四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2021年7〜9月は、ジョージア工科大学大学院のコンピューターサイエンスコースの出願期限が伸びたのを受け、後悔ない状態で出願するのが目標でした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2021年4〜6月ふりかえりと7〜9月OKR 〜大学院出願2と夏休み〜で立てています。

OKRの振り返り

Objective Georgia Tech OMSCSに出願する

Key Result 1 【できた】

Build a Modern Computer from First Principles: Nand to Tetrisの修了

それぞれ無事終了しました。

Part 1では論理ゲートにはじまり、加算器、ALU、RAM、CPUを作り、Part 2ではJavaをめちゃくちゃ簡略化した言語Jackを題材に、それをVMコードに変換するcompiler、VMコードをアセンブリ言語に変換するVM translator、JackでOS機能をいじるライブラリを書くという内容を扱っていました。Jackでミニゲームを開発するのも含まれていて、入門にはうってつけでした。

この本の翻訳元がテキスト(授業も作者同じ)なのでご存じの方も多いかもしれません。

コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方

積んでいるこっちもやろうと思います。

Go言語でつくるインタプリタ

Key Result 2 【できた】

出願書類を仕上げる

締切の8/10よりも少し早めの7/24に出願を終えました。

合否結果はメールで10/15までに順次届くそうです。ただ、当初8/31までに開始される予定だったのが9/22に延期(実際にはじまったのは9/16)されたり、Redditを眺める限りけっこうな割合が待ってそうです。受かったらめでたいし、だめならCSのオンライン授業を積みまして3月に再挑戦するだけなので、気にしすぎず気長に待つことにします。

ログ

OKRとしては追ってないものの、記録しておきたいことのコーナーです。

ゲーム

ゼルダのスカイウォードソードを終えました。ブレスオブザワイルドからゼルダをはじめた勢としてどんな感じになるかなぁ…と思っていましたが、ゼルダシリーズの系譜の原点としてクリアしたら寂しくなる程度に楽しかったです。マスターソードとの出会い特によかった。

新刊発売が楽しみな本が増えて本当によかったです。

何書いてるかさっぱりわかりませんでした。

Twitter的なフィードやWebクローラー、チャットなどの典型的なシステムを要件に合わせいかにスケールするように設計するべきかを学べる本。典型チューニンポイントや代表的アルゴリズム、事例文献へリンクも豊富でかなり面白かったです。具体的なクラウド、言語、ライブラリなどでどう実現できるかを考えるとなお面白いです。

Linuxの基礎があるか?と言われてLinuxの基礎がなにかわからなかったので読んで見ました。自分の「シェルスクリプトが書けない」は個々のコマンドもそうですが、Linuxの基礎を学んだことがないというのも多く含んでいることがわかったのでよかったです。

「ネットワーク系をがっつり見ているわけではないが、インフラを見る上でネットワークは不可避。しかし、目の前の小さなタスク単体ではなかなか知識・経験が積み重なっていく感じがしない」という問題意識があり入門することにしました。体系的、分量少なめ、図多めはなかなかなじめない分野にうってつけでした。

LinuxのNetwork NamespaceをつかってTCP/IPを学ぶというコンセプトでめちゃくちゃよかったです。OSI参照モデルやTCP/IPの図で各層の役割を説明されるだけでははかなか頭に残りませんでしたが、ip、tcpdump、iptables、ping、dig、ncなどを叩きながら説明されるとだいぶ実感がわきました。

Audibleでどこまで洋技術書頭に残るか試しています。

みんなやっとるな!

初版との差分のみ読みました。

アニメ

リモートワークになってから幼稚園ぶりにみはじめた勇者シリーズも、残すところ勇者指令ダグオンのみになりました。中でも一番好きだったマイトガインは、変形・合体ロボット好きの原点なので心揺さぶられるものがあります。中古DVDも高騰している作品しか残っていなかったり、prime videoにない作品が見たかったりでバンダイチャンネルを契約しました。

雑談1on1

楽しかったので継続したいです。

これまで取り組んだ個人OKR一覧とMeetyでの1on1

あまり肩肘はりたくないものの、コーチング系の本を読んだらどうなるか試してみたいです。

新 コーチングが人を活かす

大学院やサウナなど、順次トピックを増やしていこうと思っています。

英語

短期戦モード(TOEFLで大学院出願に必要なスコアを確保する)から長期戦モードになったので、1日にやることを決めて継続しています。

  • ELSA Speak: 発音矯正自体よりも、正しい発音を知り耳をよくする
  • Mikan: TOEFL 3800英単語を朝・夜に100単語ずつ復習継続
  • Podcast: Scientific AmericanのシャドーイングとNHK Worldを寝る前に聴く

アクティビティ

精神的にけっこう参ってしまったので、2回目のワクチンを終えてしばらくから自然に触れるようにしてました。あとマリトッツォけっこう食べました。

今後の話

Objective 1

プラットフォームインフラ未学習分野の底上げとベストプラクティスの実装修行

KR2を重視し、KR3は次四半期も継続する前提。

Key Result 1

Kubernetesのセキュリティまわりの業務比率高めなので概観する。

昨年買ったCKSの受験期限が12月上旬というのが大きいです。

Key Result 2

ネットワーク関連の話題が頭に残るようになってきたので、GCP上でのネットワーク関連実務とアプリケーションレイヤーでの見え方を意識しつつ概観する。

Key Result 3

組織としての知見はあるが、自身の経験が薄い部分のチャンスをものにする。

  • 技術書典12(2022年1月22〜30日)の新刊章立て、検証(Cloud Run + マイクロサービス)

Objective 2

持続可能な感じの人生にする

Key Result 1

旅をする(やってみたいことリストより)

  • ミラコスタ泊まる
  • 石川でのどぐろ食べる
  • ume, yamazoe泊まる

ミラコスタは1つの夢なので、お金払って叶う夢は時期を定めて叶えていきたいです。

石川はふるさと納税の宿の期限を1年伸ばしてもらっているのでそろそろいこうと思います。

ume, yamazoeはクラウドファンディングのチケットの期限切れてる気がするけれど果たして…

Key Result 2

ジョギングか散歩の再開

有酸素運動の習慣がないと厳しそうです。

Key Result 3

お楽しみコンテンツ

ゼルダ35周年ということでマリオの3Dコレクションのように、過去3作品コレクションがSwitchで出ると思っていました。なんとそうではなく、Switchオンラインで64系ソフトも楽しめるようになるとのことで課金していこうと思います。ムジュラの仮面も追加されるとのこと。僕は64買ってもらえなかった勢なので思い入れはないですが、ゼルダファンの時のオカリナとムジュラの仮面への強い思いはひしひしと感じるのでとても楽しみです。

四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2020年10〜12月は、設計のプラクティスを念頭に置いて、より実践的な設計・開発のアウトプットをするのが主な内容でした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2020年7〜9月ふりかえりと10〜12月OKR 〜プラットフォームエンジニア設計譚〜で立てています。

OKRの振り返り

3段階で見ていきます。

  • できた
  • 微妙
  • できなかった

Objective 1

設計よくしていこうな

今年学んできた個々の技術を組み合わせて、保守性と信頼性が高いサービス設計を学び、実践する。

Key Result 1 【できた】

・12月の技術書典10で『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を執筆する
・『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』を読む
・Professional Data Engineerを受ける
・『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』を読み、模試を解く
・『A Philosophy of Software Design』を読む

このKRがも最重要なため、KR2、KR3が厳しく感じたら迷わずKR1を選ぶ。


技術書典10では、新刊『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を無事出すことができました。

技術書典10で新刊『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を含む6冊+αを出展します #技術書典

本のメインテーマとなるモジュールやCI/CDの検証ではまりにままり、終わったのが12月6日。何度か折れそうになりましたが、なんとか間に合ってよかったです。

前Qから読んでいたSREワークブックは読み終わりました。サービスの運用やSREの原理・原則を意識して働かざるをえない以上、不可欠な知見に目を通せた気がします。

さらに、Googleの分散システムや、GCPのアーキテクチャを例に説明している部分も多く、純粋に面白かったです。

特に、Non-Abstract Large System Design(NALSD)は、ある設計をするとどういう問題が発生するのかを具体的に計算しながら段階的に設計改善していく話で、特に身につけたいなと思いました。AdWordsを例に解説されています。

https://sre.google/workbook/non-abstract-design/

これもよさそう。

SRE Classroom: 非抽象的な大規模システム設計の演習

ある程度実務経験も増えると、原理・原則の話をされても腹落ちすることが増えると思います。そういうものに意識的に触れて、成長にレバレッジをかけたいものです。

Professional Data Engineerは、技術書典10脱稿後すぐに『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』の模試を解き、点のよくない章から勉強し、1月2日に合格しました。2週間の冬休みは、原稿とテスト勉強で終わりました。

本当は、いい感じのデータパイプラインのアーキテクチャ例を『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』に盛り込みたかったです。でも間に合いませんでした。

詳細は各サービス使ってみなわからん、みたいな部分が多かったです。それでも、気持ちは十分に学べたので、今後の業務や複業などで肉付けしていこうと思います。

A Philosophy of Software Design』は、文字通りソフトウェアを設計する上で意識すべき指針について書かれたものです。具体的に名前がついている設計パターンよりも抽象的なもの。

設計手法を適用するよりも、「こう設計したらどう困るだろう?」と考えるための言葉がたくさん散りばめられているので、何にでも適用できそうです。『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』でも、Terraformモジュール設計に活きました。原則に沿って、地に足のついた問いかけを積み重ねていくとよさそうです。

Key Result 2 【できなかった】

Cloud Runのユースケース集を世に送り出す

・Serverlessなカンファレンスがあればワークショップ、なければZennなどで出す
・『Building Serverless Applications with Google Cloud Run


なにもできませんでした。EAPのときに読んだ『Building Serverless Applications with Google Cloud Run』にざっと目を通したくらいです。

きっとこれからもっと使うサービスだと使うと思うので、気長に…

Key Result 3 【微妙】

KompalWeatherをGAに

  • production用のプロジェクトに移す
  • BigQuery MLで混雑状況予測
  • UIを生やす
  • ログ・エラーレポート周り改善

このサービスの混雑状況監視対象サウナがある地域から引っ越したので優先度が…というのはおいといて、KR1との兼ね合いで、ほとんど時間が避けませんでした。

BigQuery MLは、クエリ書くノリでモデル作成できてすごい…!という感じでした。技術として。

このサービスを作った目的は、より空いてるタイミングでサウナに入りたいというものでした。しかし、「混雑」状態で入店しても同時にサウナに入る人が少ないときは少ないし、「空いてる」状態で入店してもサウナでぎゅうぎゅうになることがあって「混雑状況見ずに行きたいときに行けばよい」が結論になりました。検証できてよかったです。

この登壇も含め、Cloud Runにしっかり触り、Terraformも積極的に活用したのはよかったです。

UIは思うところがあるので、別の文脈でなにか書きます。

Objective 2

Key Result 1 【できた】

嫁氏のストレスを軽減する


Fitbit Senseをプレゼントして、ストレスを定量的に把握することからはじめました。

家事一覧とそれの分担・自動化度を表にしたりしました。引越も大きい。今回に限らず続けていく所存です。

Key Result 2 【できた】

ミファーを護り抜き、あの頃のように遊びに行く


去年出会って一番よかったのは、ダントツでゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドです。日々プライベートOKR達成に向けて腐心し、それ以外の事柄に手放しで身を委ねることができなくなっていました。そんな中で、OKR達成のための時間を削ってでも、夢中になって取り組みたいと思える楽しみ。それがこのゲームでした。

続編がこのゼルダ無双 厄災の黙示録。体験版も済ませ、発売日にゲームソフトを買うのも小学校ぶりかもしれません。

ただ、技術書典10の準備も佳境だったので、2日間集中してメインストーリーを終わらせました。ひたすらエモかったです。1月以降もう少しやり込もうと思います。

Key Result 3 【できた】

旅行する

ふるさと納税奴で石川県に行くか、GoToの波に乗るか、それともシー=>ミラコスタ=>ランドの夢を叶えるか…日常の物理的範囲が狭まる中、非日常を得たいです。


GoToの波に乗り、新宿のパークハイアットホテルに宿泊しました。目的は、宿泊者は滞在中何度でも入れるサウナ「クラブ オン ザ パーク」です。贅沢とは何かを知りました。

感想

一昨年のふるさと納税で石川県の宿の宿泊券をもらったのですが、結局行けずじまい。状況が状況なので電話してみたところ、期限を1年延長してもらえました。今年は満を持して訪問したいものです。

Key Result 4 【できた】

(不確定要素はある中で)もし居住エリアに職場の制限がないなら、どこにどう住むのがよいか?みたいな話を最近よくします。その中で今の家はよいという話や、もっと広い家に住みたいという思いがあります。よい椅子を買ったのでもう十分という気持ちもあります。

更新タイミングも近いので、どうするか2020年時点の結論を出します。


引っ越しました。去年の物件では、間取り的に夫婦でMTG時間がかぶると厳しかったのが最大の要因です。

キャッツ、サウナ、間取り、広さを最大限考慮したことで、最高の生活を得ました。引越については、別途noteで書こうかなと思っています。

ログ

OKRとしては追ってないものの、記録しておきたいことのコーナーです。

読書

ここまでで書いたもの以外です。

感性が限りなく鈍ってる感じがしたので、読んでみました。これを読まなかったら、集中部屋はモノトーンになっていたはずです。はずれのない色で埋め尽くすより、ちょっとせめて楽しんでみようと思うようになりました。

この記事を読んだのがきっかけです。

明治時代に東大農学部の教授をやられてた方の投資・人生哲学です。経験、資産、信頼の積み重ね方が尋常でなくてすごかったです。

このツイートを見たのがきっかけです。OKRを追いかけるのがわたしの人生か?は常々思ってるんですが、ここまで振り切れたら(「人生最大の幸福とは、職業の道楽化である」の部分)立派やなぁと思います。

最近聞き始めて、途中です。タイトルに対して正直に答えると、楽しくはないんですよね。人生に対して構えすぎてる感がある。

幸せは人との関わり合いの中で見出すもの(よく覚えてない)的な話の中で、去年はほんとうに雑談減ったなぁと思ったし、プライベートでの人との関わりがなさすぎて余計につまらなかった気もしました。

勉強会のあとの懇親会ていどの絡みもほとんどなかったです。片手で数えるほどですが、オンラインで他社のエンジニアと話したのは楽しかった。

今年はもう少し人間味のある活動しようかなぁと思います。

やーこれは売れるわ(事実)。世界中でベストセラーになる。

コンマリ先生の本はじめてよみました。片付けのハウツー本ではなく、人生哲学です。ものを捨てるのも、(引っ越ししたのも、)より好きなものに出会い、そういうものに囲まれて暮らすため。引っ越しタイミングでかなりいろんな本、服、小物などなどを捨ててすっきりしました。

あとコンマリ先生の人生がロックで、めちゃくちゃかっこよかったです。ここまでこだわりもって生きられたらかっこいい。

何書いてたか何も覚えてないです。

引っ越したら観葉植物も家族に迎え入れるか〜と思って読みました。ふるさと納税でエバーフレッシュパキラをもらい、パキラは造花で萎えました。

ビカクシダを迎えるための壁を用意したりもしてます。

本ではないです。寝る前には紙の本を読むのですが、紙本はもっと減らしたいので目が覚めない端末を確保しました。もともと電子書籍はFire HDで読んでたのですが、ちょっと明るすぎたので。

サイズも気にならないし、ページもめくりやすいし、明るさも調節できるのでいい感じです。

英語

10〜12月の英会話(NativeCamp)の受講状況はこんな感じでした。

  • 10月: 32回、13時間21分
  • 11月: 27回、11時間15分
  • 12月: 28回、11時間40分

引き続き「カランメソッド」を中心に受講しています。10分冊の9冊目がもう少しで終わりそうです。

12月からは、特定のトピックに関してされる質問に答える「5分ディスカッション」というのをはさむようになりました。週8レッスン(火、木、土、日に25分×2)のうち、2回を充てています。

以前であれば原稿の締切や引越など、大きなイベントがあると途絶えてそれきりだったと思うのですが、ちゃんと持続する習慣は作れるようになったのかなぁと思います。特にカランメソッドは話題を自分で作らなくていいのでペースを作りやすいです。

一方で、仕事で話す英語も定型的なMTGでは「全文スクリプト」とか作らなくても話せるようになった気がするものの、オンライン飲み会(英語)はまだまだきついです。きつさの内訳が全部英語能力ということはない(話題提示とか)ものの、関心の強いテーマ(猫、サウナ、技術書執筆)を振ってもらうのに対し、自由に表現できてないなぁとも感じます。

いまの学習スタイルを継続するべきか、テコ入れすべきか判断できないのが困ります。

今後の話

今年は「旗を立てる」をやります。プラットフォームエンジニアとしてのキャリア、それを支える技術・考え方の学習は引き続き。詳しいことはきっと別記事で書きます。

2021年1〜3月のOKRです。OKRなしでいこうかなとも思っていたのですが、ゆるめに置くことにしました。

Objective 1

旗を立てるための学習を継続し、実績を積み始める

Key Result 1

「旗を立てる」宣言をする

  • 旗を立てるの趣旨ややることをまとめた記事を書く
  • TODOを作る

Key Result 2

複業の開始

  • 企業にアプローチする
  • GCP・コンテナ関連の仕事を月30時間くらいからやっていく

Key Result 3

コンテナの基礎を学ぶ

Objective 2

新居をととのえる

Key Result 1

ルンバを週3かけられる状態にする

  • 捨てる仕分けをしてない箱があるので終わらせる
  • 新居用家具・家電の箱を仕分ける
  • 集中部屋のカラーボックスを撤去する

Key Result 2

植物を迎える

  • リビングにビカクシダを迎える
  • ガジュマルを大きい鉢に移す
  • 集中部屋にパキラを迎える
  • 間違って買った造花のパキラを社会に循環させる

Key Result 3

  • 自動掃除してくれるトイレにチャレンジしたい

四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2020年7〜9月は、プラットフォームエンジニアとして必要な技術要素を学びつつ、レバレッジの効くプラクティスの中でも特にDevOps/SREを学ぶのが主な内容でした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2020年4〜6月ふりかえり 〜より抽象的なプラットフォーム仕草を身につける〜で立てています。

OKRの振り返り

3段階で見ていきます。

  • できた
  • 微妙
  • できなかった

Objective 1

プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上

Key Result 1 【できた】

Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる

  • 技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く

本は「基礎編」になってしまったものの、出展できました。

技術書典9の『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜基礎編〜』の振り返り #技術書典

直近の四半期は、Terraformのステートのデバッグができないと終わり!!!という状況でした。最初は詳しい同僚にコマンドをレビューしてもらいながらおそるおそるやっていたオペレーションももう大丈夫です。

また、振り返り記事でも触れているように、執筆と読書を通じて「学びのフォーム」自体を体系化できるようになってきたと思います。

個別の技術を理解する。目の前の本を締め切りに間に合わせる。どちらもこのKR達成には不可欠です。

ただ、長期的に大事なのは、学び方自体を改善し続けることや、新しいやり方に挑戦して習得し、これまでと違うスピードを体感することです。

Key Result 2 【できた】

DevOpsのプラクティスを身につける

チームの先人たちが組織に根付かせてくれたDevOpsやSREの文化はとても多く、日々学びがあります。しかし、新しく自分が何かを導入するとき、運用を考えるときの共通言語となるため、それらの起源を自分でたどるのはめちゃくちゃ有益です。

KRのアクションアイテムの中では、特にサイトリライアビリティワークブックがよかったです。SLI/SLO/SLAの考え方やエラーバジェット、ポストモーテムなどはもちろん、大規模システムの継続的設計改善(NALSD)の話や負荷分散の話など第二部の話が参考になりました。具体的事例なので、業務で活かす場面もイメージしやすいです。ただ、読み終えられなかったので次Qも継続します。

試験は無事でした。Q開始時点ではリモート受験非対応でしたが、途中で受けられるようになったので9月末受験で予約しました。

CKAD、CKA、Professional Cloud Architectとすべて自宅で受けれてよかったです。教材はすべて英語だったものの、本番の問題は日本語でした。一方で、Professional Cloud DevOps Engineerは日本語未対応なため、初英語受験。これからは英語でいいかなぁと思いました。教材も業務も英語です。

準備で読んだ『Google Cloud Professional Cloud DevOps Engineer Exam - All in One Guide: Get Certified Efficiently in Google Cloud!』はオススメできません。説明内容は可もなく不可もなく(英語はおかしいし、別の本のフォーマットがかなり残っているので推敲してほしい)ですが、各章や最後に付属しているテスト問題・解答ともに品質が厳しいです。SRE本とOperationsの公式ドキュメントを読むとよさそうです。

今回の目的に合う形で、複業で手を動かす機会はありませんでした。しかし、8月から開発しているCloud Runでホストするアプリケーションでは、TerraformとGCPのCI/CDサービスやログ、モニタリング系サービスなどに触れることができました。運用するモチベーションのある、コントローラブルな個人サービスのありがたみを感じました。

実務の経験が足りないと感じる部分は多いので、経験するためのアクションはとっていく所存です。

Key Result 3 【できた】

学び方の改善

以前途中まで読んだ本ですが、前Qに「知的生産のフォーム作り」の必要性を強く感じたので読み直しました。本に書いてあることは変わりませんが、本を読む自分の経験は絶えず変わります。本の内容を理解するに足る経験をある程度積んだ状態でその本に出会えると効果的かなぁと思います。本で提示されるモデルを自分の経験で検証できない場合、知識としては増えても自分の中に構築しているモデルがブラッシュアップできません。

読む本のリストはNotionにまとめました。

Platform Engineerへの闘争🐸

区分は便宜的ですが、現在目指している一人前プラットフォームエンジニアに必要と思われる技術要素やプラクティス、思考を含めています。どうなったら、何ができたら一人前か、一人前になってどんな問題が解決したいのかはあまり考えていないので、あくまでも方向性の話です。OKRの中にいい感じに組み込みます。

ベースはtcnksm/recommended-books-2020です。実際に読んでみると、学びの多い本(プラットフォームチームで働く上でレバレッジが効く)ばかりに思います。たぶんプラットフォーム周りのエンジニアでなくても学びが多いです。

Objective 2

より気持ちよく暮らす

重要だが緊急性が低く、積極的にやる気も起きないので放置していたことを片付けます。

Key Result 1 【微妙】

断捨離と整理

  • いらない服捨てる
  • 紙の本減らす

紙の本はたくさんメルカリで売りました。新しく本を買う場合ほとんど電子にしていた一方で、本棚は2列詰め込んで放置している状態でした。(文庫本以外)そういう状態が解消しました。

服の断捨離には着手できず。外出しなくなり、場所を占拠しているだけ率はさらに高まっているので減らしたいものです。

古くなったTシャツは一掃して10YCとかで揃えようかなとか思っています。

Key Result 2 【できた】

猫たちとのよりよい共生

  • 大きいトイレに交換する
  • ラムちゃん去勢
  • ふわふわくん外散歩できるようにする

トイレはメガトレーというかなり大きいものを購入しました。

ふわふわくんけっこう大きいんです。おかげでメンテコストも下がり、猫も人間も快適です。

ラムちゃん去勢直前の1週間は壮絶な戦争でした。

ふわふわくん外散歩はまだかなわずです。抱っこして供用の廊下を歩きはするんですが、それを求めて玄関で鳴くなどしています。

Key Result 3 【できなかった】

ume, yamazoeに行く(状況が許せば)

状況が許さなかったので行ってないです。クラウドファンディングのチケットがあるので、来年6月までには…

Key Result 4 【できた】

冷蔵庫買い換えるか検討する

もうちょっと今のにがんばってもらいます。

ログ

OKRとしては追ってないものの、記録しておきたいことのコーナーです。

読書

記事中ここまでで書いた以外のものです。

Cloud Runを触る中でSandbox: Unsupported syscall系のエラーに何度か出会いました。サンドボックスを含むコンテナランタイムやシステムコールもそろそろ学ぶタイミング!Goで学べる!ということで、就寝前の紙本枠(ブルーライト避けたい)で少しずつ読んでいます。きっと実装力++です。コンテナは別途。

プラットフォームエンジニア本の中ではまずこれ!と言われたので素直に読み始めました。具体的設計手法より一段抽象的な「設計する上で避けたいこと」が書かれていて、顧客が求めていたものっぽいです。

今年1月からプラットフォームエンジニアへの闘争をする中で主要な要素技術を見てきましたが、次Qでは設計に足を踏み入れる予定です。その中でこの本は大事な役割を果たしてくれそうです。

オーディブルで利用できるようになったので、久々に復習しました。「何を解くべきか?」を見誤らないことで、ゼルダをプレイする時間が増やせます。

同僚がすごいリノベをやり遂げててすごかったので影響を受けました。

あと著者ちきりんさんが「職業とか人生とかと同じで、人気とかスペックとかで決めてしまうこともあるかもやけど、自分がどう暮らしたいかを決めろ」みたいなことを言ってて(元Tweet見つけられず)、最初はピンときませんでした。でも、自分がスペックと写真の差で探そうとしてて、なるほど至言やなと思ったので、思考過程を追ってみることにしました。

首都圏から出るときに失うものの知見を得られました。中身あんまり覚えてないなぁ…。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』に包含されてそう。

英語

7〜9月の英会話(NativeCamp)の受講状況はこんな感じでした。

  • 7月: 31回、13時間7分
  • 8月: 33回、13時間54分
  • 9月: 25回、10時間10分

日次・週次MTGのファシリテーションの中で話すのがちょっと楽に感じる場面や、これまで聴きとり辛かった人の話が聴きとりやすくなったりする場面が出てきました。設計上の問題を解決するために、テーマを設定してディスカッションするような機会も2〜3人だと何とかなるっぽいです。日常会話はダメです。

英語単独で解決できるものではないけれど、楽に感じる場面が増えるのは心理的にいいことです。

もし英会話のレッスンが「会話」的な意味で億劫な人がいたら「カランメソッド」がオススメです。2回早口で質問されるのに対し、答えを(先生のサポートも得つつ)代名詞で省略せず喋るをひたすら行うものです。

レベル別に12分冊になっていて、レベルのマッピングはつぎのようになっています。


https://callanonline.com/english-course より)

オンライン英会話のNativeCampではカランメソッドをサポートしています。レッスン予約は1週間先までできるので、レッスン終了時に1週間先の分まで予約するようにすると途切れません。

実験を経て、祝日・有給も関係なく火、木、土、日の9:30〜10:30に2レッスン受けるのが定着しました。朝から試験があったり、ドタキャンされたりした日はスルーしたり、代わりにライティングの本を学んだりしています。

登壇

久々に登壇しました。今年初の社外登壇です

ホームサウナである金春湯さんが提供してくださっているAPIを利用し、混雑状況を可視化しているお話です。

サウナイキタイさんと何かできないかなぁと思ったりもしています。開発に加わりたい思いは届きそうにない気配を感じています。

ゼルダ

前Qからやり始めたゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド。通常編の追加コンテンツもとうとうやり終えました。

次QのOKRの1つであるゼルダ無双 厄災の黙示録が発売されるまで、マスターモードを楽しみます。

業務のみならず個人でもOKRを追いかけ、とにかくいろんな誘惑を断ち切りOKRに全振りする。みたいな人生はしんどいです。一方で、OKRの時間以外に何をするのか考えたときに情熱を注げるものも思い浮かばない。ずっと続けていた音楽もやめてしまった。

そんな中で感動するほど楽しいと思えるもののひとつがゼルダでした。

今後の話

2020年10〜12月のOKRです。

Objective 1

設計よくしていこうな

今年学んできた個々の技術を組み合わせて、保守性と信頼性が高いサービス設計を学び、実践する。

Key Result 1

実践的な設計を3つ世に送り出す

・12月の技術書典10で『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を執筆する
・『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』を読む
・Professional Data Engineerを受ける
・『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』を読み、模試を解く
・『A Philosophy of Software Design』を読む

このKRがも最重要なため、KR2、KR3が厳しく感じたら迷わずKR1を選ぶ。

Professional Data Engineerは実践編のログとデータパイプライン周りのインプットに、『A Philosophy of Software Design』と『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』はTerraformのモジュールやTerraform化するアーキテクチャ設計を説明する言葉のインプットに位置付けます。

Key Result 2

Cloud Runのユースケース集を世に送り出す

・Serverlessなカンファレンスがあればワークショップ、なければZennなどで出す
・『Building Serverless Applications with Google Cloud Run

技術書典9で『Google Cloud Platformで学ぶTerraform』を書き終えていれば、機能も出揃ってきたし、使ってるし、Cloud Runを体系的に整理しようと思っていました。書き終えられなかったものの、両立できないこともないのでやってみることにします。

Key Result 3

KompalWeatherをGAに

  • production用のプロジェクトに移す
  • BigQuery MLで混雑状況予測
  • UIを生やす
  • ログ・エラーレポート周り改善

技術的な実験をしつつ、自分以外のユーザーを見つけようと思います。

Objective 2

Key Result 1

嫁氏のストレスを軽減する

Key Result 2

ミファーを護り抜き、あの頃のように遊びに行く

11月20日です。休みます。

Key Result 3

旅行する

ふるさと納税奴で石川県に行くか、GoToの波に乗るか、それともシー=>ミラコスタ=>ランドの夢を叶えるか…日常の物理的範囲が狭まる中、非日常を得たいです。

Key Result 4

(不確定要素はある中で)もし居住エリアに職場の制限がないなら、どこにどう住むのがよいか?みたいな話を最近よくします。その中で今の家はよいという話や、もっと広い家に住みたいという思いがあります。よい椅子を買ったのでもう十分という気持ちもあります。

更新タイミングも近いので、どうするか2020年時点の結論を出します。

なんとなく最近公私問わずワクワクした気持ちになることや感情が揺さぶられる体験が少ない気がしています。何もせずに勝手に生えてくるものでもないと思うのでなんかしよう。

四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2020年4〜6月は、プラットフォームエンジニアとして必要な技術要素であるGCPとTerraformを学ぶのが主な内容でした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2020年1〜3月ふりかえり 〜HCLエンジニアとしても闘争〜で立てています。

OKRの振り返り

3段階で見ていきます。

  • できた
  • 微妙
  • できなかった

Objective 1

プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上

Key Result 1 【微妙】

Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる

  • 技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く
  • 『実践Terraform』『Terraform Up & Running』を読んで理解が必要な見取り図を描く

今期は目次を作るところまででした。OKRを立てた時点では、つぎの技術書典を7月と想定していました。しかし、次回は9月という公式アナウンスがあったので、それを目指して書こうと思います。

少しTerraform関連の本を読んだり、GCPを学んだりした現段階ではつぎのような目次を考えています。

1 Why

なぜTerraformが必要なのか
解決する課題

  • Why IaC
  • Why Terraform
  • (Why GCP)

2 What

  • Terraformを使ってできること
  • 使い方の調べ方
  • GCPのデフォルトとTerraformのデフォルト
書き方
  • 文法
  • HCL?

機能

なんのためにあるのか
やってはダメなこと

プロバイダー
* tfsatate
* terraform import
* terraformer

3 How

準備
  • CLI
  • Terraformのバージョニング
  • VSCodeのサポート
  • tflint
ハンズオン
  • あるアーキテクチャを作っていく
    • 3 layered
  • テンプレート
    • Module
    • Microservice、プラットフォーム
    • ベストプラクティス or Opinionatedのテンプレート化
    • 早めに楽な運用にたどり着くためのガイド、複雑さを導入したいわけではない
  • GCP上のベストプラクティス
    • Log
    • データ分析
    • パイプライン
    • 権限管理 IAM

コンテナ触れたいが、KubernetesのYAMLとの住み分けとかの話になりそう
VM -> サーバーレス
GCE -> GKE -> App EngineかCloud Runなど

4 Operation

  • CI/CD
    • ローカル
    • GCP CI/CDサービス
    • CI/CD SaaS
    • GitHub Action
  • tfstate分割
    • すでに動いてるの安全に分割する
  • tfnotify
  • Providerアップデート
  • 開発環境・本番環境
  • デバッグ
    • TF_LOG=DEBUG
    • プレイグラウンド

フルで書くのは厳しそうなので、特に興味あるものや、ここにないけど決定的に必要な要素などあればぜひ教えてください!

読んだ・読んでる本。

Why Terraform、Why IaCがめっちゃみっちり書いてあってすごい。

Key Result 2 【できた】

GCPの全体像を把握する

GoogleさんのProfessional Cloud Architect試験に合格しました。自宅からのリモート受験です。6/28に受験し、まだ最終結果メールがきません。

当初はGCPのコンピューティング、ネットワーク、ストレージの目次程度が頭に入れば試験は受けなくてもいいかなと思っていました。しかし、6月頃にいざ本格的にTerraformの本の準備を始めるにあたり、もう少し足腰鍛えた方がよさそうと思い6月はGCPの勉強をすることにしました。

また、同時期に複業でGCPのアーキテクチャなどの相談に乗るお仕事もいただいたので、腕力向上必須でした。

準備過程では、上記のProfessional Cloud Architect Certification 2020を一通り見ました。これは星5つで評価を求められたら星1つです。結局最後まで見てしまったのが悔やまれます。

Official Google Cloud Certified Professional Cloud Architect Study Guide』はとてもよかったです。章末問題や模試2回分は、本番より難易度が低かったものの、アプリでの復習がとてもやりやすかったです。各サービスの説明は細かいわけではなかったですが、「アーキテクト」として働くための視点の持ち方がイメージでき、今後の仕事にプラスになりそうでした。

他にも、複業の準備も兼ねてつぎの本を拾い読みしました。試験文脈ではないですが、役立ちました。

機械学習系は置いておくにしても、GCP文脈でもう少しデータプラットフォームやDevOps系の話題に馴染んでおきたいなぁと感じています。

Key Result 3 【できた】

『KnativeとIngress Gateway』の完成

  • レビューコメントをもらっている内容を一通り反映する
  • 今あるissueをすべて閉じる

だいぶ追記し、Boothで第2版を発売中です!

KnativeとIngress Gateway 〜Ambassador、Contour、Gloo、Kourier、Istioの比較〜(PDF、ePubセット) #技術書典

初版との差分はこちらにまとめています。

増補・改訂にあたっては、toVersusさんにたくさんフィードバックいただきました。ありがとうございました!!

商業版も、インプレスR&Dさんから2020年7月10月発売です。

KnativeとIngress Gateway Ambassador、Contour、Gloo、Kourier、Istioに見出すEnvoyコントロールプレーンの実装パターン

あくまでも「KnativeでなぜIngress Gatewayが差し替えられるのか?」という自身の疑問に答えるための本です。結果的にAPI Gateway、Envoyなどさまざまな発見がありました。この喜びを、よりたくさんのエンジニアと分かち合うことができたら嬉しいです。

推敲過程でいろいろな本にお世話になりました。

Objective 2

生きてる実感を得て心をワクワクさせる

Key Result 1 【できた】

ゆったりとした時間を過ごすための自分なりのルールを作る

「ゆったりとしていない」と感じるのは、自分で立てた目標とはいえ目標以外に向いた興味から目を背けていたからです。限られたプライベートな時間を最大限自身の成長に繋げるためのストレッチな目標を立て、リソースをそこに集中するのだから必要な犠牲かもしれません。それでも持続できなければ元も子もないので、「スイスイ検証水曜日」というのをはじめました。

スイスイ検証水曜日

興味持ったことは手を動かして検証して良い枠を週1設けます。数時間でアウトプットまでたどりつくのはなかなか難しいですが、結果的に業務に流用したり、複業に活かしたりしながらワイワイできて楽しかったので続けようと思います。

ちなみにこの記事はスイスイ検証水曜日のアウトプットの一部です。

Terraform Kubernetes Providerとkindで試すNetworkPolicy

あと、ゲームを解禁した結果、(やや罪悪感はあるものの)楽しみが増えました。同僚に激推しされたゼルダ。面白すぎて、このゲームを知らない状態に戻れなくなるのが少し寂しいです。

Key Result 2 【できた】

趣味と闘争する

  • 体脂肪率12%

noteで書いたこの腹の3ヶ月後のさらに3ヶ月後の世界です。このOKR振り返りを書いている時点で14.6%くらいです。

一時期13%台まで落としたものの、体重は落ち体脂肪率は上がっていく状況になって立ち往生しています。

もろもろの自宅ジム化に必要な器具は揃ったので、数値目標は掲げず、筋トレ週2を継続して体づくりを継続しようと思います。

カロリー計算目的であすけんというアプリを使い始めました。3食記録し、アドバイスがもらえたり、栄養素の内訳が表示されたりします。思ったよりカロリーが足りてなさそうな日が多かったり、ビタミンA・食物繊維が絶望的に足りなかったり、いろいろな気づきがあり改善しました。Fitbitで計測した体重、体脂肪、歩数、などを連動できたり、写真からメニューを登録できたり便利です。

写真のBASE BREAD週4朝、BASE PASTA週1昼か夜も定着しました。

  • 燻製料理を生産できるようにする(from ワクワクリスト

Zwilling(ツヴィリング)社の燻製用の鍋を購入しました。

燻製の基本』という本を読み、燻す木材の種類やそれに合う食材、難易度等があることを知りました。よきです。

クロノ・トリガー好きなら好きかも!と同僚に勧められてはじめました。何回かやったものの、執筆期間に始めたため定着せず…執筆期間後にでゼルダに出会い、今はゼルダのない土日が考えられません。

あと、昔おじさんにもらってやっていたファミコン。くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクションに時代劇が含まれていたのでやりました。

勇者シリーズが30周年を迎えたのを記念し、サンライズが公式YouTubeチャンネルでエクスカイザー全話と他のを5話まで無料公開!テレビで見始めたのは4作目からで、元祖のエクスカイザーは観たことなかったので観ました。

後続シリーズの場面がいろいろと頭をよぎる原点でした。その後、2作目のファイバードも観終わり、今は最終作のガオガイガーシリーズを観ています。在宅勤務になってから昼は勇者シリーズ、夜は最近のやつ(Dr.STONEシーズン1を観終わり、鬼滅の刃を観ている)をご飯を食べながら観るようになりました。

Key Result 3

ワクワクリストを整理する

  • 優先度
  • 何をしたら実現できるか
  • 費用
  • 期間

とりあえずカテゴリタグをつけてみたら、半分が旅行でした。


(旅行系の一部)

今旅行のこと想像しても、何もピンときませんね。いざ実現するとなると、それぞれ1週間休みとらないと厳しいので(ほんまか?)、予約できる状況になったらチケット予約する心積もりはしときます。

そもそもこれを書き始めたのは、OKRに追われすぎてしんどいというのがきっかけでした。Objective 2のKR1がいい雰囲気になってきたところで、この項目にそこまで希望を見出さなくて良くなってきた感があります。よいことです。

今は個人OKRを適度に達成し、プラットフォームを作るチームで挑戦し続け、嫁氏と適度に競争しながらゼルダを嗜み、猫たちを眺め、筋トレし、サウナで整えるならそれで満足です。

在宅勤務に慣れ、サウナも復活したのはけっこうでかいのかもしれません。

ログ

OKRとしては追ってないものの、記録しておきたいことのコーナーです。

読書

記事中ここまでで書いた以外のものです。

自分の興味に蓋をして息苦しさを感じていたときに、マネージャーさんとの1on1で「自己肯定感足りてないのでは?」という話を聞いて読んでみた本です。一連の流れをつぶやいています。

最終的にスイスイ検証水曜日で回収されました。

「OKRと関係ない、自分の好きなことについてnoteに記事を書こう」という動機で書いた記事の1つです。今の今まで、4月に突然noteに記事を書き始めた理由を忘れていましたw

サウナは自分にとって大事なライフワークの1つ。自分以外のサウナ好きがサウナについて語るのに触れながら、自分にとってのサウナを考えてみようと思って読みました。

『さうなと』を読んで

前Q読んでいた『遅いインターネット』にも、さきほど登場した『20歳の自分に受けさせたい文章講義』にも評論家としての吉本隆明さんが登場します。よしもとばななさんのお父さんなんですね。

何となく気になって、何かしら本を読んでみたいと思って検索したらこの本に出会いました。たぶんこういう本がメインではないです。

よその家の猫の話(生態)ってあまり聞いたことなかったので新鮮でした。吉本さんちの猫は、適当に外にも出かける半野生的な猫さんなだけに余計に。

スポーツ系に限らず、いろんな研究分野が関係しているのだなぁと思いました。科学的とは?の説明から始まるのがいい感じです。

筋トレをしてくれるトレーナーさんの経験で語られる世界からの変遷が書かれてましたが、トレーナーさんもこういうの読んでないのかな?とも思いました。

人生の先輩が語る教訓には真理が含まれてると思います。ただ、大昔から人間は同じものに苦しみ、それが研究されて名前もついていると思うので、研究の成果として受け取る方が好みかもなぁと思いました。

初期案と実際に放送されたデザインが全然違うのが多くて最高でした。

学び方を学ぶのはよい投資と思っています。エンジニアとしての経験(課題とそれに対する解決策の適用)も増えてきたので、目の前の具体的な技術を学ぶのを継続しつつももう少し原則、プラクティス、この分野ならこれみたいなみんなオススメ系の本比率も上げていいのかなと感じました。経験が少なすぎるタイミングで少し抽象度の高い事柄に触れても実感がわかないし、抽象化した自身の経験を適用できる範囲も限られます。

最近の仕事では、何かしらの技術を導入するにあたって性質上影響範囲が大きく、設計ドキュメントでwhy?を考える機会が増えました。その中で、ソフトウェア開発の原則、ベストプラクティス、それらが目の前のか課題解決になぜ適用できるのか、メリット・デメリットは何かなどを議論し、合意し、利用者の疑問に答えられる必要があります。つまり「この技術をこう使ったら、動く!」のようなスタンスでは、物事が何も前に進みません。これまで以上に具体と抽象を行き来して、戦闘力を高める必要があります。

学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し、はどちらかに偏りがちなので肝に銘じたいです。

不合理な人間の行動にもパターンがあるので、そういうのを自覚すると気づきがあるし、パターンを利用する意図が透けて嫌気がさすこともあるでしょう。

転職したい気持ちはないですが、鬼気迫るエピソードで面白かったですw

英語

チーム構成の出自のダイバーシティが以前よりさらに増してきました。MTG、設計ドキュメント、Slackでのやりとり、議論はもちろんリモート飲み会もすべて英語です。大体において、これ日本語でも厳しそうみたいなことが多い一方で、英語で話すのも書くのも余裕はないです。継続して学習しています。

4〜6月の英会話(NativeCamp)の受講状況はこんな感じでした。

  • 4月: 30回、12時間48分
  • 5月: 30回、12時間48分
  • 6月: 28回、11時間53分

火、木、土、日の朝25分 * 2。受けた直後はやった感はあるものの、月単位でみるとそこまで時間割いてないですね。ペースを落とさなければ、年150時間。無理なく続けられそうなペースな気がします。

思いどおり喋れるようになってきたのを感じるときもあれば、頭が回らなくて喋る内容を先にすべて書くときもあります。

成長度を測りたいような、測りたくなような気がします。

Microsoft MVP

かなりコンテナマネジメント系の実績を推したのですが、Cloud & Datacenter ManagementカテゴリーでなくMicrosoft Azureカテゴリーでの受賞になりました。いずれにせよ光栄です。やっていくことも変わりません。

今後の話

Objective 1

プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上

つぎでTerraform周りをいったん整理し切ろうと思います。2019年10〜12月あたりから、プラットフォーム仕草(プラットフォームを開発するエンジニアが習得すべき技術要素やプラクティスなどの素養全般)を身につけるために、具体的な技術をテーマに据えてきました。Kubernetes、GCP、Terraformなど、業務との関連性の高い順になっています。

目の前の業務に必要なものばかりなので、いい感じにプライベート時間の学習をアラインできたと思います。

一方で、読書セクションに書いたように、ソフトウェア開発の原則、ベストプラクティス、古典、基礎系に割く時間も長期的目線で増やしていくタイミングなのかなぁとも思います。

7〜9月は技術書典だけで大変だと思うので徐々に…。

Key Result 1

Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる

前回から引き続きです。本番が9月のいつなのかけっこう気になります。

  • 技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く

Key Result 2

DevOpsのプラクティスを身につける

理論を学びつつ、目の前のクラウドサービスにどう適用するのかを学ぶのはよいタイミングっぽいです。

Key Result 3

学び方の改善

知的戦闘力を高める 独学の技法』にはとても影響を受けました。1テーマに据えます。

Objective 2

より気持ちよく暮らす

重要だが緊急性が低く、積極的にやる気も起きないので放置していたことを片付けます。

Key Result 1

断捨離と整理

そこまで物に溢れてるわけではないけれど、広めのクローゼットに甘えてる感があります。日常生活で光が当たらない部分を含め、物を減らしたい欲もあります。手を動かし始めたらちゃんとやりそう!

  • いらない服捨てる
  • 紙の本減らす

Key Result 2

猫たちとのよりよい共生

より大きくなり、外にも興味を持ち始めた猫たちとの生活をよりよくします。

  • 大きいトイレに交換する
  • ラムちゃん去勢
  • ふわふわくん外散歩できるようにする

Key Result 3

ume, yamazoeに行く(状況が許せば)

奈良育ちなのもあり、クラウドファンディングで支援したのでタイミングが合えば行きたいです。

静かな山里で、サウナ。最高っぽいです。

Key Result 4

冷蔵庫買い換えるか検討する

めっちゃ困ってるわけでもないですが、野菜室の野菜が凍ったりします。凍っててもサクサク切れるやつとか気になるので、ひとまず調べてみます。

今期の総合的な気分です。

四半期ごとの個人OKR振り返りです。

2020年1〜3月は仕事ではメルペイからメルカリのMicroservices Platformチームへの正式な異動・転籍が決まったタイミングでした。

振り返り対象の個人OKRはこの記事2019年10〜12月の振り返りと2020年 〜YAML Engineerとしての闘争〜で立てています。

個人OKR(特にObjective 1)は会社のOKRとは別でその基礎を固める意味合いのもので構成していました。

OKRの振り返り

3段階で見ていきます。

  • できた
  • 微妙
  • できなかった

Objective 1

プラットフォーム開発の基礎力向上
※働きはじめて特に厳しそうな分野が見つかれば変更してフォーカスする

当初定めたものと業務上必要そうなものにずれはなかったので変更していません。

Key Result 1 【できた】

CKAを取得2020年3月までに取得する

3月に集中的に取り組んで達成できました。別の記事で詳しくまとめています。

CKAとCKADを受験した動機とよかったこと

CKA(とCKAD)を取得できても、新しいチームで自分が戦力になることは保証されません。しかし、これらすら取得できなかったら適性面で厳しいと言えるような内容だったり、実務に活きるような実践が積めたりしました。時間をかけて取り組んでよかったです。

Key Result 2 【できた】

サービスメッシュ、LBなどの動作の仕組みをKubernetesの文脈で説明できる

  • 『Istio Up and Runnning』読む
  • 技術書典8でKnativeに利用できるGatewayコンポーネントの話を書く

説明しました。お仕事でIstioのワークショップを開催したので、その過程でキャッチアップも兼ねました。

別の記事で詳しくまとめています。

技術書典応援祭の『KnativeとIngress Gateway』と『JavaScriptとSEO』の振り返り #技術書典

プラットフォームでマイクロサービスを開発するエンジニアに概要、メリット・デメリットを説明し、納得して使ってもらう(そこまでは至らなかった)というプロセスは視点を上げる上でも重要な経験に感じます。

Key Result 3 【微妙】

CloudNativeを実現するOSSを開発する(3PR以上)

  • issueを閉じる
  • テスト足す
  • 機能足す

issueをアサインしてもらってPRマージまで持っていけたのはこの1つだけです。

https://github.com/tektoncd/pipeline/pull/1875

他は普段通りの設定ファイルの追加で特に成長がありません。

https://github.com/syndbg/goenv/pull/116
https://github.com/syndbg/goenv/pull/110
https://github.com/syndbg/goenv/pull/109
https://github.com/syndbg/goenv/pull/108
https://github.com/syndbg/goenv/pull/107

成長していきたい分野ではあるものの、今は新しいチームで成果を出すのに必要そうなスキルに集中すべき時期です。

Objective 2

生きてる実感を得て心をワクワクさせる

Key Result 1 【できた】

嫁氏とゆったりした時間を過ごす

  • スターウォーズを観る
  • 低温調理できるようにする(from ワクワクリスト)

妻はスターウォーズ(とアベンジャーズ)が大好きなので映画を観てそのまま食事しました。

何かが理由で行くのをためらった気がするのですが、OKRに入れることでやめずに実行できてよかったです。

あとは低温調理。単に興味があったのと、Key Result 2との兼ね合いで飽きずに美味しく鶏肉を食べる必要がありBONIQを購入しました。

低温調理といえばAnovaの印象が強いかもしれませんが、比較した結果我がにはBONIQという結果になりました。

  • コンセントの変換器不要
  • Amazonで買える(今は中古しかなさそう)
  • クックパッドにメニュー豊富

が主な理由です。Anovaを買ってもたぶん満足していた気がします。

別で記事を書けたらと思いますが、特にルーロー飯とレバーのコンフィが絶品です。

6 packsチャレンジ中ひたすらBONIQで低温調理した鶏肉を食べていて、まったく飽きなかったのが何よりも大きな成果です。

あと、なんとなくこのノリでドラム式洗濯乾燥機導入できてよかったです。

Key Result 2 【できた】

趣味と闘争する

  • スノボする(from ワクワクリスト)
  • 腹筋を割る(from ワクワクリスト)
  • 土日のうち1時間をピアノに充てる(from ワクワクリスト)

ピアノは1月の最初こそやってたものの、Objective 1に押しつぶされたり、キーボードが置いてある部屋が寒かったりで諦めました。

スノボは何年かぶりに前々職の同僚と行けたので満足です。ただ、1日目に膝を打ち過ぎ、2日目はサウナなど1人旅になってしまったので膝を守る術を身に付けたいですね。

それはそれで楽しかった説もあります。

これら3つの中で特に時間を割いたのは「腹筋を割る」でした。結論としては成功と言ってもいいかなと思います。

1月の半ばからパーソナルトレーニングに通い、食事制限やランニングと合わせてがんばりました。

明確に目標体脂肪を宣言するともっとストイックになれたかもしれません。しかし、けっこうな自粛ムード、慣れないリモートワークの中での食事制限はこれ以上きつくすると挫けそうでした。

とりあえず豚カツ、カツカレー、天ぷら、皿うどん、焼肉、家系ラーメン、うな重、餃子、酢豚、良いコース料理、イタリアンプリン、タルト、チーズケーキなどが食べたいです。

筋トレや低脂質高タンパクな料理などの知見が増えたので別で記事にしようと思います。

OKR文脈では体脂肪率12%台になるまではがんばります。

Key Result 3 【できなかった】

ワクワクリストを整理する

  • 優先度
  • 何をしたら実現できるか
  • 費用
  • 期間

まったくできませんでした。ワクワクリストというのは、OKRを決めてその達成を追えば追うほどよくわからなくなってしまった「俺何するために生きてるんやっけリスト」のことです。

前回のO2 KR3で作成しました。

旅行系はGWが直近のチャンスかと思ってましたが、当分無理そうですね。技術系はきっとできることがあったり、実現に向かって進捗してることもあるので、次回もう一度このまま掲げます。

ログ

読書数、登壇数などの習慣目標は前回を最後にいったん追わないことにしました。

しかし、残しておくのはよいと思うのでセクション自体は残します。

読書

読んだ

元々インフラをやっていたわけではない人にとって優しい書き方で好感度が高かったです。

MEAP(Manning Early Access Program)なのでメールでアップデートが通知されるのもよかったです。

オライリーさんの方もやってくれたらなぁ。

細かくて読み進めている間に前に書いてあることを忘れました。

あるコンポーネントが落ちてるとき、何がダメで何が生きてるのかコンポーネント毎に書いてるのがよかったです。

CKAの準備タイミングで読んでました。内容はあまり覚えてないです。

内容覚えてる本はないかもしれないですね。

技術書典の方を読みました。開発合宿で同僚が入門してたのを見て、そういえばやってなかったなぁと。

人間の性質上、知らないうちに陥ってしまう罠を自覚するのは大事と思っています。

新刊の『SSLをはじめよう』を購入したらサービスしていただき、読みました。

けっこう長いこと積ん読になってたな…

サピエンス全史の人の本です。オーディブルで聴きました。

徴税官のイメージ変わります。オーディブル。

短いスパンの振り返り取り入れてみようと思いました。オーディブル。

罠避けたいシリーズです。オーディブル。

読んでる

『KnativeとIngress Gateway』なりIstioなりはネットワークの理解が必要です。

これまでSIerの営業で情報系の試験勉強をしたり、エンジニアとしてネットワークごしの通信をするコードを書いたりする中でピンと来たことはありませんでした。

しかし、ようやく基礎から勉強して実感がわく時期がきたので読みはじめました。

同僚のKubernetesセキュリティ関連の登壇をレビューするにあたり読みはじめました。

Kubernetesよりも相対的にDockerの方が馴染みがないので、その復習から入るのが助かります。

復習といっても知らなかったことが多い…

久々にエモい気持ちになった技術書です。

AmplifyでReact、Lambda、AppSync、API Gateway、Cognitoベースのアプリケーションを動かしながら作っていきます。

DXはLambdaみたいな運用の手間を減らす基盤だけでなく、開発を支える程よく抽象化されたライブラリ、裏でよく管理してくれるIaC、CLIが一体となって実現されるのだなぁと強く感じさせられました。

まだアーリーアクセスですが、最終版は提出される雰囲気です。

オライリー本の日本語版の監訳、できるのならやってみたいんですがどなたか伝手ありませんか…!

Design Docなど英語で書く機会が増えたのと、英語に限らず技術文脈で書くことは多いのでライティングは投資していきたい分野です。

技術自体のキャッチアップは当然やるとして、インフラ、プラットフォーム、SRE的な考え方だったり、チームが立脚する文化を学ぶことの大事さを感じる機会が増えました。

体が「活字」を求めているときに読みたい著者の1人の本です。

とても鮮明に僕らが立っている・立たされている精神のあり方が描写されています。

英語

チームでのやりとりは基本的にすべて英語になりました。

受験英語は好きだったものの、実際に仕事でガッツリ使うのは初めてなのでトレーニングをはじめました。

スピーキング

会社サポートでオンライン英会話のNativeCampを受講しています。カランメソッドと実践!仕事の英語というのを半分ずつ受けています。

  • 2月: 30回、12時間40分
  • 3月: 28回、11時間54分

25分/1レッスン * 2連続平日の朝1時間を週数日、土日に各1時間。レッスンが終わったら次のレッスンの予約をその場でとり、なるべく途切れないようにしています。

話しやすくなったようなそうでもないような、成長は実感しづらいです。

リスニング

Podcastを去年の夏頃から聴いてます。この辺が特に好きです。

あとはUdemyの技術系講座は基本英語なのでそれを受講しています。元のスピードの遅いのは1.25倍にして聴いてます。それより速いと頭に全然残りません…

最近少し聴き取れる割合が増えた気がします。

言語問わず話が長いと集中できない感はあるなぁと日本語のオーディブルを聴くようになって思いました。。

リーディング

会社でSafari Books Onlineを契約しているのはありがたいですね。

あと暇なときにエンジリッシュで単語を覚え直しています。中級単語とかでも真新しいのはないですが、記述もあるので定着はします。

ライティング

読んでいる本のセクションに書いた本を読んだり、Grammarlyでチェックしたり、DeepLで比べたりしています。

定量的な変化を感じたいのでTOEFLでも受けようかとも思うのですが、技術面のキャッチアップを優先します。

今後の話

仕事のオンボーディングは進んでいるので、中核となる技術のキャッチアップを中心に進めていきます。

Objective 1

プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上

Key Result 1

Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる

  • 技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く
  • 『実践Terraform』『Terraform Up & Running』を読んで理解が必要な見取り図を描く

Key Result 2

GCPの全体像を把握する

Key Result 3

『KnativeとIngress Gateway』の完成

  • レビューコメントをもらっている内容を一通り反映する
  • 今あるissueをすべて閉じる

Objective 2

生きてる実感を得て心をワクワクさせる

これ続けたいですね。

Key Result 1

ゆったりとした時間を過ごすための自分なりのルールを作る

食事制限したり、資格とったり、目標は達成できて人生進捗した気分になります。

でも、過多で息苦しくて、あんまり生きてる心地しないんですよね…

Key Result 2

趣味と闘争する

Key Result 3

ワクワクリストを整理する

  • 優先度
  • 何をしたら実現できるか
  • 費用
  • 期間

概要

  • 状況変化が激しい環境で、向き合うべき課題と方向性を適切に定め、素早く成長していくためには「技術の学び方を学ぶことへの投資や管理」が不可欠
  • 経営管理手法の1つであるOKRを個人の目標管理に適用することはとても有意義
  • 個人でOKRをやる上ではフィードバックのもらい方や振り返りを工夫しない限り効果が半減してしまう

Microsoft Ignite The Tour 2019 Tokyoでの登壇

12月5、6日に開催された東京でのMicrosoft Ignite The Tour 2019個人OKRで加速させる技術力向上というタイトルで登壇しました。自分が45分間もOKRの話をするなんて夢にも思っておらず、後述する個人OKRにも含めているものでもなかったので依頼いただいたときには少し迷いました。しかし、つぎの理由から挑戦してみることにしました。

  • 定期的に目標管理手法を見直し、改善していくことには価値がある
  • キャリアの話と不可分で、需要がないこともなさそう

自由に資料公開できる雰囲気もないので、登壇をベースにまとめ直すことにしました。新年間近なこのタイミングでこの記事を書くことで、何かしら目標管理したい人の一助になれたらいいなぁと思っています。

OKRとは

OKRとは「会社内のあらゆる組織が、同じ重要な課題に全力で取り組むようにするための経営管理手法」です。

  • O(Objective、目標)は「何を」達成するか
    • 重要で、具体的で、行動を促し、人々を鼓舞するようなものです。
  • KR(Key Results、主要な結果、成果指標)は目標を「どのように」達成するかモニタリングする基準
    • 具体的で時間軸がはっきりしており測定・検証可能なものです。

採用企業

つぎのような企業で活用されています。

Intel、Google、AOL、Dropbox、LinkedIn、Oracle、Slack、Spotify、Twitter、Zynga、Anheuser-Busch InBev、BMW、Disney、Exxon Mobil、Samsung、freee、Mercari

OKRの設定例

まずIntelの例を見てみましょう。

  • O
    • 「8086」を業界最高性能の16ビットマイクロプロセッサ・ファミリーにする。以下をその尺度とする。
  • KR(1980年第2四半期)
    • 「8086」ファミリーの性能の優位性を示すベンチマークを5つ開発し公表する(アプリケーション)
    • 「8086」ファミリーの全製品をリリースし直す(マーケ)
    • 8MHz版の製造を開始する(技術、製造)
    • 演算コアプロセッサのサンプルを遅くとも6月15日までに製作する(技術)

マイクロプロセッサ開発で競合がひしめく中、業界トップになるために全社一丸となって取り組んだ際のOKRです。KRには担当の部門が割り振られており、それが各部門のOになりさらにKRが設定される階層構造になっています。

もう1つはYouTubeの例です。

  • O
    • 以下を成長の推進力として(2016年末までに)1日あたりの総視聴時間10億時間を達成する
  • KR
    • 検索チームとメインアプリ(+X%)、リビングルーム(+X%)
    • エンゲージメントと、ながら視聴を増やす(1日あたり総視聴をX時間にする)
    • 「ユーチューブVRエクスペリエンス」を開発し、VRカタログの動画本数をXからYに増やす

KRすべてが達成されるとOが達成されるという構成です。

OKRの特徴

OKRを採用すると何がよいのかについては『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』に書いてあります。かいつまんで紹介します。

  1. 優先事項にフォーカスし、コミットする
  2. アラインメントと連携がチームワークを生む
  3. 進捗をトラッキングし、責任を明確にする
  4. 驚異的成果に向けてストレッチする

①優先事項にフォーカスし、コミットする

何より大事なのは集中すべき大事なことがはっきりするということです。これからの3ヶ月で一番重要なことは何か?という問いは重要でないことも同じように明確にします。

意思決定せずに、あれもこれも大事な状態で闇雲に手を動かすこともよしとしません。はっきりと選択することで修正もできます。意思決定をしない、あるいはすぐ決定を変えてしまうと何も学べません。リーダーは何が重要か選択することに時間とエネルギーを注がなければならないとされています。

②アラインメントと連携がチームワークを生む

透明性の高いOKRというシステム下ではCEOを含めた全員の目標がオープンに共有されます。それにより、個人は自らの目標を会社の戦略と結びつけ、他部門との補完関係を理解し連携できます。

トップから現場までのアラインメントによってすべてのコントリビューターが組織の成功と結びつくようになります。

③進捗をトラッキングし、責任を明確にする

OKRは定期的な確認、客観的評価、継続的再評価により実効性が高まります。

OKRの進捗を確認する中で、主要な目標の達成が危ぶまれる事態になれば、立て直すためのアクションを作成します。進捗確認も定量的に設定されたKRがある上で行えば、主観を排し責任を明確にすることができます。

④驚異的成果に向けてストレッチする

OKRを設定するときには60〜70%の達成率になるような野心的な目標を立てます。100%達成するコミット目標も設ける場合もあります。設定したOKRのうちどれが野心的目標で、どれがコミット目標であるかという位置付けを明確にします。

四半期が終わり達成状況を確認するとき、達成率が常に100%の場合は目標が低すぎるため設定レベルを見直します。

OKRは評価と直接的に結びつけないことで、失敗する可能性がある目標にチャレンジする文化を醸成します。評価にOKRの達成度をまったく含めないという意味ではありません。

OKRを支えるCFR

OKRはCFRとセットで運用することで実効性が高まります。前述の「③進捗をトラッキングし、責任を明確にする」でも触れました。

CFRとは年1回の勤務評定の限界から生まれた継続的パフォーマンス管理のことです。

  • C(Conversation、対話)
    • パフォーマンス向上を目的にマネージャーとコントリビューターの間で行われる意見交換
  • F(Feedback、フィードバック)
    • プロセスを評価し、将来の改善に繋げるための同僚とのコミュニケーション
  • R(Recognition、承認)
    *貢献への感謝

1on1ミーティング、360度評価、社内表彰制度、ピアボーナスなどもこの文脈に位置付けると目的がはっきりします。

OKRのプロセス

チームでOKRに取り組み、各個人まで降りていくスケジュールはつぎのようになります。

1月から新しいサイクルがスタートする場合、11月頃から目標設定の議論がはじまります。12月末には1年と四半期単位の目標が決め全社目標を共有します。そこから1月の半ばには各個人が設定し、2月には定期的なチェックが始まっています。

re:Work OKRを設定するより

従来の管理手法との比較(参考)

KPIとMBO

  • KPI(Key Performance Indicator)
  • MBO(Management By Objective)
    • ビジネスの成功のために何を目的とするか
    • 部門の売上貢献、組織のオペレーション改善、チームの特定スキルの底上げなどを箇条書き

OKR運用失敗の3つの理由―、なぜ高すぎる目標が逆効果になるのかより

MBOとの比較

年次評価との比較

OKRを個人の目標管理に

僕は個人の目標管理にOKRを活用するようになりました。自分が置かれた状況に合う方法をいろいろと試した結果採用するに至ったため、置かれた状況と目標管理の変遷を合わせて紹介します。

2015年

状況

2014年、SIerで企画営業をしていた僕は(中略)海外でMBAをとって戦略系のコンサルに行くぞ!と思ったりしつつ、書き物が好きだったのでブログ書いたり、高校のときに情報の授業が異様に楽しかったりしたので週末にプログラミングを教えてもらったりして人生の模索をしていました。

その中で6月くらいに自分たちでサービスを作って、フィードバックを集めながらサービスをよくしていく体験にとても感動して、9月頃にはエンジニアになる気持ちでいました。そこから転職活動をはじめ、1社目は書類で落ち、2社目はやる気はすごいと思うけど育成コストが払えないと断られ、3社目に受けたfreeeでエンジニアとしての第一歩を踏み出すことになりました。上場本当におめでとうございます。

正社員ではなく、まず1ヶ月の業務委託からスタートということで生きるのに必死でした。2015年の1年の中で、Railsでサーバーを書くWebサービス単体のリリースからSeleniumを使った銀行明細取得エンジンの開発、WPFのWindowsデスクトップアプリ開発と色々なプラットフォームでの開発をしました。必死でした。

  • 転「職」
    • SIer企画営業からfreeeのソフトウェアエンジニアに
    • 1ヶ月の業務委託 → 6ヶ月の業務委託 → 正社員
  • プロジェクト
    • 青色申告承認申請書送信サービス(Web)
    • 銀行明細取得エンジン
    • 銀行明細取得用Windowsアプリ
  • 技術スタック
    • Ruby on Rails、HTML、CSS、Selenium、C#、XAML、WPF

目標

2015年の1月にエンジニアになるにあたって掲げていたのはこれです。

「技術寄りでサービスを考え、作り、変え、大きくしていくことができるエンジニアになる」

1年や四半期ではなく、長期スパンの理想像ですね。何をやればそうなれるのか具体的なプランや、何をもってそうなった言えるのかの指標はありませんでした(わかりませんでした)。状況が状況なだけに、エンジニアとして働き続けられるようにひたすら目の前のことに取り組みました。

SIer企画営業をやめ、クラウド会計ソフトのfreeeでエンジニアとして働きます

2015年も半ばになる頃にはつぎのような状態を目指していたようです。

  • 目の前にある、必要とされることを何でもこなせる
  • みんなが必要と思っている仕組みを一から(とは言わなくても「自分がやったった」って言えるくらいの貢献度で)作りたい
  • 特定の分野と、逆に誰もやってないけど誰がやるといいやろう?みたいなときにアイツや!って声かけてもらえるようになりたい

27歳になりました

2016年

2016年にはWindowsアプリ開発を中心にロールやプロジェクトが広がりました。Windowsアプリ経由で取得できる銀行明細の種類を増やすためのアーキテクチャの変更を行いつつ、Webからアプリを利用するまでのフロー全体の改善やサポートチームと協力して問い合わせ削減などをしていました。

UX改善は問い合わせ内容を分析した上でKPIを決めてメトリクスを取得、可視化、効果測定、分析して打ち手を考えることや、WebからシームレスにWindowsアプリを利用できるようにするためのWebフロント実装など、前年よりも必要な技術スタックが広がりました。

状況

  • 開発 + プロダクトマネジメント
    • 利用率、ダウンロード率などKPI設定
    • サポートチームと協力し、問い合わせ内容調査
  • プロジェクト
    • Windowsアプリ利用のためのUX改善
    • 銀行明細取得用Windowsアプリ対応行拡大
  • 技術スタック
    • Ruby on Rails、HTML、CSS、Backbone.js、CoffeeScript、C#、XAML、WPF、Embulk、Redush

目標

目標としては年初につぎのようなものを掲げていました。

  • フロントに限らず、QAテスト的な文脈やいろんなプラットフォームで使えるクライアントアプリという文脈でJavaScriptと真剣に向き合いたい
  • クライアントアプリ書いたよしみでAndroid触りたい
  • APIを整備できる人になりたい

転職して1年が経ちました。2015年の振り返りと2016年の目標!

分野は前年比具体的になりましたが、曖昧で指標もありません。

ただ、半年後に考え直し、腰を据えてC#を学ぶことにしたようです。当時社内ではRubyを書く人が多かったことからC#を腰を据えて頑張るのに覚悟が必要でしたが、フォーカスすることで他の言語、プラットフォーム、プロジェクトにも活きる力を伸ばすという意図でした。

2017年

2017年はMicrosoft関連の技術を扱うチームというくくりでチームを作り、そのリードをがんばるという年でした。Windowsアプリは継続的に育てつつ、別のWindowsアプリのMac版の開発にXamarinを活用するプロジェクトにも挑戦しました。サーバーレスにも出会い、Windowsアプリのバックエンドの負荷対策の一環でAWS Lambdaも本番環境に導入したりしました。AWSのコンソールに入ったり、IAMで権限設定したり、クラウドサービスの設定を少しでもしたのはこのときが初めてだった気がします。

状況

  • チームリード
    • Microsoft Platformチーム
    • 日本マイクロソフト様とのHackfest
  • プロジェクト
    • 銀行明細取得用Windowsアプリ対応行拡大
    • サーバーサイド負荷対策でAWS Lambda(C#)
    • 電子申告アプリMac版をXamarinで開発
  • 技術スタック
    • Ruby on Rails、HTML、CSS、Backbone.js、CoffeeScript、C#、XAML、WPF、Xamarin、VSTS、AWS Lambda

目標

目標はつぎのような感じでした。

  • クエリ、データベース: 自分で早くKPIを追えるように、それが動く土台も詳しく
  • 機械学習: 経営者が一歩先に進むための判断をサポートするという文脈かつ良いタイミングなので追いたいです
  • 設計: 打ち手を増やして、サービスを作る、変える、大きくするを継続的によくするために。汎用的なデザインパターンとクライアントサイドの定石をまず身につけます。まだまだベストプラクティスを追うフェーズでよいと思っています。
  • フロントエンド: ユーザさんが直接的に触る部分をよくするための技術、問題解決できるサービスであることを伝えるための手段として。サービスで使われてるメインの技術をまずは追えるように…C#(WPF)的な文脈ではもう少しXAMLを理解しようと思います。
  • Linux: もう少しコマンド自由に使えるように…去年はLinux標準教科書を環境作って追ってみたら多少ましになったので、その復習プラスサーバの負荷状況調べれるようになりたいです。
  • Git: 最低限もわかってない感があるので、本一通り見るのは最低限やります
  • Xamarin: C#のコードが自分のスマホで動くのは純粋に楽しそう
  • エディタ: RubyMineとVisual Studioもう少し使いこなそう

転職して2年が経ちました。2016年の振り返りと2017年の目標

わからないと自覚できてきたことの羅列です。どのタイミングで何をがんばり、何をもってできたとするか基準が曖昧で何も管理できていません。

XAML、Xamarin、Visual Studio、機械学習(Azure ML)は業務との関連が深く、Microsoftプロダクトという共通性から結果的に集中的に取り組み、登壇や記事執筆を通じて結果的に多くの学びを得られました。しかし、土日は完全に消失しました。

2018年

状況

2018年はMicrosoft Platformチームから離れ、明細取得エンジンのマイクロサービス化に取り組みました。その中でGoに2週間ほど触れたことをきっかけにGopher道場に通い、「お金」に関して思うところもあったのでメルペイに転職しました。

メルペイではすべてが業務未経験技術スタックかつ担当マイクロサービスへの1人目のアサインだったため刺激が大きかったです。入社前のアサインの面談で、一番大変なところに配属してください!とお願いした通りでよかったです。

  • 9月に転職
    • すべて業務未経験の技術スタック
    • テックリード
  • プロジェクト
    • 明細取得エンジンマイクロサービス化(前職)
    • 精算マイクロサービス設計、開発
  • 技術スタック
    • Ruby on Rails、HTML、CSS、React(前職)
    • Go、gRPC、GKE、Spanner、Terraform、CircleCI、Spinnaker、Datadog

目標

  • 本: 2冊/年
  • 登壇: 6回/年
  • OSS: 1PR/月
  • ひとまとまりのソースコード公開: 1リポジトリ/月
  • 技術記事: 2記事/月
  • 技術書: 30分/日
  • その他本: 30分/日
  • カラオケ: 2回/月、歌練習: 1回/週
  • 品川健康センター: 2回/月、走る: 1回/週

転職して3年が経ちました。2017年の振り返りと2018年の目標

できた・できなかったがはっきり判断できる習慣を目標にするようになりました。しかし、なんのための習慣かはよくわかりません。
副次的効果として、振り返りやすくなため3ヶ月に1度振り返り記事を書き、行動自体を頻繁に見直せるようになりました。

2019年

状況

2019年はメルペイ全体のサービスリリースと、新たに設計・実装したリリースといろいろリリースが続きました。定期的なリリースはいまだに手が震えます。

  • マイクロサービスの設計、開発、運用
    • サービスリリースし、運用開始
  • プロジェクト
    • 精算マイクロサービスリリース
    • レポートマイクロサービス設計、開発、リリース
  • 技術スタック
    • Go、gRPC、GKE、Spanner、Terraform、CircleCI、Spinnaker、Datadog、Kubernetes、Pub/Sub、Dataflow
  • 2020年から新たな挑戦が…!

目標

目標管理は習慣目標を継続しました。

  • 本(執筆): 2冊/年
  • CFP: 4ヶ月に1回プロポーザル出してみる
  • OSS: 1PR/月
  • ひとまとまりのソースコード公開: 1リポジトリ/月
  • 技術書(読む): 30分/日
  • その他本(読む): 30分/日
  • ふぁーーーこれやーーーって本に出会いがっつり感想書く: 1回/3ヶ月
  • ピアノ晒す: 1回/月
  • 筋トレ: 1回/週

2018年の振り返りと2019年の目標 〜何かしらCFP出すぞ!〜

行動目標を継続することで目的は依然として不明瞭です。

行動に対する直接的なフィードバックが欲しかったため、プロポーザルが必要なカンファレンス登壇志向になりました。

重めの執筆や登壇が重なり、土日だけでなく平日朝・夜もいっぱいいっぱいに…『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』をそのタイミングで読んでいたこともあり個人の目標管理にもOKRを導入してみることにしました。

2019年7〜9月のOKRはつぎのように設定しました。

  • O1
    • DIY FaaSのためのKnativeのユースケース、動作の仕組みを理解する
  • KR1
    • どんな課題に対してどう使うのかを説明できる
  • KR2
    • Knativeを使ったプロダクトでどう利用されているか説明できる
  • KR3
    • Knativeの主要機能の実装方法を説明できる
  • O2 嫁氏とゆったりした時間を過ごす
  • KR1
    • スパイダーマン観に行く
    • バンブルビー観る
  • KR2
    • 花火大会に行く

2019年4〜6月ふりかえり 〜個人OKR運用開始〜

Measure What Matters』を読み、習慣目標はObjectiveなきKey Resultsの羅列であることや、目標管理とC(対話)F(フィードバック)R(承認)はセットだと気づきました。集中して身につけるべきことを絞り、家庭の時間も大事にすることにしました。

2019年10〜12月の振り返りと2020年1〜3月の目標設定記事は近日投稿予定です。

個人OKRをはじめてよかったこと

まだ取り組み始めてから2四半期で改善の余地はあると思うものの、取り組み始めてよかったなぁと思うことは多いです。

  • 無限にある「やらないといけないと思っていたこと」から解放され、やるべきことに集中できるようになった
  • 基本的に何でもやる自分に「やらない」や「断る」ための基準が生まれた
  • 「これをやることで何を達成したいのか」を考えるようになった
  • 3ヶ月という単位が何かを試すのに短すぎず長すぎずちょうど良い
  • エンジニアとしての人生に進捗が生まれ始めた

1年単位でテーマを設定したり、より長期的なスパンでどうなって何を達成したいのかも考えておくと各四半期でOKRを決めるときの指針になりそうと感じています。企業のOKRも場当たり的に決めているわけではなく、ミッション、ビジョン、バリューがある上でその進捗や課題感に応じてつぎの3ヶ月の目標設定をするのが妥当なのと同じです。

ただ、それを考えあぐねて何も着手できないよりは3ヶ月単位でも明確な目標を定めて動くことが有益です。行動により長期的ビジョンがブラッシュアップされ、それを基につぎの目標が持て、長期的視野が育っていく場合もあるでしょう。

個人OKRのtips

個人でやる場合、企業でやるのと同じように制度的に強制され人の目がある中で取り組むわけではないので、多少工夫が必要に感じました。

OKR設定のベストプラクティス

まず、目標設定においてはSMARTの枠組みに従うとよさそうです。

  • Specific(達成したいことの具体性)
  • Measurable(指標の計測可能性)
  • Attainable(ゴールの実現可能性)
  • Relevant(自身との関連性)
  • Time-bound(期限)

基本的に会社のOKR設定のベストプラクティス的なものはそのまま使えばよいです。本や記事もたくさん出ていて、特に良いものを最後に紹介します。

ただ、きれいなOKRを作るのが目的ではありません。自分が実現したいことに近づくのが一番大事なのでまずはやってみるとよいでしょう。

フィードバックの効果を高めるための工夫

個人でやる場合、制度的にフィードバックが保証されるわけではないので、人の関心が集まるオープンな場へアウトプットするのが重要です。

  • 期限付きのアウトプットの場とKRをセットにする
    • 技術書典、登壇、アドベントカレンダー
  • プロポーザルが必要なカンファレンスに申し込む
    • 聴く人、聴く人を代表する審査員の関心が高ければ通るし、最初からテーマがはっきりして関心のある人が聴きに来るのでフィードバックの精度が高い
  • 会社のOKRに紐付ける
    • サポートやフィードバックが得られる可能性が高い

振り返る習慣をつける

四半期の頭に立てたOKRを見直すのは次の四半期の頭ではありません。日々見直して軌道修正しながら取り組むことで実効性が高まります。

  • 設定したOKRを毎日見る
    • 毎朝SlackのReminderに通知させるなど
  • KRに紐づくイベント単位で振り返りをアウトプットする
    • Oの達成に近づけたのかどうか
    • 関連性の高い別のKRの質も高められる
  • 日々の活動を記録し、OKR関連のものとそうでないものの比率を見る
    • 関連の薄いものは無くしたり効率化したりできないか
  • 四半期最初の土日に振り返りと次のOKRを考える時間を確保する

個人OKRをはじめる

いいタイミングなのであなたも2020年1月〜3月のOKRを決めてみませんか?

Microsoft Ignite The Tour 2019 Tokyoでも5分各自がOKRを考える時間を設けました。

あなたのOKR

  • Objective
  • Key Result 1
  • Key Result 2
  • Key Result 3

OKRを深める

このセクションではオススメの本や記事を紹介します。

Measure What Matters

  • ジョン・ドーア著、日本経済新聞社、2018年10月16日
  • OKRがIntel、Google、ゲイツ財団などでどのように活用され、どのような成果が挙がったのかに関するケーススタディが収められた本
  • OKRとそれを支えるCFR、文化などにも触れられたOKRを知るための決定版
  • 参考資料にグーグルのOKR実践マニュアルが掲載されており、チェックシート的に使うだけでも価値がある

OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

クリスティーナ・ウォドキー著、日経BP、2018年3月15日
OKRを採用して困難に立ち向かう架空のスタートアップの話の前半とOKRの設定と運営のノウハウが紹介された後半に分かれる
『Measure What Matters』よりコンパクトで、個人で取り組むときにはちょうどよい内容

OKRを設定する

  • Google re:Workの1つ
    • https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs
  • OKRの概要、導入、評価まで網羅的かつ簡潔にまとめられている
  • 超簡略版『Measure What Matters』
  • 設定・評価用のシート付き

OKR運用失敗の3つの理由

  • Coral Capital社
    • https://coralcap.co/2019/11/three-reasons-okrs-backfire
  • いざやってみると目標の高低などちょうどいいものを見つけるのは難しい
  • Objectiveに垣間見る自分や成し遂げたいことの意義

いいキャリアとは

  • 青田努(@AotaTsutomu)さん、いい感じにはたらくTips Advent Calendar 2019 1日目
    • https://note.com/aotatsutomu/n/n3d783f60403e
  • 主観の価値を、他人や社会は決めてくれません
  • もし何も成し遂げられなくても、あとでふりかえった時に「それでも良かった」と言えるような日々

まとめ

  • OKRはチャレンジングな目標設定と計測可能な指標から構成され、継続的パフォーマンス管理とセットで大きな成果達成を可能にする手法
  • 個人でやるにあたってはSMARTの原則などベストプラクティスに沿ってOKRを設定し、アウトプットの工夫などでフィードバックをもらえる状況を作り、継続的にふりかえる
  • 限りある時間の中で重要なことに集中し、公私共々大きな成果を挙げましょう!!