2017/10/7の .NET Conf 2017 Tokyo, Japan でお話して来ました。
発表に使用したスライドはこちらです。
下記について書いていきます。
- 登壇のきっかけ
- テーマ選定の理由
- 準備
- 振り返り
- お知らせ
- おまけ
登壇のきっかけ
Microsoftの方からXamarinについて登壇してみませんか?というお話をいただいたのがきっかけです。
Xamarinのユーザーグループには登壇してくれそうな人はいるものの、今回は普段あまり喋ったことない人がよいということでお声がけいただいたようです。
聴衆として参加登録はしており、「セッションは公募」というのを見たときは「さすがにこれまで5分しか喋ったことないし、いつかは喋ってみたいけどさすがに長時間(まだセッションの尺も掲載されていなかったので雰囲気)は無理やなぁ」くらいに思っていました。
お声がけいただいてもこの状況や思いは変わらなかったのですがw、ひとしきり周囲の人(たまたま家族旅行中で沖縄にいました…!)ときゃーきゃー騒いだあと、いつものようにネタは何も決まってないけどとりあえず引き受けることにしました。
たぶんいつかやりたいそのいつかも「はいはい45分セッションね?あれとあれとあれ話すから余裕ですよ!やりますよ!」みたいな状態ではないので、この機会逃すのは勿体なすぎる!
テーマ選定の理由
引き受けたものの、Xamarinに詳しいわけではないので、 準備しながら勉強したい、といういか勉強するプロセス自体がテーマにならないかなぁ?と思いました。
- 体系的に勉強したい(学ぶべき領域整理されててほしいという甘え)
- 45分という自分にとっては未知な時間を「埋め」やすい
というのを考えたとき、Xamarinの技術書の話をしようと思いました。
技術書にはある程度体系的(深くなくていいから網羅しててほしい)な知識が期待できるし、記憶ではこの1年でたくさん本が出ているので「m分 × n冊」みたいに時間も把握しやすいかなぁと。
そういうわけで、お声がけいただいたその日にXamarin本をテーマにすることに決めました。
5分のLTでも1ヶ月前から準備するタイプなので、本番3週間前スタートだと悩まず進み切るしかないのです…!
準備
本の数を把握する
本の話をするということで、まずはAmazonで「Xamarin」を検索しました。
ここ1年の日本語技術書は8冊。
本番2日前に発売されるものはスルー(しようと思っていましたが買えたので触れました)するとして、読めなくは無さそうです。
去年のスライドを眺める
ちょまどさんが当日の雰囲気や登壇者のスライドをまとめてくれいていて助かりました。
dotnetConf Japan 2016 で登壇してきました!
資料の枚数などを参考にしようと思いましたが、きっとそれぞれ芸風が異なりそうだったので一通り読んでそっ閉じしました。
本を買う、読む
すぐ読み始めたいものはKindleで買い、ある程度業務に関連あれば会社で買ってもらえるので他は購入申請しました。
既に買って読んでいるものもありました。
スライド作成
本を読むのにそれなりに時間がかかったのと、タイミングがいろいろと重なってしまったのとで10/3から当日(10/7)の朝に作成しました。
本を読んだ感想を念頭に構成だけ文字にしてスライド作成していくものの、意外と流れが作れなくて悩んでいる時間が多かったです。
「本を見ていく「基準」を提示して、その基準に各本を当てはめ、最後に傾向と感想を述べる」という大まかな流れの中で、突然本が出てきても流れがよくわからないし、基準の粒度が荒すぎると特徴を見出せないし、細かすぎると自分がわからなくなるしで最終的に資料のような形で腑に落ちたのは当日の朝でした。
練習
無事資料の作成が終わってスライドの枚数は60枚と少し。
いざ練習してみて、余るなら削ろうくらいの気持ちでいたら42分。
狙ってそうなったものでもなく、気持ちゆっくり目に話せばちょうど時間くらいで運よかったなぁ…という感じでした。
練習中に嫁氏が校閲してくれたときにいくつか誤字見つかったので感謝感謝でした。
振り返り
振り返ります。そういう芸風なので…。
Good
引き受けたこと
これは間違いなくよかったです。
準備期間は瀕死状態が続きましたが、そうやって大きくなっていくんです。(てきとう)
テーマ選定
自分が向き合うべきテーマだったのが何よりもよかったです。
前回のXamarin関連のLTではテーマが曖昧過ぎてちょっとアレだったという反省がありました。
XamarinのLT大会で「LottieXamarinで始めるXamarinアプリのアニメーション」を話してきました #jxug
今回はLTのタイトルとは別に「Xamarinやりたいけどよくわからんので、まずは広く見渡して知識を整理する、サンプルアプリで手もできる限り動かす」というテーマをおいて取り組んだので、目的がある程度果たせたのもよかったです。
内容(Xamarin本の整理)自体も、もし自分がやらなかったら他で企画があったかもしれない(関心がある人がいそう)ものだったようでよかったです。
(企画のネタの目を摘んでしまっていたら事故としか言いようがないですね…)
セッション終了後も本の紹介でちょうど困ってたところでよかった等コメントいただけて嬉しかったです。
セッション2日前発売の本にも触れたこと
たまたま入手できたからという側面はありますが、この本の内容自体が価値あるものだったので少し無理してでも触れることができたのはよかったです。
ただ、反省としてはこの本についてはパラパラ目を通したくらいなので、フェアな比較にはできてなさそうなことです。
これからサンプルも手を動かして追って、印象が変わったり事実と異なる扱いになってしまっていたりしたらスライドを修正します。
Challenge
誰向けのセッションなんや
僕は初心者なので初心者向けのセッションしかできないはずですが、初心者向けセッションなら「Xamarinアプリ開発に必要そうな知識」をもう少し整理?わかりやすく話す? などできればよかったかなぁと思いました。
本を評価していく「基準」なので、伝えられなければ前提が崩れてしまう…。
それか「どんなときXamarin使いたくなると思いますか?」じゃなくて、「Xamarin使ったことありますか?」「なんで使いましたか?」みたいに経験の有無やどういう説明必要か(はしょっていいか)確認したり、セッションの前に告知するとかしておくとよいのかなぁと思いました。
何はともあれ、自分が詳しくないと話すレベルの調整もできないので、詳しくなるところからです。
スライドが文字文字しい
自信の無いことの表れ…という側面と、発表するというか後から読める資料にしたいという側面どちらもあった気がします。
文字ばっかりのスライド見たくないですよね?書いていることをそのまま喋るだけならブログとかでええやんという感じです。
スライド自体は文字減らすか図にするかして、詳しく話ができる程度に準備するのがよさそうです。
また、サンプルアプリがついている本が大半だったので、その本で出来上がるアプリのGIFとか貼っときたかったです。
途中までGIFを準備しながらやっていたのですが、時間が足りなさそうで断念しました。
機材
USB-CとHDMIのコネクタを会社に忘れたのと、持参したUSB-CとVGAのコネクタが動作しませんでした。
Xamarin.Macの人に助けてもらいました。
純正奴買います。
こんなんなんかぁ…。
あと、ひらりんさんのブログ記事に触発されて本番直前に買ってはみたものの、余裕(論理/物理)がなかったので諦めましたw
発表中ずっとPCの画面見ていて発表っぽくないので、しゃべり方も変えてけたらなぁと思います。
お知らせ
発表でも触れましたが、技術書3で出展・販売されるXamarinの同人誌の1章分(Xamarin.Macアプリケーションの配布方法)を担当させていただきました。
技術書典3 出展情報 - Xamaritans
当日はブースにもいる予定なので、ぜひ遊びに来てください!
おまけ
5000兆年ぶりにTogetterで当日の自分のセッションやスライド関連のものをまとめてみました。
あと、動画撮っていただいてないと思ってたのですが記念に置いておきますw
まだ全部見てないのに、「まぁ」と「というところで」何回言うねんという喋りになっています。改善ポイントいっぱいですね。
運営のみなさま、聴いてくださったみなさま、資料見てくださったみなさまありがとうございました!
無事終わってほんとによかったーーーーーー