2020年10〜12月ふりかえりと1〜3月OKR 〜旗を立て始める〜

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四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2020年10〜12月は、設計のプラクティスを念頭に置いて、より実践的な設計・開発のアウトプットをするのが主な内容でした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2020年7〜9月ふりかえりと10〜12月OKR 〜プラットフォームエンジニア設計譚〜で立てています。

OKRの振り返り

3段階で見ていきます。

  • できた
  • 微妙
  • できなかった

Objective 1

設計よくしていこうな

今年学んできた個々の技術を組み合わせて、保守性と信頼性が高いサービス設計を学び、実践する。

Key Result 1 【できた】

・12月の技術書典10で『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を執筆する
・『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』を読む
・Professional Data Engineerを受ける
・『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』を読み、模試を解く
・『A Philosophy of Software Design』を読む

このKRがも最重要なため、KR2、KR3が厳しく感じたら迷わずKR1を選ぶ。


技術書典10では、新刊『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を無事出すことができました。

技術書典10で新刊『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を含む6冊+αを出展します #技術書典

本のメインテーマとなるモジュールやCI/CDの検証ではまりにままり、終わったのが12月6日。何度か折れそうになりましたが、なんとか間に合ってよかったです。

前Qから読んでいたSREワークブックは読み終わりました。サービスの運用やSREの原理・原則を意識して働かざるをえない以上、不可欠な知見に目を通せた気がします。

さらに、Googleの分散システムや、GCPのアーキテクチャを例に説明している部分も多く、純粋に面白かったです。

特に、Non-Abstract Large System Design(NALSD)は、ある設計をするとどういう問題が発生するのかを具体的に計算しながら段階的に設計改善していく話で、特に身につけたいなと思いました。AdWordsを例に解説されています。

https://sre.google/workbook/non-abstract-design/

これもよさそう。

SRE Classroom: 非抽象的な大規模システム設計の演習

ある程度実務経験も増えると、原理・原則の話をされても腹落ちすることが増えると思います。そういうものに意識的に触れて、成長にレバレッジをかけたいものです。

Professional Data Engineerは、技術書典10脱稿後すぐに『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』の模試を解き、点のよくない章から勉強し、1月2日に合格しました。2週間の冬休みは、原稿とテスト勉強で終わりました。

本当は、いい感じのデータパイプラインのアーキテクチャ例を『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』に盛り込みたかったです。でも間に合いませんでした。

詳細は各サービス使ってみなわからん、みたいな部分が多かったです。それでも、気持ちは十分に学べたので、今後の業務や複業などで肉付けしていこうと思います。

A Philosophy of Software Design』は、文字通りソフトウェアを設計する上で意識すべき指針について書かれたものです。具体的に名前がついている設計パターンよりも抽象的なもの。

設計手法を適用するよりも、「こう設計したらどう困るだろう?」と考えるための言葉がたくさん散りばめられているので、何にでも適用できそうです。『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』でも、Terraformモジュール設計に活きました。原則に沿って、地に足のついた問いかけを積み重ねていくとよさそうです。

Key Result 2 【できなかった】

Cloud Runのユースケース集を世に送り出す

・Serverlessなカンファレンスがあればワークショップ、なければZennなどで出す
・『Building Serverless Applications with Google Cloud Run


なにもできませんでした。EAPのときに読んだ『Building Serverless Applications with Google Cloud Run』にざっと目を通したくらいです。

きっとこれからもっと使うサービスだと使うと思うので、気長に…

Key Result 3 【微妙】

KompalWeatherをGAに

  • production用のプロジェクトに移す
  • BigQuery MLで混雑状況予測
  • UIを生やす
  • ログ・エラーレポート周り改善

このサービスの混雑状況監視対象サウナがある地域から引っ越したので優先度が…というのはおいといて、KR1との兼ね合いで、ほとんど時間が避けませんでした。

BigQuery MLは、クエリ書くノリでモデル作成できてすごい…!という感じでした。技術として。

このサービスを作った目的は、より空いてるタイミングでサウナに入りたいというものでした。しかし、「混雑」状態で入店しても同時にサウナに入る人が少ないときは少ないし、「空いてる」状態で入店してもサウナでぎゅうぎゅうになることがあって「混雑状況見ずに行きたいときに行けばよい」が結論になりました。検証できてよかったです。

この登壇も含め、Cloud Runにしっかり触り、Terraformも積極的に活用したのはよかったです。

UIは思うところがあるので、別の文脈でなにか書きます。

Objective 2

Key Result 1 【できた】

嫁氏のストレスを軽減する


Fitbit Senseをプレゼントして、ストレスを定量的に把握することからはじめました。

家事一覧とそれの分担・自動化度を表にしたりしました。引越も大きい。今回に限らず続けていく所存です。

Key Result 2 【できた】

ミファーを護り抜き、あの頃のように遊びに行く


去年出会って一番よかったのは、ダントツでゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドです。日々プライベートOKR達成に向けて腐心し、それ以外の事柄に手放しで身を委ねることができなくなっていました。そんな中で、OKR達成のための時間を削ってでも、夢中になって取り組みたいと思える楽しみ。それがこのゲームでした。

続編がこのゼルダ無双 厄災の黙示録。体験版も済ませ、発売日にゲームソフトを買うのも小学校ぶりかもしれません。

ただ、技術書典10の準備も佳境だったので、2日間集中してメインストーリーを終わらせました。ひたすらエモかったです。1月以降もう少しやり込もうと思います。

Key Result 3 【できた】

旅行する

ふるさと納税奴で石川県に行くか、GoToの波に乗るか、それともシー=>ミラコスタ=>ランドの夢を叶えるか…日常の物理的範囲が狭まる中、非日常を得たいです。


GoToの波に乗り、新宿のパークハイアットホテルに宿泊しました。目的は、宿泊者は滞在中何度でも入れるサウナ「クラブ オン ザ パーク」です。贅沢とは何かを知りました。

感想

一昨年のふるさと納税で石川県の宿の宿泊券をもらったのですが、結局行けずじまい。状況が状況なので電話してみたところ、期限を1年延長してもらえました。今年は満を持して訪問したいものです。

Key Result 4 【できた】

(不確定要素はある中で)もし居住エリアに職場の制限がないなら、どこにどう住むのがよいか?みたいな話を最近よくします。その中で今の家はよいという話や、もっと広い家に住みたいという思いがあります。よい椅子を買ったのでもう十分という気持ちもあります。

更新タイミングも近いので、どうするか2020年時点の結論を出します。


引っ越しました。去年の物件では、間取り的に夫婦でMTG時間がかぶると厳しかったのが最大の要因です。

キャッツ、サウナ、間取り、広さを最大限考慮したことで、最高の生活を得ました。引越については、別途noteで書こうかなと思っています。

ログ

OKRとしては追ってないものの、記録しておきたいことのコーナーです。

読書

ここまでで書いたもの以外です。

感性が限りなく鈍ってる感じがしたので、読んでみました。これを読まなかったら、集中部屋はモノトーンになっていたはずです。はずれのない色で埋め尽くすより、ちょっとせめて楽しんでみようと思うようになりました。

この記事を読んだのがきっかけです。

明治時代に東大農学部の教授をやられてた方の投資・人生哲学です。経験、資産、信頼の積み重ね方が尋常でなくてすごかったです。

このツイートを見たのがきっかけです。OKRを追いかけるのがわたしの人生か?は常々思ってるんですが、ここまで振り切れたら(「人生最大の幸福とは、職業の道楽化である」の部分)立派やなぁと思います。

最近聞き始めて、途中です。タイトルに対して正直に答えると、楽しくはないんですよね。人生に対して構えすぎてる感がある。

幸せは人との関わり合いの中で見出すもの(よく覚えてない)的な話の中で、去年はほんとうに雑談減ったなぁと思ったし、プライベートでの人との関わりがなさすぎて余計につまらなかった気もしました。

勉強会のあとの懇親会ていどの絡みもほとんどなかったです。片手で数えるほどですが、オンラインで他社のエンジニアと話したのは楽しかった。

今年はもう少し人間味のある活動しようかなぁと思います。

やーこれは売れるわ(事実)。世界中でベストセラーになる。

コンマリ先生の本はじめてよみました。片付けのハウツー本ではなく、人生哲学です。ものを捨てるのも、(引っ越ししたのも、)より好きなものに出会い、そういうものに囲まれて暮らすため。引っ越しタイミングでかなりいろんな本、服、小物などなどを捨ててすっきりしました。

あとコンマリ先生の人生がロックで、めちゃくちゃかっこよかったです。ここまでこだわりもって生きられたらかっこいい。

何書いてたか何も覚えてないです。

引っ越したら観葉植物も家族に迎え入れるか〜と思って読みました。ふるさと納税でエバーフレッシュパキラをもらい、パキラは造花で萎えました。

ビカクシダを迎えるための壁を用意したりもしてます。

本ではないです。寝る前には紙の本を読むのですが、紙本はもっと減らしたいので目が覚めない端末を確保しました。もともと電子書籍はFire HDで読んでたのですが、ちょっと明るすぎたので。

サイズも気にならないし、ページもめくりやすいし、明るさも調節できるのでいい感じです。

英語

10〜12月の英会話(NativeCamp)の受講状況はこんな感じでした。

  • 10月: 32回、13時間21分
  • 11月: 27回、11時間15分
  • 12月: 28回、11時間40分

引き続き「カランメソッド」を中心に受講しています。10分冊の9冊目がもう少しで終わりそうです。

12月からは、特定のトピックに関してされる質問に答える「5分ディスカッション」というのをはさむようになりました。週8レッスン(火、木、土、日に25分×2)のうち、2回を充てています。

以前であれば原稿の締切や引越など、大きなイベントがあると途絶えてそれきりだったと思うのですが、ちゃんと持続する習慣は作れるようになったのかなぁと思います。特にカランメソッドは話題を自分で作らなくていいのでペースを作りやすいです。

一方で、仕事で話す英語も定型的なMTGでは「全文スクリプト」とか作らなくても話せるようになった気がするものの、オンライン飲み会(英語)はまだまだきついです。きつさの内訳が全部英語能力ということはない(話題提示とか)ものの、関心の強いテーマ(猫、サウナ、技術書執筆)を振ってもらうのに対し、自由に表現できてないなぁとも感じます。

いまの学習スタイルを継続するべきか、テコ入れすべきか判断できないのが困ります。

今後の話

今年は「旗を立てる」をやります。プラットフォームエンジニアとしてのキャリア、それを支える技術・考え方の学習は引き続き。詳しいことはきっと別記事で書きます。

2021年1〜3月のOKRです。OKRなしでいこうかなとも思っていたのですが、ゆるめに置くことにしました。

Objective 1

旗を立てるための学習を継続し、実績を積み始める

Key Result 1

「旗を立てる」宣言をする

  • 旗を立てるの趣旨ややることをまとめた記事を書く
  • TODOを作る

Key Result 2

複業の開始

  • 企業にアプローチする
  • GCP・コンテナ関連の仕事を月30時間くらいからやっていく

Key Result 3

コンテナの基礎を学ぶ

Objective 2

新居をととのえる

Key Result 1

ルンバを週3かけられる状態にする

  • 捨てる仕分けをしてない箱があるので終わらせる
  • 新居用家具・家電の箱を仕分ける
  • 集中部屋のカラーボックスを撤去する

Key Result 2

植物を迎える

  • リビングにビカクシダを迎える
  • ガジュマルを大きい鉢に移す
  • 集中部屋にパキラを迎える
  • 間違って買った造花のパキラを社会に循環させる

Key Result 3

  • 自動掃除してくれるトイレにチャレンジしたい
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