1月1日(木)
明けましたね!おめでとうございます。
2014年もオンライン・オフライン問わずお世話になりました。
さて、色々と書くべきと思うことはあるのですが、今回は転職の経緯について書こうと思います。
次にやること
クラウド会計ソフトのfreeeでソフトウェアエンジニアとして働きます。
・全自動のクラウド会計ソフトfreee(フリー)関連記事のアーカイブ
(がんばって主要記事集めました)
前職では企画営業をやっていましたが、自分が関わるプロダクト、価値、領域、組織、そして何よりも生き方について2013年後半〜2014年にかけて色々と思うことがあり思い切って挑戦することにしました。
これからいろいろ書きますが、事実として絶対こうだ!ということでもなく、自分にはこう見える、こう捉えた、こう思っている程度のものです。
その辺りを汲んでいただけたらありがたいです。
エンジニアとして働く
疑問
2013年末、色々と考えていました。
元々開発→コンサルというキャリアを歩む予定だったけれども、今自分は営業の仕事をしている。
「社会人2年目を迎えること」を今更ながら考えてみる(前編)
営業で学ぶべきこともある。提供できる価値も当然ある(なければならない)。自身の役割以上には調べ物をしたり、勉強会に出たりしている。
でも、オンオフの区切りも忘れるくらい没頭しているか?熱くなれているのか?(自分にとって)心底価値あるものと感じ、寝る間も惜しんで取り組めることなのか?
そう考えたときにYESと答えられる状況ではありませんでした。
かと言って、じゃあ俺はこれをやる!というものはありませんでした。
音楽も読書も旅も書くことも大好きです。しかし、それ自体に人生賭けるのもどうだろうと思ったので、その思いは大事にしつつも改めて「探す」ことにしました。
自分探し
敢えて「自分探し」なんて言葉を使いますが、そのラベルづけがディスられようと蔑まれようと、実態は「いまだによくわからない自分が何者なのか、何をやったら善く生きることができるのかを考え抜く」という行為です。
就職活動よろしく、自己分析的なことしたり、過去の選択を振り返ったり、人と会って自分が何してるときが嬉しいそうか聞いたり散々考えました。
そのとき明確な答えは出ませんでしたが、
・入社前の4回プログラミング教室と没頭感
(0からのプログラミング講座)
・GREE IDEA JAM 2011(プロトタイプありのビジコン)で、自分で考えてもの作ってビジネスする人に対して抱いた強い憧憬
を頼りに、2013年12月末、Tech Garden Schoolに入学しました。
とりあえずいろいろやってみる
Tech Garden Schoolでは、プログラミングをはじめとし、デザイン、WordPress、リーンスタートアップ等色々と勉強しました。
・DoorLogの現状と今後の方針
・26歳で見えたこと、見えないこと(前編)
・26歳で見えたこと、見えないこと(後編)
けど、プログラミングは楽しいし、文章を書くのも楽しい。あれやこれや楽しい!
たまに大変なことはありつつ、Tech Garden Schoolやプログラミングコミュニティでの新たな出会いもあってほんとに毎日楽しかったです。
強みであり弱さでもあること
昔からあれやこれややることが楽しかったり、あれやこれややってる自分キャピーみたいなところがあります。
まさにこのときもそんな状態。
楽しいながらも、焦りは募ります。
自分はあれこれやることに没頭したいのではない!
予定は自動的に埋って身動きは取りづらくなり、何かをやっている気にはあるけれども1つ1つは深まらない。
もっともっと深い世界が見てみたい。
結局公私分断していて、それは自分の求めているものではない。
決断
「1年以内にエンジニアになります。プライベートでサービスを開発するのではなく、エンジニアとして、働きます。」
そう話したのは2014年7月のことです。
<顧客開発×アジャイル> サービスローンチ鎌倉集中特訓に参加して学んだ3つのこと
数ある可能性の中から、
「技術寄りでサービスを考え、作り、変え、大きくしていくことができるエンジニア」
がとにかくかっこいい!!と考えたことから、エンジニアとしてのキャリアを歩んでいくことに決めました。
上記記事内の助三というサービスや、他のプロジェクトでの開発を進めて力をつけつつ。
ただ、この段階では具体的にどこでどのようにエンジニアをするかはまだまだ詰まっていません。
エンジニアとして前職で働けないか
前職もSIerということで、当時は企画営業をやっていたにしても、エンジニアとして働く道はありました。
それに、社外に出るよりはとりやすい選択肢でもあります。
しかし、
・スタートアップ界隈・開発関連の勉強会に出たときに感じた雰囲気
・業態としてのエンドユーザとの距離
・クライアント - エンドユーザ
|
・SIer - 協力会社
・ユーザにとっての価値のために、新しいことに挑戦する姿勢
・エンジニアとして働き始めることのできるタイミング
・組織の規模
等々を考え、社外も含め検討することにしました。
エンジニアとしてどこで働くか
いざ探してみるにしても、素敵な企業はいっぱいあるはず。
この段階(8月〜9月)で意識していたのは、
・(ある程度)エンジニアドリブンの組織であること
・うわwww なんか面白そうwwwとワクワクできること
・新しいプラットフォームを作れること、既存のレガシーなプラットフォームをひっくり返せること
・「挑戦する人を自分の技術で支える」という予てからの思いをエンジニアという一プレイヤーとして実現できること
ということです。
ここからはすぐ選考・オフィス訪問という流れでしたが、以下の3つのイベント・サービスの影響を強く受けました。
大企業を飛び出すということ
・挑戦するエンジニアを応援する! 〜大企業を飛び出したエンジニアの実体験トークイベント〜
(2014年9月6日)
タイトルの通りです。前職OBで大きな挑戦をした方、エンタープライズ向けの大手企業からスタートアップに挑戦した方と直接するお話する貴重な機会でした。
イベントの後もお話を伺ったり、社外の活動にお邪魔させていただいたりしました。
前職での可能性はやっぱりあるのでは…と悩んでいた時期に、吹っ切れるきっかけをいただきました。
スタートアップの祭典
・IVS 2014 Summer Workshop
(2014年6月27日、28日)
イケてるスタートアップのえらい人々が集まっていろいろと講演してくださる場
と説明すると実態とは異なるので、気になる方は下記を参照してください。
Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット。以下IVS)は主にインターネット業界のトップレベルの経営者が一同に会し、業界展望や経営に関して本気で議論する場である。
IVSは経営者・経営幹部を対象とした年2回の招待制オフサイト・カンファレンス、新サービスの発表の場「Launch Pad」、未来の日本を支える学生に対してトップレベルの起業家の生の声を届ける「ワークショップ」などを開催することでベンチャー企業の生態系・コミュニティ作りに注力しています。
どちらも面白そうな企業(組織、経営者)ばかりで、この中から次の職場が決まればどれだけ幸せだろうかと思いました。
やや無謀ではないか、やはり自分はミーハーではないかと思いつつ。
転職の新しいカタチ
・リアルウォンテッドリー
(2014年9月22日)
IVS登壇企業の1つ、Wantedlyに企業情報を掲載している企業がリアルの場でブースを出し、話を聞きに回れるというイベント。
いろんな企業をだーーーーっと見て回る中で、プラットフォームの中でも具体的に何を作りたいのかがだいぶ見えてきました。
・経営者を支える系
・働き方を変える系
・教育系
・クラウドソーシング系
まだまだ広いですが、プラットフォーム、ってネット系企業であれば大体該当しちゃいそうな中でだいぶ絞れた感があります。
Wantedlyでの転職活動
リアルウォンテッドリー後、どうせならエージェントを挟まず、ウォンテッドリー経由でオフィスに話を聞きに行った方が面白そう!ということでWantedlyのプロフィールを充実させました。
10月からは実際にWantedly経由でオフィスに遊びに来てみなよ!とお声がけいただいた企業や、「話を聞きに行きたい!」ボタンを押した企業に対して訪問。
10月末に内定をいただき、転職活動が終わりました。
freeeとの出会い
この流れの中でクラウド会計ソフトのfreeeでエンジニアとして働くことになりました(条件付)。
前述IVSの打ち上げイベントでたまたま関係者とお話したり、オフィス訪問でたくさんの方にじっくりお話を伺い、じっくりお話を聞いていただいたのが印象的でした。
全自動のクラウド会計ソフト「freee」を担うフルスタックエンジニア募集
ここにある通り、
freee 株式会社は、スモールビジネスに関わる人がより創造的でオモシロイ活動にフォーカスできる社会を実現するため、全自動のクラウド会計ソフトおよびクラウド給与計算ソフト「freee (フリー)」を開発。このプロダクトをスモールビジネスを元気にするプラットフォームに昇華させていきます。
というのはまさに自分も挑戦したいと思っている分野です。最高です。
ビジョンはもちろんのこと、文化、組織、プロダクト、ユーザとの向き合い方等他の観点から見ても最高です。
この記事(オンとオフを分けなくてもいいんじゃない?)と、IVSで聞いた講演の特に印象的だった一節。
20代のたった3000日を、どう過ごすか? 一流起業家らが振り返る、ドM的修行エピソード
(IVSの講演書き起こし)
当時僕がどういうふうに働いていたかっていうと、日曜日の夕方くらいに会社に来てですね、土曜日の昼に帰ると。ずっとその間泊まり込みというか、そんなに寝てもないんですけども、ずっと会社の中で過ごす。それしてても、まったく飽きないくらい、のめり込んじゃったんですよね。
自分の通っていた大学の先輩が既に大学時代にこういう経験していて、こういう価値観を持ってらっしゃって、というのは最後の一押しでした。
僕自身、エンジニアとしてのバックグラウンド・実務経験がないにもかかわらず、気合なりやる気なり、今後の可能性を買っていただけたことはただただ幸運です。
これから
月並みに、まだスタートラインに立ったばかりなのでキャピキャピとか書きたいところですが、実際スタートラインにすら立っていません。
大人の事情というやつです。
11月からは修行修行の日々を過ごしています。たくさん本とネット上の情報を参照しつつ、一刻も早くスタートラインに立ち、一人前のエンジニアになるべく引きこもっています。
いつの間にか12月も終わり、新年を迎えてしまいました。
昨年の年越しはHTMLとCSSの本をひらすら写経をして過ごし、まさか1年後にエンジニアへの第一歩を踏み出そうとしているとは思いもしませんでした。
ただ、こうして改めて振り返ってみると、たくさんの人に助けていただきながら、進むべくして進んでいる感があります。
本当に本当にありがとうございました。
当面はエンジニアとしての成長を最優先しつつ、まともに生活することが軸になるでしょう。
ただ、僕が通ってきた道で役に立てることがあれば何かできたらなぁと思っています。
1月からはシェアハウスに住むので(別途何か書く予定です)気軽に遊びにきてください!
そういうわけでこれからも公私共々よろしくお願いします。
おまけ
僕の成長に投資してくださる方は、こちら!笑
アマゾンのウィッシュリストです僕に届きます〜キャピ
エンジニアとして生きる 〜基礎編(3ヶ月でマスター)/発展編(半年でマスター)〜については、買ったり、貸して頂いたり、保護して頂いたりでなんとかなりそうです。
ありがとうございました。