明けましておめでとうございます!昨年は公私共々人生が変わった1年でした。
それを振り返り、今年1年をどうしたいか考える。そんなことをしながら元旦の午前を過ごそうと思います。
2015年
隔月〜四半期くらいのペースで記事を書いて振り返っていました。改めて全部読んでみると、そのときそのときに必死に考えてること、その次の3ヶ月くらいでどうしたいか、その前に思い描いたことが実現できたのかがわかってよいなぁと思いました。
ただ、それだけではなくてやっぱりこんな風に1年とかそれくらいのスパンを振り返り、次を思い描くのもあるとなおよいなぁという感じです。
1月〜10月
SIer企画営業をやめ、クラウド会計ソフトのfreeeでエンジニアとして働きます : 0ヶ月
転職して3ヶ月が経ちました。もっと速く修正したい。 : 3ヶ月
27歳になりました : 6ヶ月
転職して半年が経ちました。「技術だけで生きるというのは幻想である」だなんて僕は言えない。 : 7ヶ月
freeeへの闘争、終結。正社員になりました。 : 8ヶ月
転職して9ヶ月、面接受けて1年が経ちました。ここは求めた場所なんやろか? : 9ヶ月
転職して10ヶ月、内定もらって1年が経ちました。この1年で何が身についたんでしょう? : 10ヶ月
スタートラインに立つまでのお話。自分の技術的な成長のボトルネックは技術そのものでなく、人との関わり方(頼る、自分を過度に卑下しない)にありました。
11〜12月
10月にはじまったプロジェクトが12月でひと段落しました。大事な目標を掲げるときはダルマを買う、いわゆるDDD(Daruma Driven Development)を実践しているのですが去年2つのDDDを達成しました。
5月頃既に立ち上がっていたプロジェクトではあったのですが、追加機能をリリースするのはもちろん、今後の拡大を見据えて再設計し、バグやKPIのトラッキング、開発体制を大きく変更するというもの。
それまで主に書いていた言語と異なるのも自分にとってはチャレンジでしたが、エンジニアになるときに掲げたこと、昨年はこんな風なことやりたいと掲げたこともあってビジネス上の文脈以上の意味を持たせていました。
リリース後に…があり、力不足は隠せなかったものの周囲の方々にだいぶ助けてもらって文字通りひと段落というところです。
6月の記事には目指す姿としてこんなことを書いていました。
- 今目の前にある、まさに必要とされることを何でもこなせる
- 今の体制では手薄になってしまう、けれどもみんな必要と思っていること部分の仕組みを一から(とは言わなくても「自分がやったった」って言えるくらいの貢献度で)作りたい
- 特定の分野と、逆に誰もやってないけど誰がやるといいやろう?みたいなときにアイツや!って声かけてもらえるようになりたい
それぞれ振り返ると、
- 社内に知見が少ない分野(聞いたら分かったこともあるかもですが、結局調べないとどうにもならないみたいなことが多かった期がする)でしたが、最低限動かすのに必要はことは調べ切りました
- 他のプロジェクト参考にしたものの、意識的に時間とらないと入れられない仕組みをいれました
- 8月か9月くらいの面談?での「この分野はニャンちゅう(※社内での呼称)が育てたって言える分野として育ててくれ!」という言葉と共にアサインしてもらったプロジェクト
という感じです。
単にコードを書くだけでなく、ほんの少しだけエンジニアリングに近づいた気がしました。
ただ、他のプロジェクトと同じように運用しようとするにはまだ足りていない部分が多いです。悔しいです。次の四半期でまたよい報告ができるようにがんばります。
朝会
4月頃?からみんなの前に立って担当し始めた全体朝会。忘年会にて特別賞枠で表彰してもらいました。
オフィス移転前には100人前後の前で話す感じで気分はさながらライブ。日付言うときにはずっと手震えてたし(日付以外はそうでもない)、未だにそうだし、きっとこんな時間無駄って思う人いっぱいいるし、それ言う?言っちゃう?みたいなことも言われたし…
駄菓子菓子1人あたりの時間×人数分自分が社員を拘束するのはそれだけの責任が生じて当然。体を張って(?)滑ることを恐れず(いや恐い)、声も多少集めつつよいと思ったことはとりあえず試してみる日々でした。
効率化できることがあったり、もう一歩踏み込むべきところがあったり、朝会司会を仰せつかった頃とは大きく異なる規模に見合った朝会を設計する(やめる、も一選択肢として考えるべき)ことがあったり、これはこれで大切な仕事だと思うので人の力も借りつつ続けていきたいです。
情報発信
チキって書けなかったQiita記事。freee Engineers Advent Calendar 2015をきっかけにとうとう年末2本書きました。
ここで紹介されているGrowing Rails Applications in Practiceという海外本の全訳もGW前にやった気がします。
自分くらいのレベルだと、こういうの書いてる暇あればコード書けって思われそうな気がしてついつい控えてしまいますが、特にC#とかほんとMSDN読んでもあてにならないことも多く、こういう善意で発信された情報に支えられたと思っているので、今度は自分も貢献したいと思う気持ちは強いです。
エンジニアやってていいなーと思うのは、大して価値があると思えない知識の有無で無駄に削られたりしないことです。属人的になってしまう部分やさすがに公にできない情報ももちろんあります。それでも、根本はオープンな情報の元でコミュニテイが存在し、オンライン/オフライン問わず門戸が開かれているという世界はほんとに好きです。好きです。好きです。
総括
というわけで、
職業としてエンジニアを選んでほんとによかった
会社楽しい部活も全力でやった
会社組織の一員として解決すべき問題はあるのでそっちもがんばった
最後までやりきれなかったことも…………
そしてこの会社でエンジニアとして今も変わらず(よい方向にはもっと変われ)働き続けていられるのが昨年一番の成果です。
対外的な部分で判断してなんぼやろ、と思うのですが去年の目標はひとまずそこなのでよしとしましょう次元低くてさーせん。
one more thing
2015年振り返るという文脈でどう考えても欠かせないのがルームシェア。大学入学と共に東京に引っ越し一人暮らしを始めましたが、縁あって1月半ばから3人で暮らしています。
2014年からプログラミングを教えてもらっている師匠と、一緒に教えてもらってた人です。
いろいろ思うところはあるものの、まとめると意外にもこんな感じで変わりはありません。
7月の頭に書いた読書感想文でですが、人が大切だと思う感ってこんな風なんか…と今更ながら気付かされました。
全員プログラムを書いたり、エンジニアリングをしたりする人なのでそっちの話をするのが筋かもですが、より強く思うのはこっちです。
そういう感じの話も別の機会にできたら嬉しいです。
2016年
1年スパンで目指したいことを。
エンジニアとして
「エンジニアとして具体的に直近こうしたい」は11月〜12月で書いた通り10月からのプロジェクト、より体制として確立させることです。
その他は、
「ニャンちゅう圧倒的にこれできないからこのプロジェクトはなしかなぁ」をなくす!!!
です。
そういうと語弊しかないので言い直すと、フロントもちゃんと書きたいということです。
サーバサイド満足に書けないし、設計もできない、言語の周辺も知識/経験すべてが不足しているのはわかっているけど今年はそこなんとかしたい。
フロントに限らず、QAテスト的な文脈やいろんなプラットフォームで使えるクライアントアプリという文脈でJavaScriptと真剣に向き合いたい。
あと、クライアントアプリ書いたよしみでandroid触りたい。
API整備できる人になりたい。
他の細かいところはこの記事に書いたのとあんまり変わってません。
転職して10ヶ月、内定もらって1年が経ちました。この1年で何が身についたんでしょう?
ただ、1年大枠としては
- JavaScriptと真剣に向き合う
- android触る
- API!
というのをやっていきたいです。バックエンドとフロントエンドちゃんとつなぎたい…
このやり方即戦力にはなれなさそう…と思いつつ、今そういうプロジェクトに携われたら勢いでどうにかなるという思い込みも込みでこの順番でやり直してます。
JavaScriptの学習本をレベル分け!入門、中級、上級全6冊
過剰な苦手意識とこれまで学んだことを活かして概念に馴染むところから。
最新動向は社内の圧倒的革命家たちの記事とコード読みながらいつの間にかキャッチアップします。
音楽
昨日振り返り、思い描いていました。こんな感じ。
ギターを弾く、ピアノを弾く、ミスチルを歌う、今年1年の音楽を振り返る
元気ハツラツ90年代をたくさん歌うこと
久石譲さんの曲をピアノで1曲ちゃんと弾けるようになること
心の底から歌い、届けること
以上!
人間として
人としてですね。大学のときから1年に1つテーマ的なものがあったんですが、昨年は定めず?定められず?でした。
今年のテーマは「許す」です。
昨年は楽しいことがとことん楽しい1年だっただけに、イラッとすることはほんとにイラッとしてた気がします。今でも思い出すだけでいろいろとイラッとします。体調まで崩すのほんと誰得。
とはいえ、イラッとしたところで結局状況は何一つ変わらなかったし、その環境から別の環境に移動するのに腐心するくらいならもっとエンジニアリングや価値の創出に集中したいので、受け入れも対峙もせず、ただ「許す」です。
きっとその状況の中で自分だけこんな思いして飲み込まねばらないのか…とか考えると思います。いや、きっとなんてことはなく絶対思います。
駄菓子菓子、この記事を読んで吹っ切れました。
【岩田 聡氏 追悼企画】岩田さんは最後の最後まで“問題解決”に取り組んだエンジニアだった。「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」特別編 -
岩田さん、エンジニアとしてすごいのは別に誰が見てもそうでしょうという感じなのですが、とことん問題にフォーカスする姿勢、記事の最後のページに出てくる
「志向性が違えば衝突するのは当たり前です。それをわざわざぶつけさせるやり方を取るのが悪い」みたいに発想して,一つ一つ問題を解決していくんですよ。
というのに痺れました。社内にもその辺含めてすごい尊敬する人がいます。直近プロジェクトが無事乗り切れたのもその人に認められたいみたいな感情があったことは否定できません。
というわけで、外面としては「問題にもっとフォーカスして解決できる人になる!」ということにしておきつつ、その前提として「許す」ことができる人になりたいです。人間への闘争。
最後に。仕事はもちろんですが、プライベートでも本気出して幸せな感じの1年にします。
今年もよろしくお願いします!