 富美 エムディエヌコーポレーション(MdN) 2013-03-25
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ワードプレスを実際に業務で利用しているプロ達が選ぶプラグインとその解説。

Kindle版がだいぶ安くなりました!

④WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。

水野史土 エムディエヌコーポレーション(MdN) 2014-04-22
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PHPの入門書数多くあれども、「WordPressユーザのための」と銘打ったものはこれ以外ないです。

PHPを正面から勉強するものいいかもですが、「この関数何に使うの?」「ワードプレスに使える関数ってどれ?」って絶対なります。

そういう意味では、ワードプレスから逆算して教えてくれるこの本ってかなり効率いいのではと思います。

⑤体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践

徳丸 浩 SBクリエイティブ株式会社 2013-07-26
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これは難しいです僕が今読むと、んぎえ〜って感じです笑

プラグインが自作できるようになり、全世界に公開や!ってなったとき、セキュリティ的に大丈夫なものを作るべく参考にする本。

実装できるようになる頃には、高度情報処理試験のセキュリティスペシャリストなんて瞬殺でしょう。

⑥スラスラわかるHTML&CSSのきほん

狩野 祐東 SBクリエイティブ株式会社 2014-03-03
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HTML&CSSのパッケージ本はCSS部分が重くなりがちなんだそうですが、HTMLに深く言及された本だそうです。

あっそう笑

⑦作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書

高橋 朋代,森 智佳子 SBクリエイティブ株式会社 2014-03-03
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①、②のワードプレスの教科書のHTML/CSS版です。

チュートリアルに従って1からウェブサイトを作っていきます。

最初文章だけだったものが徐々に画像やデザインで装飾されて行き、HTMLとCSSの違いもよくわかってなかった自分にとっては目から鱗でした。

大晦日〜元旦はこれをひたすら写経してました笑

⑧HTML+CSSデザイン|基本原則、これだけ。【HTML5&CSS3対応版】

大藤 幹,久保 知己,境 祐司,佐藤 裕 エムディエヌコーポレーション(MdN) 2013-08-30
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by ヨメレバ

比較的コード少なめ、概念説明しっかりな本だそうです。

何やそれ笑

ただ、1つ言えるのは、コードが何となく書けるようになると、

「で、これどういう意味やっけ?」

と思う瞬間は必ずくるので、概念中心スタイルの本もたまにはいいと思います。

⑨これからの「標準」を身につける HTML+CSSデザインレシピ

エ・ビスコム・テック・ラボ マイナビ 2014-03-20
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by ヨメレバ

立ち読みレベルですが、この本いいなぁと思いました。

それっぽい今風のデザインを作るにはどうしたらいいか、カテゴリ別にサンプルを勉強できるイメージです。

こういうタイプに位置づけられる本はトレンドを見て買い直していきたいですね。

CSSのフレームワーク(それっぽいのを手軽に作れる半既製品、パーツ集)であるTwitterBootstrapが載ってるだけでなくて、それをオリジナルにカスタマイズするにはどこをどうすればいいのかについてもそれなりにページを割いていてナイスでした。

⑩作りながら学ぶjQueryデザインの教科書

狩野 祐東 SBクリエイティブ 2014-05-22
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JQueryはJavaScriptで作る動きのあるページをより簡単な記述で書けるようにしたライブラリ(これもフレームワークなようなもの)です。

この本、サンプルサイトもきれいで見やすいです。

http://www.solidpanda.com/book-jquery/index.html

⑪jQuery最高の教科書

株式会社シフトブレイン SBクリエイティブ 2013-11-27
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by ヨメレバ

メチャ厚いわろたwww

けど、初学者にとっては理想のコンセプトだと思います。

現場の第一線で日々業務を行っている経験豊富なプロフェッショナルの開発者が執筆を担当していますが、その一方で、執筆期間中はjQueryの知識が全くないデザイナーや、プログラミング未経験者を執筆チームに加えることで、これからjQueryを学ぶ人が「どこにつまづき」、「何に疑問を抱くのか」を常に検証し、そしてブラッシュアップしていきました。

サービス作りにも似たようなことが言えますが、知りたい人が知りたいことは何か。

その感覚、生の声の傍で書かれた本って強いのでしょう。

⑫Web制作の現場で使う jQueryデザイン入門

西畑 一馬 KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2013-05-30
売り上げランキング : 4310

by ヨメレバ

僕は最近JavaScript、JQueryの勉強を始めた口ですが、JQueryやるなら取りあえず最初にこれやっとけ!的な空気が漂っています笑

実際見てみると、JQueryって何ができるようになるの?がサンプルコードと画像でイメージしやすく勉強できそうな感じなのでとてもいいと思います。

●まとめ

ブログをとっかかりにプログラミング!って面白い切り口だなと思いました。

けど、ブログも1つのWebサービスなわけで、「作りたいものをちゃんと作るためのプログラミング」という王道には乗っかってます。

え、ブログ?って思った人。

ブログってその辺のよくわかんないブログ、生まれては消えていくアプリなんかよりよっぽどたくさんの人に深く深く愛されますからね。

コンテンツ次第やないか!というのはほんとその通りですが、個人利用から商用利用まで、あらゆる単位の人をつなぐプラットフォームです。

形こそ多少変われど今後も続いていくでしょう。

その仕組を理解し、自分でも作れるようになるってきっとすごい意義深いことですよ。

ワードプレスもプログラミングもやりたいけど、設定とか煩わしそうで一歩目が踏み出せない…

なんて方はこういうのいかがでしょう?

TGS 2014-06-21 9.46.16

http://techgardenschool.com

ワードプレスなら数時間で立ち上げ、プログラミングもPHP(のフレームワーク)を中心にウェブデザイン(HTML/CSS+α)も破格で勉強できます。

かく言う僕はただの生徒なので、何か気になることがあればコメントいただければ!

6月13日(金)

あると思い込んでいたイベントがまさかの1週間前だったことに気付き、悔しいのでブログでも書きます。

ほんとはこれの東京版行く予定でした。

WordPressの創始者マット・マレンウェッグが来日、WordPressとウェブの未来について語りました

●プログラミング、やってみいや!

C789_mbanokeybord500

いきなり何やねん!という感じですが、ここ数週間は夜な夜なプログラミングをしていました。

その中で、今後のために整理したいと思うことが。

世の中、一部ではプログラミングは英語と同じくらいデフォで身につけるべき素養だ!とか、
起業家はある程度コード書けないと!
みたいな論調があります。

そういうのはとりあえずどうでもよくて、Webサービスとか作りたかったら書けばいいやん?と思うんです。

人がどうこう言ってるとかではなくて、現状どうであれ、自分の中にそういう気持ちがあれば、

ぐだぐだ言ってないでコード書けよ、ハゲ

Webサービスのつくり方 ――「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)
より)

と思うんです。

なんかサービス作ってみたい。けど全体像も見えないし、最初の一歩も見えないとき(去年の11月くらい)に出会った衝撃的な言葉で今でもよくつぶやいてます。

●プログラミングを学ぶのに不要な壁がある気がする

他の人の声には耳を傾けなくていい!と思いはするもののそれは動機や適性のお話。

プログラミングを学ぶにあたっては他の人が残した声が有力な手がかりになるのは間違いありません。

ネット、本、リアルの人。スキル身につけないといけないわけで、声との関わりは避けられません。

でも、現状その声と声がうまいこと絡み合ってない気がめっちゃするんです。

一体感とか、順番とか、どのタイミングでどう使うとか。

そういうものをつなぎ合わせるハブみたいなものがあればプログラミングがもっと身近になるような。

ニュース記事、写真、文章、広告を束ねるFacebookみたいなプラットフォームで、もう少し全体として表現される文脈があるもの。

この本読んでだいぶ触発された感はあるんですが、メディアを作りたいというのはありますね。

今年読んだ中で二番目に面白かったです。

それと、情報に溢れかえる中、意味のあるまとまりに整理して最提示するのって流行じゃないですか。

検索がアプリで行われる傾向が増、Googleなどのシェアは低下傾向に

別に今始まったわけでもないですけど、おいしいお店探すのにインターネット全体をGoogle検索するよりも食べログ内を条件検索するわけだし、流行の本買いたいときにAmazon、楽天は迷ってもGoogleかYahoo!かって話にはならない。

何かのhow toを調べたいとき、別に探す対象は特定のhow to以外必要ないし、普通の検索はその人がたどるべき順序を教えてくれない。

サービス作りのために必要な情報をもうちょっと切り出して、順番も考えて、提供したい。

本を書きたい

そのハブは、ハブという位置づけは持ちつつも色んな形があるのかなぁと思います。

セミナーで語る、勉強会で話し合う、ネットに記事を残しまくる、超キュレーションする。

でも僕は本が書きたい!

スクリーンショット 2014-06-14 9.04.58

書きたいと思う理由は3つ。

・「本」という情報の「単位」が必要
・ただただ「本」が書きたい
・大事な自分の軸である「本」を読むだけではなくて生み出したい

「本」という情報の「単位」が必要

情報の単位として「本」が必要と思います。

インターネットの発達によって、情報の単位はどんどん小さくなっていきます。

手軽に消費できる、持続しやすい一方でまとまり、全体感は見え辛い。

なんとなくのテーマ(こういう層に向けたメディアですみたいな)だけでは、サービス形にできるようになります!という目的に対してちょっと弱い。

その中で情報の単位としての「本」ってやっぱり強い気がします。

読む人を拘束できるだけの魅力があれば寄り道を各所に配置(流れを知る上では必要ないけども、実際サービスを作る上で必要な情報)しつつも「順番」がわかる。

けど、途切れない。

なんやかんや通るんですよ、本。

ただただ「本」が書きたい

生きてたら1回くらい書いてみたくないですか?本。

僕が本を読み始めたのは大学4年生の夏休み。

それまでは稀にはまる面白そうなものしか読めなかった。

読書しよう!という習慣もまったく続かなかった。

そもそも家に本なんて全然なかった。

今はゴミのようにあふれてますけどね笑

小6くらいには掲げていた、「俺、官僚になる!」た10年来の夢。

そのためにいっぱい勉強して東京にある大学に入って(東大行けなかったけど)、社学入ったけど法律も勉強できそうなサークルに入って、バイトしてお金ためて早○田セミ○ーに入学。

総務省で自治体支える仕組み作る!

駄菓子菓子!二次試験までの累計で選択肢1個分点数が足りず面接受けれず!大学4年生の夏。

(熾烈ないざこざや葛藤の末、自分史上最も重い響きを持つ「紆余曲折の末」に)就活もしてみることにし、夏採用だけでは当然きつそうだし、民間企業それまでろくに見てなくて、あまりに知らないことが多過ぎてこれなろくに社会出れんと。

なら徹底的にやろうとOB・社会人訪問は約100人のお世話に。

ネットとか本とかで企業情報だったり、自分が目指したいものを明確にするのはきついし、かと行って自分のそれまで経験したことだけで帰納的に未来を導くのも…冷静に考えて無理とは思わんかね笑

だから人に経験や感情を聞いて、自分が今まで欠いてきたものを全力で吸収すべくひたすら人に会ったんです。

もちろん、議員さんのところでインターンさせてもらったり、そのつながりでベンチャー企業の社長さんに直接お願いしてインターンさせてもらったり、なんやかんや説明会も1日5社くらい回ってみたり。

その中で出会った人で「すげー!!!」って思った人たちがみんな本読んでたから、そんな風にイケてる人になりたかったから自分も本を読んでみようと。

そしたらいつの間にか本に囲まれて生活するようになっていました。

僕にとっては「本」の中だけじゃなくて、「自分」と「本」の間に大事な大事なストーリーが詰まってるんです。

単なる情報収集の手段ではなくて、人生の大きな決断と共にあり、その決断の先に今があり、今後も羅針盤たりえるからやっと「人生の軸」の1つを陣取るようになったんです。

ちなみに、農村(農業生産法人)でインターンしてみたり、就活の後は留学してみたり、MBAに憧れたのはいいもののこの成績で大学出たらヤバくね?wwwってなって社会学部でも法学部でもない、敢えて商学部の授業でGPAを上乗せしにいって必要単位+20くらいで卒業したり、就活支援したり、プログラミング講座に通ってみたり、GREE IDEA JAM 2011でサービス自分の手でかっけー!ってなったり、そして初めてのtrippieceでの旅(ペルー・ボリビア)に出てみたり。

海外・旅の楽しさが・憧れが深く深く刻み込まれた大学5年生でした。

「旅」も軸になりつつあった時期。

大事な自分の軸である「本」を読むだけではなくて生み出したい

ワールドカップ見ます?

僕は全く興味ないです。と言ったら周囲の人に非国民扱いされた酷いご時世です。

いやー世知辛い。

だって僕サッカーやんないですもん。

小さい頃、割と自分の意志でピアノ、習字、体操教室、塾って通わせてもらえたのに、唯一やらせてもらえなかったサッカー。

自分がやらないことには興味がない!

てか点入らなさ過ぎやろ!(バスケ部)

そして好きなものには受動的には関わりたくない。

それは高1の夏(※今回回想シーン多め)。学園祭。

なんかこう積極性を欠き、クラス単位の取組みにもそこまで身が入らず。

そんな中、軽音部の友達のバンド、文化祭のフィナーレのステージ@体育館での歌と踊りがただただかっこよかった!

俺がいるべきはこっち(床)やない、そっち(舞台)や!と。

大好き(という表現すればいいのかはよくわからんけど)な音楽は眺めるわけではないと。

翌年、入った軽音部でライブに出、軽音部と室内学部の競演でステージでビートルズを歌い、あと図書館棟で企画もやり、やっぱりこっちやと確信する。
(個人的にだいぶぼろぼろではあった)

だから本も書きたい!書きたい!けどそんなネタないきっと!

という僕にも、これなら行けるんじゃ…?というネタが。

さっき不自然に、てかそれいらなくね?的な感じで出て来たGREE IDEA JAM 2011。これ見て、プログラミング講座も受けてみて、こんなん書けるんじゃないかと。

『もし入社前の文系SEがWEBサービスを作ったら』

SEですらないことは後々知ることにはなりますが、結局アイディアにとどまり形にもなりませんでした。

新サービス、ソーシャル・アカデミー(仮)の胎動

サービス自体は、今個人的に開発してるまとまるくん(仮)(休止中)とくっついてまとまらないくん(仮)として来年あたり姿を現すかもですがw

そうそう、で、1回挫折してるので、このテーマで書くこともけっこう重要なんですよ。

まとめ

あくまで自分が

「技術寄りでサービスを考え、作り、変え、大きくしていくことができるエンジニア」

になる過程での副産物でないといけないとは思いますけどね。

じゃあなってから書けばいいやんとも思いますが、大学生のときに見たプログラミングの世界と、Tech Garden Schoolに通い始めた今年の頭に見たプログラミングの世界と、MVPを一応作り上げた今見るプログラミングの世界では、視界がまったく異なります。

今でも一寸先は闇ですが、昔よりは晴れています。

が、昔感じた闇ってどんどん忘れて行くんですよ。

だから、その闇が晴れていって次が見える一瞬一瞬、闇を晴らす当事者である瞬間を切り取り残しておきたいんですよ。

その生々しい感覚と、1年後にはだいぶかわっているであろう現在地とをうまく組み合わせて、本にしたい。

そうすることでもっとサービスを自分の手で作り上げる、プログラミングするのが身近になって、一歩を踏み出す力になったらめっちゃ素敵じゃないですか?

本は次の行動に結びついてなんぼと思ってます。

サービス作るなら外注すればいい、とか、1から10までプログラミングする必要もない、とかそういう各論はどうてもいい!

名付けてプロジェクト・コンパスです。

compass

Google風www

本を書くと言いつつ、温めているメディア戦略があるのでそれとくっつくと思います。

ではでは、ゆるりとやってくと思うのでよろしくお願いします!

6月12日(木)

本日、2ヶ月にわたって取り組んできた企画の最終日でした。

スクリーンショット 2014-06-13 1.11.15
http://devlove.doorkeeper.jp/events/9368より

●リーンスタートアップの手法でサービスを作る!

「顧客開発とアジャイル開発を組み合わせてみよう。」
そして、アイデアからサービスのプロトタイプ作りまでをシリーズのイベントとしてデザインしてみよう。そんな着想から、今回のイベントを企画しました。せっかく、集中的に取り組むならば日常感の無い場所で行おう。私たちは、鎌倉の地を選びました。ぜひ会場から鎌倉市内に飛び出して、顧客開発しましょう。

ベンチャー創業から大企業の新規事業立ち上げまで取り入れられる「リーンスタートアップ(参考:http://leanstartupjapan.org/?page_id=25)の考えを基に、サービス企画からプロトタイプの開発までやってしまう企画です。

リーンスタートアップと言えば、エリックリースさんのこの青い本を思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし!他にも有名な本が二冊あって、その本の翻訳の監修をしたり、リーンスタートアップに関連するイベントを数多く実施してきた方々のご指導もあるという豪華な企画だったのです。

スポンサーは我らがTech Garden School

というわけで4月12日(土)、13日(日)の合宿@鎌倉にて、リーンスタートアップやそれと親和性の高い顧客開発、アジャイル開発といった概念を学びつつ、実際に鎌倉の町でインタビューをしてユーザの声を聞きながらサービスのアイディアを考えたのでした。

ここで登場したのが「割とやる気はないけど、上司に文句言われるのはやだから卒なくこなしたい飲み会幹事向けサービス助三」です。

当初の想定は、飲み会の条件を3つ入力して飲み会会場候補を3つ出すというかなりシンプルなものです。

sukesan1

●5月7日の発表に向けて

4月の合宿後、サービスのアイディアを基に、それが想定するユーザに受けるか実証・インタビューが始まります。

検証するためにはMVP(Minimum Viable Product:最小機能で販売可能な製品、http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140326/545962/)が必要で、実現したいサービスのうち必要最小限の機能に絞ったものを作ります。

このときは入力してもらったデータをデータベースに保存するという仕組みしかありませんでした。

CakePHP  the rapid development php framework  Sukesans

項目はこれよりさらに少なくデザインも入ってなかったんです…

で、GWは入力してもらったデータ(お店の検索条件)に該当するお店をひたすら食べログでググり、まとめてメールで返すという作業の日々でしたそれはそれで楽しかった笑

そして発表。

ユーザのニーズはある!じゃあ次はどういうビジネスモデルにしようかという話です。

●6月12日の発表に向けて

ビジネスモデルは内緒ですうぇーいwww

さすがに入力画面だけでMVPとは口が裂けても言えないので、作りました。

作りましたというか、教えてもらいました。

ソースコードをレンタルサーバにアップするところから始まり、重要な「検索」機能まで、一挙一動躓きました。

Git、GitHubでバージョン管理、複数人リモート開発する手法も伝授してもらいました。

情けないくらい何もできなかったのにもかかわらず、発表当日までに「動くもの」が形になったのはひとえにご指導のおかげです。

ユーザへのインタビューは随時進め、助三チームのメンバーで毎週打合せをし、Facebookグループで情報共有したり、Dropbox内で一緒に発表資料作ったり、とにかく楽しい日々でした。

発表当日までのチームメンバーの自分にはない視点や、どうやったらそんなん思いつくねんっていうアイディア、当日のおもろいプレゼン、そして何よりも「めっちゃ楽しい!!!」という気持ちも汲み取ってくださった方が多く、好評価をいただけました。

いい夢見れそうです。

●助三のこれから

イベントという形では一段落しました。

でも、サービスを作り込むのはこれからです。

今回発表を聞いたくださったのはイベントを企画してくださった方、参加者い加え、ベンチャーを育てる方々や、普段事業を創造してらっしゃる方々。

貴重なアドバイスをいただきました。

チームとしても検証を重ねた結果、ある仮説が出て来ているので、それを検証しつつ、システムもそれっぽく作っていきます。

ユーザとして想定する人々(飲み会会場を探す人サイド)は基本的に変わらないので、これからも検証・インタビューに付き合っていただけるととっても嬉しいです。

助三を今後ともよろしくお願いします!!

●企画を通して学んだ3つのこと

かなり引っ張ってしまいましたがそれっぽくまとめます笑

①とにかく、ものづくり楽しい!!!

や、まだもの作れないですけどね笑

そもそも参加したきっかけは、自分(たち)でサービスを0から作りたい!なんかセオリー的なものがあるならそれも学びつつ…とにかく作りたい!形にしたい!!

というものでした。

なので、プロトタイプ作るのは完全に俺が俺がwwwモードです。

基礎から本に沿ってプログラミングしていくのも1つのやり方と思うし、本みないと見えない全体像のようなものも絶対あると思うんです。

けど、これが作りたい!このアイディアを形にしたい!!という思いの基でやるモチベーションは思ったより強力でした。

あんまり寝なくても、昼休みに集中して15分くらい寝れば仕事にも差し支えません。

②これが作りたい!という思いが邪魔になる瞬間

作りたい!という思いは大きな推進力になる一方で、「サービス」を作る上で邪魔になる瞬間があります。

「作りたい!という思い」という表現より「こう作らないといけないという固定観念」と言った方が正確ですね。

当然ものづくりよりサービス作り、顧客作りが先行するわけです。

よし!作るものが決まった。さぁ調べながら作ろう!!となって進めているうちに、経験の浅い僕は一歩進めば躓き、二歩進めばこけ、三歩進めば二歩下がるわけです。

そうこうしているうちに検証は進み、方向性が変わったりします。

そうしたら、「え〜これ作ってんのにいらなくなんの?」と内心思ったり思ったり。

でもそれって作ることが目的化しているあるあるなわけで、ユーザがほしがらないもの作ってもしょうがないんです。

「一度そう決めたからそう作らないといけない」っていう世界じゃないんです。

嫌というよりも、自分が作るのが鈍足なことがネックになって、形になりきらないのに焦る、というのが正直なところなので、これは力つければ済む話です。

力つけます。

③チームで作り上げるということ

「フラット」な「チーム」を意識して何かやることって意外とないです。

ましてやサービス立ち上げとかやったことないです。

そうなると、自分で「俺これできるしこれやる!!!」というのを模索中の身としては、あの人あれ得意、その人それ得意、じゃあ自分これ、と消去法的に立ち位置を選択してしまいがちです。

けど今回はこんこんとわき上がる「作りたい!」欲に身を任せました。

仕事でやってる方の足元にも及ばないし、チームの中でとりわけ強いわけでもない。

25、6才になって始める?ほんとに?という謎の声もあります。

けど、そこに突っ込んで行く身の程知らずなので、必ずできるようになるからという意志とそれを裏付ける気合いをもってこからも歩んでいきます。

あとは、比較的他サービスを知る、自サービスを広げるは何かできると言うより基盤やチャンスがあるのではと思います。

自分ができること、自分がやりたいこと、他のひとがやらないことが重なる領域に身を置けたら最高ですね。

そこ目がけて突き進んでいくことがチームの中の個人で意識して目指したいことだとすごく思いました。

ただし、あの人あれやんないなぁ、その人もそれやんないなぁ、じゃあ自分が…というスタンスをとると際限ないのでつついてみます。

●まとめ

繰り返しになりますが、ありがたい、楽しい、貴重な経験でした。

胸張って歩ける自分を、サービスを目指して頑張ります。

6月3日(火)

毎年カリフォルニアにおいて開催されるApple主催のデベロッパー向けイベント。

「WorldWide Developers Conference」

今年も日本時間6月3日AM2時に開催されました。

140403_wwdc_2014

●期待された新端末

今回の発表に先立ち、色々な噂が。こんな記事も出ていて、iPhone6やウェアラブル端末の登場に期待が高まっていた雰囲気。

iPhone 6の特徴がよく分かる! モックアップとiPhone 5sの比較動画

駄菓子菓子!実際はハードの発表がなくて残念…って方も多かったのではないでしょうか。

そっちは9月頃なんでしょうかね。
アップルは今年後半に“最高の製品ラインアップ”を発表する

●じゃあ実際何が発表された?

もちろん、概要を伝える似たり寄ったりな記事は量産されてますし、最新OSの発表、APIの公開、ヘルスケア系社員の増員からの期待を裏切らないソフト、iOSとOS Xの連携、sfariの高速化等々あっそ〜なものから楽しみ!なものまで玉石混交です。

その一方で、新言語Swiftについては大きなメディアにとどまらず、個人単位で注目する記事が多いような気がします。

●新プログラミング言語、「Swift」の登場

apple-swift-logo

これまでiOSのネイティブアプリ向けにはObjective-Cが主流でしたが、Swiftがこれに置き換わっていくのではないかと。

既にFacebookページも。
・Swift
https://www.facebook.com/pages/Swift/1475908685980132?fref=ts

・SWIFT Programming Language
https://www.facebook.com/swiftprogramminglanguage?fref=ts

たくさんの記事。

・MacOS 10.10 Yosemite、新プログラミング言語Swiftが発表!さてさて・・・
http://ch.nicovideo.jp/akiba-cyberspacecowboys/blomaga/ar545898
→姿勢に拍手。ただただかっこいいです。

・Swiftバズがすごいことになってる-WWDCキーノートのメモ
http://f-shin.net/fsgarage/1716
→藤川真一さんの記事。なんとなくバズに流されるだけではいけないと…

この方の著書にかなり刺激を受けました。

・早速Swiftで書かれたFlappySwift
https://github.com/gscalzo/FlappySwift
→早速GitHubに上がってます。単なる速報は見飽きたけども、作るってすげぇ…

・[iOS] 新言語SwiftがObjective-Cよりも良いところ
http://qiita.com/nori0620/items/cf956fea84e82ec2aee5#2-7

・Swift ファーストインプレッション
http://mizchi.hatenablog.com/entry/2014/06/03/174739

・Objective-Cに替わる新しいプログラミング言語Swiftの登場
http://dev.classmethod.jp/smartphone/swift/

・言語仕様もiBooksにて既に無料配布
https://itunes.apple.com/jp/book/swift-programming-language/id881256329?mt=11

●感想

「エンジニア」に憧れるがゆえにこういう情報を見たら過剰に反応してるだけかもです。

ても、たくさんのAPIが開かれ、それを実装するのにふさわしい軽量に動作する言語まで準備されてるなら、触れてみたい、何か作ってみたいと情熱がわき上がるのは割と自然なこと。

よりよりハードは追究されながらもソフトウェアドリブンな世界で自由に動き回るべく成長を急ぎたいところです。

3月8日(土)

Webサービスまとまるくん(仮)のプロトタイプを発表してから約1ヶ月が経過しました。

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記① エバーノートより使いやすいWebサービス作ったったwww

開発の基にある思い、今どういう機能があって、今後どうしていきたいのかをまとめたりをしました。

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記③ 現状の機能と今後との展開

しかし!

まとまるくん(仮)まとまらなさ過ぎわろたwww

という感じで進んでいないのが現状です。

今日はちょっと進みそうな気がしたので、

・なぜサービス開発が進まないのか
 ①システム設計面
 ②サービス設計面

・これからサービス開発を進めるための準備
 ①サービス設計
 ②システム設計

という形で書こうと思います。

「情報過多に打ち勝ち、よりよい成果物を生み出すことができる」というテーマは自分にとってとても重い(大事、厄介)ものです。

しかし、他にも作ってみたいものはあるし、出てくると思うのでこういうサービス開発の「壁」は書き残しておこうと思うのです。

・なぜサービス開発が進まないのか

怠慢と言えばそれでおしまいなのですが、引っかかっている部分がありました。

 ①システム設計面

まずこれ。今のところ、ネットで見た記事の
・登録:タイトル、サマリ×3、メディア名
・一覧表示:タイトル、メディア名
・詳細表示:1つの記事のタイトル、サマリ×3、メディア名
・検索:記事

がほぼ全て。

今できることで組み立てた機能なので限定されるのはしょうがないことですが、サービスを、自分のスキルを高める上でなし崩し的に「システムの開発(≠プログラミング)」を進めていくことに違和感がありました。

とりあえず作ってみなきゃ!とは思いつつ。

更に、現状の延長線上に作っていくにしても、もう1つ1つ調べていかないと進まないし、もう少ししっかり「システム設計」(ユーザは誰で、どんな機能を使用して、画面がどう遷移して、どんなデータを使用して、データベースはどう分けて、実装するのにどんな仕組みが必要かを考え、紙に落とすこと)が必要であったりします。

しかし、それ以前にサービス(システムによって実現される、ユーザにとっての利便性)を整理する必要があるという状態でした。

 ②サービス設計面

実現したいことは、選択、判断、記事作成、資料作成等何かしらの成果物を生み出したいときに、

「あの情報使いたいねんけどどこにあったっけなぁ…」

っていうときにすぐ目当ての情報を手元に用意できるようにすることです。

だから、

・情報の原典が辿れる
・その情報(記事)でエッセンスとなる情報が3点くらいでまとまっている(サマリ)
・カテゴリ毎に情報を整理できる
・メディア毎に情報を整理できる
・カテゴリよりも細かな属性(タグ)を各情報(記事)に付加できる
・自分が蓄積した情報を退タイトル、サマリ、カテゴリ、メディア、タグで検索できる

という機能がほしい。

とか思って作り始めたのはいいものの…結局Evernoteライクなサービスとか言ってるEvernoteで全部できんじゃないの?

と言われればそれまで。

現状Evernoteでは
・欲しい記事をすぐに辿れない
・タグがごちゃごちゃしてしまって整理できない

と思ってなら自分で作ってしまえと思ったんです。

でも、
・スマホで記事を保存するときに忘れずにメモつける
・カテゴリもタグも境界曖昧やしタグで一括管理すればいい
・上の2つ管理できれば、検索で欲しい記事出てくる

というのが…ね。

昨日内容に関して話を聞いてもらっていたときに、はてぶでも似たことができるのではないかとアドバイスもいただきました。

元々使っておらず「ソーシャルブックマークサービス」ということ知らなかった自分は早速スマホ、WEB共に使ってみました。

すると、ほんとに似たことできるじゃないですか笑

・簡単に記事蓄積
・感想(書き込み)を添えられる
・タグ付けできる
・人気のタグをレコメンドしてくれる
・同じ記事に対する他人のコメント一覧できる
は基本として、

・Evernoteのように個人に閉じることなく、人気のエントリや新着の記事がカテゴリ毎に見れる。
・上級者向けにカスタマイズ可能

という機能まで。

老舗のブックマークサービスということで舐めてたら、konozamaです!

個人に最適化された情報が欲しいんであって、正直ソーシャルはいらない…

とも思っていたんですが、個人が蓄積する情報と他人の気にしている情報が干渉し合ってないのでむしろ自分が実現したい価値に対しては+に働くのではとも思います。

もはや、これから情報収集・整理の仕方買えたら公私問わず自分の作業効率上がるわって感じで小躍りです。

・これからサービス開発を進めるための準備
 ①サービス設計

じゃあどうするの?という話です。

他にもやりたいテーマはある。

誰かにやれって言われてやってんじゃない。

しかも、これに出ようとしている。

<顧客開発×アジャイル> サービスローンチ鎌倉集中特訓

サービス案を作り、ほんとに必要とされるサービスなのか町に出て調査し、プロトタイプも作り、実演する。

このチャンスが目前なだけに余計迷いますね。

これだけ他に移るかも的な空気も醸し出していて、やっぱりやりたいのでやります。

この情報検索からアウトプットまでの流れ、つまり

①情報検索(ネット上)

②整理・蓄積

③情報検索(サービス上)

④アウトプットの整理・蓄積

という流れのうち、②整理・蓄積、③情報検索(サービス上)だけにこだわらなくてもいいのかなと。

・自分が求める結果のほんとのネックになっているのどこか?
・そもそも求める結果を出すためのフローは①〜④なのか?
・仮に②、③がネックになっていて、それを支える既存サービスがあってもそれで十分か?
・既存サービスが十分でも、それをより便利に活用できる補助がでいないか?

という形で検討を進めます。

②システム設計

①サービス設計ができないと…というのもあるんですが、今は

「自分の愛する・没頭できるサービスを作る」

というのと同じくらい

「アイディアを形にできる技術を身につける」

が大事な時期と思っています。

だからこそ、この停滞感はたまらなくもどかしいです。

これを踏まえ今後の身の振り方を考えると、

①まとまるくん(仮)はサービスの必要性有無にかかわらず、Evernoteライクなサービスを作ってみる←いただいたアドバイス
②まとまるくん(仮)のサービス設計をしながら他の案に着手し作ってしまう
③人の案を形にする手伝いをする

らへんが考えられますが、

・勉強すべき内容がある程度見えている
・差別化を意識しなければシステムの設計に落とし込める①で進むべきと考えます。

はい、進路決定すっきり。

2月1日(土)

いやぁ2月。1月バタバタしてたらあっという間でしたね。

今月はローカルでしか動かないプロトタイプが外部に公開できて動くようにできたらいいなぁなんて、
おそらくそんなに勉強に避けない感じの手帳を見ないふりしながら。

さてさて、
EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記① エバーノートより使いやすいWebサービス作ったったwww
では、とりあえず曲がりなりにも動くWebサービスを作ったことを、

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記② 開発の基にある思いでは、このサービスで実現したいことについて書きました。
では、このサービスで実現したいことについて書きました。

今回は、このサービスが現状どうなっているのか、そしてどうしていきたいのかについて書こうと思います。

●今のまとまるくん(仮)でできること

・概要

ニュース等のネット記事のタイトル、サマリ×3、URLを記録。

資料・記事作成、判断等のアウトプットを出すときに、記憶の中に断片的なフレーズから元の記事をたどりやすくするサービス。

・機能

・登録
 記事タイトル、サマリ、URL(画面上はメディアのロゴ)
・検索
 メディア名、その他で検索
・詳細表示 
 1つの記事のタイトル、サマリ1〜3、元記事リンクを表示

●これからのまとまるくん(仮)でやりたいこと

【追加したい】
・登録の確認
 登録する内容を表示し、誤りがないか確認する
・投稿の削除
 登録内容の選択、確認削除をできるようにする  
・投稿の編集
 選択した投稿を再表示、修正、登録できるようにする
・メディアの追加
 検索や既存の投稿に存在しないメディア名、ロゴをユーザが追加できるようにする
・サマリ内容の検索
 トップ画面でメディア名だけでなく、表示されていないサマリの内容も対象に検索できるようにする
・要約の自動化
 数値、概要、関連サービス等、元記事を指定すると自動的に拾ってくるようにする
 
【改善したい】
・画像DBの分割
 現状各投稿に画像を紐づけているので、メディア名から別のDBに格納しているファイルを
 紐付けられるようにする
・画面構成
 左に一覧表示機能
 右上に検索機能
 右下に登録機能

【検討したい】
・外部公開
・アウトプット(資料化、記事執筆、判断)に必要な情報等、情報整理内容のテンプレート化
 (サマリ3つという構成の変更)

●できることを実現するために身につけないといけない技術
ぶっちゃけようわからんですね…

・登録確認・削除・変更
 ➡調べたらできそう
・メディア追加
 ➡メディア名を追加していくことはできても、ロゴは手動になってしまう…?
・サマリ内容の検索
 ➡DBを検索するときのCakePHPのルール
・要約の自動化
 ➡意味不明。最近では「SLICE NEWS」ってのを高専生が作っちゃった!とか記事になってましたが、
  何するのか想像もつかないですね。
ニュースを自動で3行に要約する「SLICE NEWS」高専生が開発

・画像DBの分割
 ➡LAMP上のDB構成に付いて

・画面構成
 ➡CakePHPフォルダ内のCSS設置場所、PHP内のタグ分割

・外部公開
 ➡CakePHPそのままサーバにおくとLAMPでいじっていたDBはどうなる…?

・そもそもサマリ3つっていうまとめ方をやめる?

相談、勉強ですね。調べればできそうなこともあれば、躓くのが目に見えているものも。

●おまけ① 人によるキュレーションサイトが急加速している件について

IT奮闘記⑤ 〜先日公開された自家製Webサービス「まとまるくん(仮)」開発の基にある思い〜 では、このサービスで実現したいことについて書きました。でちょっと書いたんですが、情報の整理のあり方として下記のような変遷があるのではないかと思っています。

口コミ・評価を集めてランキングを作ろう

ランキングは所詮素人のなんとなくの積み重ね。
自動化したいよね。機械で分析して届けよう

機械も何か微妙だよね。
やっぱりその分野に詳しい人に教えてもらおう←今ここ

で、今ここの「詳しい人に教えてもらおう」のキュレーションサービス、サイトがここすうじつで立て続けにリリースされています。

Facebook、ネット時代の「新聞」を目指して「Paper」をリリース。新しいスタイルで「ストーリー」を提供

horiemon.com

後者は記事の整理、見せ方がとてもスマートで内容をパッと見た感じでも面白そうなのばっかりです。

自分でメディアを作ってしまう!っていうのは素人にとっては簡単ではないですが、自分の書きたいテーマがいくつかあり、それをテーマ毎に分割はしつつも1つのメディアとして見せるのはやってみたいことではあります。

出たばかりで記事はまだそんなにないみたいですが、今後に注目ですね!

●おまけ② 『ITビジネスの原理』(2014年、尾原 和啓)が鬼のように面白い

この本、面白いです。

ネット上で構築されているマッチング・プラットフォーム系サービスの根底にある原理がたくさん書いてます。

おまけ①のキュレーション系サービスにおけるプラットフォームとしてのWebサイト、キュレーター、無数の読者がいかなる原理で繋がっているのかを考える上でもとてもとても参考になります。

孫泰三さん絶賛していました。

※完全に引用

「インターネット上のサービスってなんであんなに無料なんだろう?広告だけで本当に儲かっているの?」「Googleってなんであんなに巨大な会社に成長したの?」「LINEやPinterestが人気なのはなぜ?」 ― IT業界でない人々も一度は上記のような疑問をもったことがあるだろう。

さすがに現在では言われなくなったが、かつては「インターネット上のビジネスなんて虚業」、「まったく実態のないものを将来儲かるように見せかけて詐欺みたい」などとよく揶揄されたものだった。それがまちがいであることはもはや自明だが、上記のような質問を身近な人になぜ?と素朴に問われたとき、IT業界の諸君、「きちんと」答えられるだろうか?

盟友Kazuhiro Obaraさんがそのような問いに見事に真正面から答える書籍を執筆された。それがこの「ITビジネスの原理」だ。タイトルからしてものすごく直球。僕がこのような本を書いたとしてもこのタイトルをつける度胸はない。そこに彼の並ならぬ決意と自負を感じた。

読んでみると語り口はとてもわかりやすく、尾原さんが読者に直接語りかけるように書いてあるのだが、「収穫逓増」「純粋想起」「レイヤーアンバンドリング」「確率論的最適化」など、ハーバードビジネスレビューなどに掲載されるような経営学の最新論文の内容をも網羅しており、たいへん読み応えのあるものに仕上がっている。知ったかぶりをしないためにも、わかってないところを確認すべき教科書のような本だ(実はそういう本ってなかなかないんだぜ。調べて書くのがほんと大変だから誰も書きたがらないし、書ききるためには広範な知識と深い洞察、つまり相当な実力が必要だからね)。

個人的には特に、ソーシャル・ネットワークにおける「thin relationship management」についての解説には唸った。ソーシャル・ネットワークの良さってどこにあるのか、もやっとして捉えどころがないなあといつも思っていたので、その解説には目からウロコであった。

しかし!この本は単なるITビジネスの原理の解説にとどまらない驚くべき展開が後半にあった。それを著者は「ハイコンテクストなインターネット」というキーワードで語るのだが、白眉は最終章の下記の一節にある。

「日本が、アジアが、アフリカが、ヨーロッパが、あらゆる国と民族が持つ独自性、多様性を認め、かつ尊重した上で、言語に縛られることなく、言語を超えたところで繋がる関係。その関係を構築する力がインターネットにはある。そして私たちが目指すもの、次世代のインターネットは、まさにこの言葉が示すところにある、と私は考えています。」

結論だけを書かれてもなんのこっちゃと思うだろうが、巻頭からずっと読んでいくうちに、映画監督の是枝裕和氏の感動的なスピーチ(こちらもすばらしい!)の後に続くこの一節が、澄みきった山頂で鳴り響く鐘のように玲瓏(れいろう)に僕の心に響いたのであった。

ものすごく勉強になる上に、すがすがしい読後感を感じられる一冊。
年初からとても良い本を読ませていただきました。
尾原さん、ありがとうございます。

自分が知りたいという思いを強く持っている状態でも、そうでなくても、「すごい」人が言うことの説得力すごい。

無数の人によるランキング付け方でも、レコメンデーションエンジンの精度でもなく、キュレーターの信用力をいかに担保するかっていう話になっていくかもしれないですね。