エンジニアになって2年ちょい、ブログでは人生の進捗報告しかやってこなかったのでたまにはエンジニアしようと思います。

勉強した内容とかQiita書けばええやん、社内のことならQiita:Teamでええやん、と思ってたんですが、一時の気の迷いです。

 

サービスが作りたい

エンジニアになるまで人に教えてもらったり、独学したりする上で開発を勉強するなら自分で何か作るしかない!

ということで作ったのがこれとか、

【重大発表】飲み会幹事向け検索サービス「助三(すけさん)」リリース!!!

これとかでした。
http://toshi0607.sakura.ne.jp/kakusan/index.html

そして、物心ついてからは自分でサービス作ってない!

業務以外で書くコードは大体写経。別に作りたいものないし...

とかとか普段通りの休日を過ごしていたときに出会ったのがXamarin.Formsでした

Xamarin.Formsってなに?

Xamarin.FormsというのはC#で書くとWindowsのストアアプリはもちろん、iOSアプリも、Androidアプリも、macのデスクトップアプリも、もうちょっとしたらTizenアプリも作れてしまう便利なプラットフォームなんです!(雑)

※いろいろと誤解のある表現なので、厳密に知る必要がある方はいろいろググれば出てくると思います。
Xamarin(ザマリン) とはなんぞや

昨年Microsoft社がXamarin社を買収してVisual Studioと関連付けて無料で使えるようになったこともあって注目する人も増えて気がするし、Microsoft社も積極的に宣伝してる様子です。

そんな中、昨年Dev Days Tokyoというイベントがあり、参加してみると感動したのでXamarin.Formsで何か作ってみたい!!!という気持ちが高まりました。

感動したというのも、

  • 普段書いてるC#でアプリが動く!
  • コミュニティ(JXUG: Japan Xamarin User Group)の方超絶親切

というのがあります。環境構築なかなかうまくいかなかったんですが、めちゃくちゃ助けていただいた結果、自分の書いたコードが自分のスマホ上でアプリとして動く感動を得ることができました。

家の日用品の在庫を管理するアプリを作ろう

割ととりあえずコード書いて動くもの作りたい、という動機が強かったものの、日用品管理でたまに困ることがありました。

スーパーに行ったときにケチャップ家にあったっけ?

お風呂でシャンプー切れてるうわああああああああ

みたいに、日用品・食料品を買える場所に行っても家にある在庫の数がわかんなくてもやもやする、日用品切れてから気付いてイライラする、みたいなことがあるのでそれを解決できるものを作ることにしました。

もちろん、もの切らしたくないならAmazonで定期便セットすればいいんですが、食料品とか絶対近くのスーパーで買うし、日用品は薬局行くし、そこ突き詰めることはやめてとりあえず動くもの作って改善していくことにしました。

というわけでStockIOというアプリを作りました。

gif動くかなぁ...基本的な仕様は

  • 買わないといけない = 在庫数が自分で設定した閾値以下
  • 買い物リストを更新(+をクリックして在庫数を増やす)するとリストから消える
  • 管理タブには管理したい在庫の名前、在庫数、閾値を一覧できる
  • 在庫の新規登録、更新、削除ができる

 

という、今のところ何の変哲もないCRUDがあるだけです。いつもAndroid端末を使ってるのでAndroid端末だけ動作確認してます。

iOSをビルドするためにはmacにXamarin入れてリンクしないといけないんですが、容量的に厳しく...

コードはこんな感じです!

https://github.com/toshi0607/StockIO

開発した内容とか今後実装したいこととかもGithubのissueで管理してます。

https://github.com/toshi0607/StockIO/issues?utf8=%E2%9C%93&q=is%3Aissue

アーキテクチャ

バックエンドはご多分に漏れずAzureです。

Azure Mobile Serviceというのがあって、DB準備してくれるのはもちろん、

  • オフライン同期
  • ユーザ認証
  • プッシュ通知

等々、モバイルアプリを作るうえで欲しくなるものが揃っています。

オフライン同期には対応してます(たぶん)。

これからの展望

  • Realmで動くようにする
  • ユーザ認証できるようにする(家族単位とか、複数ユーザで共有したい)
  • エンプティUIになるときアニメーションつける(Lottie使ってみたい)
  • 画像登録できるようにしたい
  • 在庫に対してお店を登録して、残数が閾値下回ってる状態でそのお店の近くに行ったらプッシュ通知くるようにしたい
  • iOSでも動くようにする
  • 登録作業もうちょいどうにかならんかなぁ...もはや写真だけでよいかもやし、写真撮るだけで名前入ったら楽そう
    • Azure Cognitive Services使いたい(機械学習モジュールがAPIで使える!!)

とかとかです。機能作るというより、技術要素かじりたいという思いの方が大きいです。

一応MVVMで書くようにしてるので、今それっぽくないところは(それっぽくないと認識できる程度に勉強して)直していきたいです。

ストアにもゆくゆくは上げたいな~

3月23日(日)

最近では開発アイディアがまとまらないことに定評がある「まとまるくん(仮)」です。

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記④ このサービス、ぶっちゃけいらなくね?

とりあえず最低限これはいる!という機能を書き出し、画面遷移図をザッと書き、データ設計中です。

WEB上の記事を蓄積し、いざ使うときに簡単に元記事が辿れたり、まとめからサッと必要な情報を取り出せるようにしたいこのサービス。

この機能いる・いらないとか、既存のサービスとかぶってるとか以前にやらないといけないことがあります。

根本的な部分。

それは、サービスを使ってほしい人がとる行動を分析することです。

①サービスが支えようとする人の行動を洗い出す。
②そして人が行動の結果得たい成果にとって邪魔になるものは何かを導きだす。
③邪魔を解決する方法は何かを考える。

このシンプルかつ根本的な考察の結果導かれるものにしか、サービスの存在意義はないのです。

・WEB上の記事を見たときの自分の反応

自分が全力で愛せるサービスを作るのも1つのテーマということで、まずは自分で試します。

今日、Facebookのタイムラインを眺めていると、ある記事が…

「フェイスブックが独自のプログラミング言語「Hack」をオープンソース化」
http://growthhackjapan.com/2014-03-23-facebook-hack-released-to-the-public/

フェイスブックが独自のプログラミング言語「Hack」をオープンソース化___グロースハックジャパン___growth_hack_japan

僕はこの記事のタイトルを見た瞬間に、
「この記事は気にする人多いんじゃないか?」とか、
「バズるんじゃないか?」とか、
「どれくらいの人が読むんだろう?」とか
僕の関心に従って色んなことが頭をよぎりました。

中身を知らないのに、タイトルだけでです。

それと同時に
「「Hack」っていうプログラミング言語を使うと何ができるようになるんだろう?」とか、
「FacebookはPHPをチューニングした言語を使ってるって聞いたけど何か関係あるのかな?」とか
内容にもすごく興味を持ちました。

そして中身を読みます。

…というように自身の行動を時系列に並べるまでもなく、色々と考える要素はありますがもう少し詳細に考えていきます。

その記事にたどり着く過程を含めて。

今日はざっと行動を洗い出すところまで

・記事に出会うまでにとった行動・考えたこと
・何かしらWEB上の記事を読んで、その媒体の更新が継続的に知りたいと思う

SNSで自分もブログの更新流すし、他の媒体も記事更新告知ツールとして活用していると感じる

・Faceookを情報収集ツールとして使う

・タイムラインを眺める

・シェアされている記事をなんとなくスルーする

・たくさんの人にシェアされている記事を見つける

・記事を読む

・その記事が面白ければFacebookページ、著者をフォローする、Twitterでフォローする等記事の更新に出会う機会が増えるようにする
(たまに著者に連絡をとってみるw)

・頻繁にFacebookのタイムラインを眺める

・また面白そうな記事に出会う(今回)

記事を発見するのに自分が直近でとった行動はタイムラインを眺めて、たまたま…ということで、一見何の労力もかかってないように思いました。

けど、よくよく振返ってみると、今回見つけた記事に出会うまでにとった行動は意外に多く、その行動を初めてとったときから今回また行動するまでにはかなり時間が経過しています。

個別の行動も、それが習慣化されるようになるまで時間がかかっていることも考える要素ではあります。

・記事に出会った瞬間にとった行動・考えたこと

そしてまさに記事のタイトルを見た瞬間に何を考え、どんな行動をとったでしょうか。

「フェイスブックが独自のプログラミング言語「Hack」をオープンソース化」
http://growthhackjapan.com/2014-03-23-facebook-hack-released-to-the-public/

・誰が書いた(人、媒体)か確認
・誰がシェアしているか確認
・いいね!の数を確認
・いつの投稿か確認

・考える・思う
 「この記事は気にする人多いんじゃないか?」
 「バズるんじゃないか?」
 「どれくらいの人が読むんだろう?」
 「採用、でなくオープンソース化?」
 「「Hack」っていうプログラミング言語を使うと何ができるようになるんだろう?」
 「FacebookはPHPをチューニングした言語を使ってるって聞いたけど何か関係あるのかな?」

内容の憶測をするのももちろんあるのですが、意外と記事の「スペック」を気にしています。

注目度、鮮度ですね。

・記事を読むときにとった行動・考えたこと

「元記事()があるのか」
「元記事後で読もう」
「オープンソース化については、Facebook社員以外も改善できる?何を?」
「メリットは迅速にミスなくプログラミングできること」
「FacebookはPHPをHackに書き換えている」
「Hackを「インストールする」てどういう意味?一言語でなかったの?」
「Fbの開発環境をHHVMと呼び、その上ではPHPとHackが共存するらしい。他の環境だとどうなるの?」
「動的なプログラミング言語は迅速にコーディングでき、静的なプログラミング言語はミスを回避できるって特徴書いてるけどほんと?その特徴どっちも併せ持つってどういうこと?」
「他に誰か記事書いてない?」
「Faceboook Hack プログラミングとかで記事引っ掛けるか」

・記事をはてぶに登録(Evernote保存連携)
(もやもやしながらタグをつける)

読んだものの、結局記事のタイトルを見て知りたいと思ったことが意外と知れなくてとりあえず保存という状態。

保存するも、タグ付けが相変わらずテキトーやなぁと思いながら保存。

時間あったら、関連記事ググって読もう。

とりあえずはそんなところです。

・記事を読んだ後にとった行動・考えたこと

今やってること、これからやること含めて書いてみます。

・考える
「けっこうインパクトある記事(タイトル)やし、これ題材に自分のサービス考えよう」
「あれ、あの記事って結局何書いてたっけ」
「今どんくらいこの記事はやってんの?」
 はてぶ、いいね!シェア、コメントの数チェック
・記事読み直す
・はてぶたどる
・関連記事ググる
・元記事読む
・ブログ書く←今ココ

というもの。みっけた情報を基に別の物を作ろうとするけど、時間が経過してその情報はどう扱われているかを気にしつつ、全く同じ記事を読み直しつつ、物足りずに関連情報収集です。

そしてこの記事にいたる。

・次はもっと分析

1つのWEB情報に関わり別の成果物を生み出すために、思った以上に色んなことをしてますね。

これ、紙に書き出して、どこに課題があるのか、その課題に対してできていること・できていないことは何なのか考えると大きなヒントになりそうです。

次の記事ではそれを!

2月1日(土)

いやぁ2月。1月バタバタしてたらあっという間でしたね。

今月はローカルでしか動かないプロトタイプが外部に公開できて動くようにできたらいいなぁなんて、
おそらくそんなに勉強に避けない感じの手帳を見ないふりしながら。

さてさて、
EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記① エバーノートより使いやすいWebサービス作ったったwww
では、とりあえず曲がりなりにも動くWebサービスを作ったことを、

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記② 開発の基にある思いでは、このサービスで実現したいことについて書きました。
では、このサービスで実現したいことについて書きました。

今回は、このサービスが現状どうなっているのか、そしてどうしていきたいのかについて書こうと思います。

●今のまとまるくん(仮)でできること

・概要

ニュース等のネット記事のタイトル、サマリ×3、URLを記録。

資料・記事作成、判断等のアウトプットを出すときに、記憶の中に断片的なフレーズから元の記事をたどりやすくするサービス。

・機能

・登録
 記事タイトル、サマリ、URL(画面上はメディアのロゴ)
・検索
 メディア名、その他で検索
・詳細表示 
 1つの記事のタイトル、サマリ1〜3、元記事リンクを表示

●これからのまとまるくん(仮)でやりたいこと

【追加したい】
・登録の確認
 登録する内容を表示し、誤りがないか確認する
・投稿の削除
 登録内容の選択、確認削除をできるようにする  
・投稿の編集
 選択した投稿を再表示、修正、登録できるようにする
・メディアの追加
 検索や既存の投稿に存在しないメディア名、ロゴをユーザが追加できるようにする
・サマリ内容の検索
 トップ画面でメディア名だけでなく、表示されていないサマリの内容も対象に検索できるようにする
・要約の自動化
 数値、概要、関連サービス等、元記事を指定すると自動的に拾ってくるようにする
 
【改善したい】
・画像DBの分割
 現状各投稿に画像を紐づけているので、メディア名から別のDBに格納しているファイルを
 紐付けられるようにする
・画面構成
 左に一覧表示機能
 右上に検索機能
 右下に登録機能

【検討したい】
・外部公開
・アウトプット(資料化、記事執筆、判断)に必要な情報等、情報整理内容のテンプレート化
 (サマリ3つという構成の変更)

●できることを実現するために身につけないといけない技術
ぶっちゃけようわからんですね…

・登録確認・削除・変更
 ➡調べたらできそう
・メディア追加
 ➡メディア名を追加していくことはできても、ロゴは手動になってしまう…?
・サマリ内容の検索
 ➡DBを検索するときのCakePHPのルール
・要約の自動化
 ➡意味不明。最近では「SLICE NEWS」ってのを高専生が作っちゃった!とか記事になってましたが、
  何するのか想像もつかないですね。
ニュースを自動で3行に要約する「SLICE NEWS」高専生が開発

・画像DBの分割
 ➡LAMP上のDB構成に付いて

・画面構成
 ➡CakePHPフォルダ内のCSS設置場所、PHP内のタグ分割

・外部公開
 ➡CakePHPそのままサーバにおくとLAMPでいじっていたDBはどうなる…?

・そもそもサマリ3つっていうまとめ方をやめる?

相談、勉強ですね。調べればできそうなこともあれば、躓くのが目に見えているものも。

●おまけ① 人によるキュレーションサイトが急加速している件について

IT奮闘記⑤ 〜先日公開された自家製Webサービス「まとまるくん(仮)」開発の基にある思い〜 では、このサービスで実現したいことについて書きました。でちょっと書いたんですが、情報の整理のあり方として下記のような変遷があるのではないかと思っています。

口コミ・評価を集めてランキングを作ろう

ランキングは所詮素人のなんとなくの積み重ね。
自動化したいよね。機械で分析して届けよう

機械も何か微妙だよね。
やっぱりその分野に詳しい人に教えてもらおう←今ここ

で、今ここの「詳しい人に教えてもらおう」のキュレーションサービス、サイトがここすうじつで立て続けにリリースされています。

Facebook、ネット時代の「新聞」を目指して「Paper」をリリース。新しいスタイルで「ストーリー」を提供

horiemon.com

後者は記事の整理、見せ方がとてもスマートで内容をパッと見た感じでも面白そうなのばっかりです。

自分でメディアを作ってしまう!っていうのは素人にとっては簡単ではないですが、自分の書きたいテーマがいくつかあり、それをテーマ毎に分割はしつつも1つのメディアとして見せるのはやってみたいことではあります。

出たばかりで記事はまだそんなにないみたいですが、今後に注目ですね!

●おまけ② 『ITビジネスの原理』(2014年、尾原 和啓)が鬼のように面白い

この本、面白いです。

ネット上で構築されているマッチング・プラットフォーム系サービスの根底にある原理がたくさん書いてます。

おまけ①のキュレーション系サービスにおけるプラットフォームとしてのWebサイト、キュレーター、無数の読者がいかなる原理で繋がっているのかを考える上でもとてもとても参考になります。

孫泰三さん絶賛していました。

※完全に引用

「インターネット上のサービスってなんであんなに無料なんだろう?広告だけで本当に儲かっているの?」「Googleってなんであんなに巨大な会社に成長したの?」「LINEやPinterestが人気なのはなぜ?」 ― IT業界でない人々も一度は上記のような疑問をもったことがあるだろう。

さすがに現在では言われなくなったが、かつては「インターネット上のビジネスなんて虚業」、「まったく実態のないものを将来儲かるように見せかけて詐欺みたい」などとよく揶揄されたものだった。それがまちがいであることはもはや自明だが、上記のような質問を身近な人になぜ?と素朴に問われたとき、IT業界の諸君、「きちんと」答えられるだろうか?

盟友Kazuhiro Obaraさんがそのような問いに見事に真正面から答える書籍を執筆された。それがこの「ITビジネスの原理」だ。タイトルからしてものすごく直球。僕がこのような本を書いたとしてもこのタイトルをつける度胸はない。そこに彼の並ならぬ決意と自負を感じた。

読んでみると語り口はとてもわかりやすく、尾原さんが読者に直接語りかけるように書いてあるのだが、「収穫逓増」「純粋想起」「レイヤーアンバンドリング」「確率論的最適化」など、ハーバードビジネスレビューなどに掲載されるような経営学の最新論文の内容をも網羅しており、たいへん読み応えのあるものに仕上がっている。知ったかぶりをしないためにも、わかってないところを確認すべき教科書のような本だ(実はそういう本ってなかなかないんだぜ。調べて書くのがほんと大変だから誰も書きたがらないし、書ききるためには広範な知識と深い洞察、つまり相当な実力が必要だからね)。

個人的には特に、ソーシャル・ネットワークにおける「thin relationship management」についての解説には唸った。ソーシャル・ネットワークの良さってどこにあるのか、もやっとして捉えどころがないなあといつも思っていたので、その解説には目からウロコであった。

しかし!この本は単なるITビジネスの原理の解説にとどまらない驚くべき展開が後半にあった。それを著者は「ハイコンテクストなインターネット」というキーワードで語るのだが、白眉は最終章の下記の一節にある。

「日本が、アジアが、アフリカが、ヨーロッパが、あらゆる国と民族が持つ独自性、多様性を認め、かつ尊重した上で、言語に縛られることなく、言語を超えたところで繋がる関係。その関係を構築する力がインターネットにはある。そして私たちが目指すもの、次世代のインターネットは、まさにこの言葉が示すところにある、と私は考えています。」

結論だけを書かれてもなんのこっちゃと思うだろうが、巻頭からずっと読んでいくうちに、映画監督の是枝裕和氏の感動的なスピーチ(こちらもすばらしい!)の後に続くこの一節が、澄みきった山頂で鳴り響く鐘のように玲瓏(れいろう)に僕の心に響いたのであった。

ものすごく勉強になる上に、すがすがしい読後感を感じられる一冊。
年初からとても良い本を読ませていただきました。
尾原さん、ありがとうございます。

自分が知りたいという思いを強く持っている状態でも、そうでなくても、「すごい」人が言うことの説得力すごい。

無数の人によるランキング付け方でも、レコメンデーションエンジンの精度でもなく、キュレーターの信用力をいかに担保するかっていう話になっていくかもしれないですね。

1月31日(金)

EvernoteライクなWebサービス「まとまるくん(仮)」開発日記① エバーノートより使いやすいWebサービス作ったったwww

という記事でWebサービスリリース(というと語弊がある)の衝撃の周知から2日の月日が流れました。

正直この記事では、何がしたいサービスなのかわかりません。

当然、誰が使うものなのか、何で作ってるのか、ぶっちゃけ画面遷移すらもよくわかりません。

だからこれからちょっとずつそれを明らかにしていきます。

その過程でわかることですが、とりあえず一言。

今この記事を読んでいるあなたはほぼ確実にサービスのユーザとして想定してる人です。

さぁ一緒にこのサービスを育ててください!そしてより有意義に情報社会を勝ち進んでください!

●あるしがないサラリーマンの憂鬱

「さぁ!自社の競合サービスを調べて、サービス改善のための社内資料を作成するぞ!」

意気込みだけは一丁前の新入社員S君は勢いでネットに向かいます。

「そう言えば競合サービスのデータがあの記事に出てたような…あれ、どこのメディアやったっけ…?」

日頃から情報収集に熱心なS君。しかし、基本雑破で記憶力がよくないため、
記事の具体的な内容やどこに載っていたかわからない。

大事なことはいつも忘却の彼方にあります。

「あ、そう言えばEvernoteにURLはってた!間違いない!!確かITのタグ付けてた!」

覚えられないなら、覚えてもらえばいい!そして、検索してひっかければいい!!

そうやって日々Evernoteに情報を整理・蓄積。

大学のときよりは生きる術を身につけているようです。

「あれ…ITタグばっかりでわかんねぇ…あ!この記事かも!違うわ…」

そんなことを繰り返しはや3時間。収集すれど、整理すれどそれは思い込みに過ぎず、
何も身に付いていない…。

「あぁ…やっぱり俺ってダメやなぁ…。もうやだ!こんなのやだやだやだ!!!」

投下した時間に見合う成果が出せない。

やる気はあるのに形にならない。

そんな生活はもうまっぴら!あるしがないサラリーマンの挑戦が今始まる!!!

●情報の海に溺れずに泳いで行く

・問題と原因
上の思いが全てです。

突っ込み所、詰めるところは自分でもあるんですが、投下した時間に対する成果が出ない不甲斐なさ。

これを何とかしたいというのが核にあります。

中でも特に、情報収集(のようなもの)を熱心に行う割に、良いアウトプット(記事執筆、資料作成、効果的な判断)に結びついていないというのがあるような。

その原因は記事執筆、資料作成、判断自体にもあるでしょう。でも共通して、情報を整理して必要な情報を抽出できていない。(これはプロセス全体を書き出して考え直す必要あり)

入って来た情報が右から左に流れているってのがあるのかと。

・出回ってそうな解決策

「Evernote」
ある情報のまとまりにタグをつけて分類、蓄積。

ほんと便利ですよね。

けどタグとかすぐにごちゃごちゃになるし、スマホからページ保存してもURLのみで記事内容が検索にかからない。

まぁ使いこなせてないだけだし、使い方に幅があるのはいいところでもあるんですけどね。

使っているものの、「大事なときに大事な情報はどこ!?」

みたいになってしまう。

「Gunosy」「SmartNews」「Circa News」「SLICE NEWS」とかのニュース系サイト

整理してくれる。オススメしてくれる。

けど、関心のある分野の情報でへ〜そんなもんあるんや〜っていう情報は集まるけれど、
ほしい情報を掴んで活かすことだできるってもんでもないですね。

「flier」「ブクペ」「bookvinegar」とかの書評・要約サイト

多めの情報をおいしいとこだけ抽出するという意味では解決策の1つでしょう。

ただ、ネットの記事って1つ1つのコンテンツはそこまで重くないので、本の情報単位とはちょっと毛色が異なりますね。

それぞれのサービスがそれぞれの分野でユーザを集めているけれど、自分にとっての問題の解決策ではない、それか使いこなせてないかもですね。

●情報の海に立ち向かうツール「まとまるくん(仮)」

もはやまとまるくん(笑)ではありますが、自分がやりたいことは、がんばったインプットをよりよいアウトプットに繋げる橋渡しをする何かを作ることです。

「何か」というのは、別にWebサービスなんていらないかもしれないってことです。

付箋使ったら何とかなるかもしれないし、記憶術学んでセミナーすればハッピーになれるかもしれない。

けど、ちっさい頃はひたすらレゴで創作、変形・合体ロボットアニメ好き過ぎてヤバい、「言語」は何とか習得できるかもsれない、IT業界に身を置く等々から ITでモノづくりすることにしました。

で、解決策としての「まとまるくん(仮)」を作ったわけです。

アイディア自体上記の通り悶々してるので作品は煮え切らないです。

それでも敢えて形にして外に出してみる事で、必要な機能、学ばないといけない技術、抽象化することで向き合える本質がぐっと身近になりますきっと。

今の技術でまとまるくん(仮)でできることは、とにかく媒体毎にフレーズのまとまりを3つ登録して、記憶から元記事をたどりやすくすること。

コンテンツと成果物の距離を近づけること。

「記憶」と「メディア」の中間生成物としてのサービスです。

「記憶」と「メディア」の中間生成物としてのサービス
↑これしっくりきたwww

扱いやすい情報単位に落として整理したい。

その情報単位、フレーズ自体に有用な情報を含めておきたい。

次の記事は具体的にサービスを見て考えていこうかと思います。

あるサービス統計値とか、概要とか、関連サービスとか。

単に検索してもひっかからないから、自分に必要な情報を自分で整理するのです。

●おまけ

Washington Post Social Readerの開発者だったRob Malda氏がトピックでユーザー同士を繋げるニュースアグリゲーションアプリ「Trove」を公式にローンチということで登録。

trove.com

ニュースアグリゲーションアプリ Trove、トピックで繋がる新しいニュース体験

登録したものの、トピックでつながるてようわからん。特定の分野に詳しい人が記事紹介しますよってものと解釈。

情報整理、レコメンデーション、キュレーションの要素は既存・新規問わず色んなサービスに実装される昨今。

どれも根底にあるのは溢れかえった情報をいかに扱える量に切り取るか、ほしい情報が見つかるように整形するか。

口コミ・評価を集めてランキングを作ろう

ランキングは所詮素人のなんとなくの積み重ね。
自動化したいよね。機械で分析して届けよう

機械も何か微妙だよね。
やっぱりその分野に詳しい人に教えてもらおう←今ここ

な気がします。

プラットフォームを作るか、コンテンツを発信するか、コンシューマーに成り下がるか。

目利きでありたい気もするけど、
仕組みを作るのが最も尊い気がします。

最近↓の本を読んでいて、↑みたいなの考えるのが楽しいです。

この辺のサービス分類とか、変遷とかまとめると楽しそうですね。

何となく調べることはありましたが、実際作りたいものがあったり、プロトタイプ(と呼べる代物でないのはわかってるけど、何で呼んでいいものかもわからない)を作ったりすると情報への意欲が高まり質も上がるのではと。

1月29日(水)

タイトルは誇大広告でず。ネット上で生きる術なので悪しからず。

でも、誤解を恐れずに言えば、
動くアプリケーションを作った
ことは事実です。

さてさて、今年のIT奮闘記のテーマは、

自分が欲しいと思うサービスを作る!動かす!収益化する!

です。

もちろん情報収集、まとめ、発信は今年もやろうと思います。

けど、今年はとにかく、作る、動かすです。

●3ポイントサマリサービス まとまるくん(仮)

タイトルだっさwww

ということで本邦初公開です。

巷にあふれるネット記事を1つにつき3ポイントにまとめ蓄積。メディア毎に検索できます。

思いはさておき、まずはものを見てください。

top.png

トップ画面の上半分はこんな感じです。

①まとめた記事の一覧
 タイトルをクリックすると各記事3つのサマリページへ
 メディアのロゴをクリックすると元記事へ

②記事検索
 ロゴをクリックすると各メディア検索

summarize.png

トップページした半分です。

③登録
 ここでタイトル、サマリ3つ、画像、記事のURLを登録します。

肝ですが完全手動という赤子です。

生まれたて過ぎてマジでかわいい。

result.png

③で登録ボタンを押すとサマリが追加されます。

IDとぶのなんとかならんかね。

登録確認画面は敢えてつけてません。

result2.png

②でメディアを選び検索をクリックすると文字通り検索してくれます。

メディアに限らず、検索でいかに思い通りの結果が得られるか、絞れるかが大事なサービスな気がします。

detail.png

記事を選ぶとサマリが。

せめて縦に並べましょうかね笑

original.png

トップからもサマリ画面からも元記事に飛べます。

記憶の片隅にある単語から元記事に飛べたらおkと思ってます。

●つづく

とりあえず何がなんだかよくわからんと思います。

・何でサービス自体公開しないの?
・何でこんな殺風景なの?
・で、何がしたいのこれ?

まぁまぁそう焦らずに。自分の好きなことは放っておいても延々と書き続けるので、待っててください。

ただ、

こいつ、曲がりなりにもプログラミングして動くもん作ったんや

くらいな感じで見守ってもらえたらとても嬉しいです。

今週何回か更新します。

●おまけ

そういうわけで!電子書籍でも読みつつ更新を楽しみにしていてください。

角川文庫が大盤振る舞いしてるので、今がチャンスです。

ちなみに僕はこの1週間以下を買って何冊か読みました。

これ前から読んでみたかったんですよね!笑

歴史、科学、刑務所あたりのお話が面白いです。

『とんび』と『天地明察(上・下)』も読みたくなります。

で、角川文庫から出てるのでグルだと思ってます笑

あと、「暦を作る」をヒントに必ずビジネスが生まれます。

電子書籍便利ですよね。

僕は電子書籍を買うときのルールとして、

「古本屋ですぐ見つけられそうもなくて、同一の紙版+配送料の合計金額以下」

ってのがあったのですが、最近そうでも無い気がしてきました。

電車とかでおっきな本を取り出す間(時間・空間)がないときにケータイいじってさっと読めてしまう手軽さ!

これ、パないです。

並行して本読まない派ですが、TPOで読み分けるようになり、読書が進みます。

場所食わないのもいいですね。

あとはもう少し整理できたり、内容をパッと見返せたり、タイトル一覧がもっと楽になれば言う事ないですね。